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バイクが紡ぐ彩り生活!

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どーにもちぐはぐ

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早川漁港にて

前回の続き。

 

最寄りの駅で勤務が可能となれば、仕事後、着替えてそのまま駅から電車に乗って本業へ向かえるわけで、始業ギリギリまで働くことが可能、電車がアクシデントで止まったりしてない限り遅刻もなし。

これ以上効率の良いことはない、と考えた。

 

7回目、駅に併設されているスーパーのお総菜コーナー。

間もなく直接電話をいただいたが、

「うちは定年が60歳なんですよね~」と言われ即終了。

やはり年齢はネックなんだ、と感じる。四十代や五十代前半の時だったら明らかに違うんだろう。

 

 

8回目、同カフェ的な店。

こうなったら予め応募先にこちらから連絡し、年齢的に雇用対象にしてもらえるのかどーかを聞いてから応募することにした。

応募から面接までの連絡がなかなか来なかったり、面接しても結果がいつまでも来なかったりと、いちいち時間がかかって困るのである。

実際、この時点で最初の応募からすでに時は1か月以上を経過していた。年明けに働き始めるつもりが、下手すると新年度からとかになり兼ねない。

さすがにそれでは遅すぎる。

 

で、カフェに連絡をすると、「別に年齢制限なんかしてませんが」と不機嫌そうに言われた。ただ「うちは交通費が出ないんですよね~」と付け加えられた。

交通費出ないのに最低賃金?む~ん・・・。

最寄りではない上に職場とは反対方向の駅のため、定期券が利用できん。

だがもうすぐ半年定期券が切れるころなので、更新の際にこの駅まで含めた定期券に変更してしまえば交通費が出なくてもそんなに痛くはないかもしれん。

それよりも利便性を優先すべきだろうか・・・。

 

などなどいろいろと考え応募したが、杞憂であった。

結局、先方からはなんの連絡もなかったのである。

 

まあ、ここまでやってると連絡ないのが普通だと思えるようになっていたから、もう同時にいくつも応募することにしていたので問題はない。

 

だが駅構内勤務プロジェクトは失敗に終わった。

それでも通勤時間はできるだけ短くてすむ場所に限定する方針はそのまま継続することに。

もう職種のえり好みとかしてられん。

 

にしても、こ、こんなに決まらないだなんて・・・。

 

 

9回目、パン製造工場。

すぐにいくつかの候補日から面接日程を決めてほしいとの連絡があった。

工場の入り口ではちゃんとセキュリティチェックがされていて面接に通された部屋もコロナ感染対策のアクリル板?の飛沫防止シールドが設置されていたりして、なんか今までで一番まともな感じがした。

 

実際、面接では簡単な一般常識テストと、紙皿に乗っている数種類の豆を、箸を使って1分間に別皿に何個移せるかという手先の器用さを測るような実施テストも行われた。

 

一般常識テストは簡単な加減乗除が中心で、最後の問題は「あいさつ」を漢字で書け、というものだった。担当者いわく「さすが、全部正解ですね」だそうだ。

まあ職業柄この程度のテストで間違えるわけにはいかんしね。

一方、豆移しのほうは個数的に標準レベルまで到達できたのかどーかはわからなかったが、数種類ある豆の中でつかみやすいものがあるのがわかってからはそれを中心に拾っていった。そしたら「途中で気づかれましたね」と言われたので、もしかしたら柔軟性とかも試されていたのかもしれない。

あとは体力面でだいじょうぶかと問われた。そこは実際久しぶりの肉体労働だから不安はあったが「だいじょぶです」と言うしかあるまい。

その後、具体的な仕事内容等もラップトップの動画で少し見せてもらったりして30分程度の面接は終わった。結果は担当者から週明けの午前10~12時の間に電話で直接知らせるとのことだった。

やっぱ、こ、これが普通だよね。それとも維水志の感覚がおかしいのかな。

総じてまともな感じがしたが、面接担当官が時間に遅れてきたのと、雇用保険や車通勤の場合の交通費の件で質問をしたのに明瞭な返答がもらえなかった点がちょっと引っかかった。

でも「あー、もうここで雇ってくんないかなぁ」と思って面接を後にしたのだった。

 

ダメだった場合も想定し、引き続き応募情報を見続ける。

そしたら他にそのパン工場よりも時給が高いのを見つけてしまった。

 

 

10回目、とある施設のまかない担当職。

 

で、パン工場の合否連絡のある時間、どーしようか迷いながら待っていた。

受かっちゃったらどーしよー。辞退しようか?

できれば不採用にしてもらえたらいーんだが、などと考えていたが、結局、指定の時間に連絡が来なかったのである。

 

「なんなんだ、どいつもこいつも一体・・・・」

 

まあでも半分受かんなくてよかった気分で、10回目の応募をポチった。

 

ところが指定の時間を1時間以上過ぎたころ、パン工場から連絡があって「採用です」とか言うのだった。

あのなー・・・。

もちろん丁寧に辞退させていただいた。指定時間に連絡がなかったので不採用だと確信し他のところに応募した旨を伝えて。

 

でも!だよ?初めての合格だったんじゃんかあ。

雇ってもらえることがわかっただけでも収穫だったと言える!

 

9回目のトライで、やっと・・・・。

 

 

で、まかない担当職の面接。

 

最寄りの駅のファストフード店で面接。

え?ここで?

隣の席の人と50センチも離れてなくて、話がまる聞こえなんですけど・・・。

近所の人とかいたらどーすんねん?いや、近所の人じゃなくても個人情報だだ漏れじゃんかあ。

だが四の五の言ってられない。聞かれたことははっきりと明確に答えなければ。

 

いろんな施設のまかない業務を担当するのが専門の業者だそうで、どーりで当の施設の名前と違う会社名だったわけだ。まあ普通そうだよね。

で、面接官の話では、この四月から、今まで入っていた業者の撤退に伴い新たに彼らが後を引き継いで参入するとのこと。それで新規に人も雇うため働き始めるのは4月からだという。

4月からかあ・・・。ってことは給料もらえんのは5月からってことになるが、それじゃあ遅すぎるんだよなあ・・・。

でも時給は最初に設定していた1200円以上なんだよなー。しかも安定して収入が得られそうだし、ここは是非とも受かりたい!

割と好感触っぽかったが、今までの経験上、そんなもんは当てにならない。

 

実際、数日後に担当者さんから連絡があり、不採用とのことだった。

なんでも業者が入れ替わるため、バイト従業員の入れ替えも多数あることが見込まれていたが、なんと、辞める人がほとんどいなくて雇用が発生しないんだとか。

そりゃそうだろうよ、時給があんだけいーんだし。何よりも業者が変わったって基本やること変わらんだろうし。撤退した業者がクソだった場合、従業員はむしろこの機会を喜んだんじゃね。

「もし今後空きがでたらその時はお願いするかもしれません」と担当者はおっしゃってくれたが、まあ結果は同じである。

 

不採用。

 

もうこうなると半ばやけくそになってしまうのだった。

 

 

11回目、病院の巡回バスの送迎運転手。

これ時間が短くて済むから、これとまた別のバイトを併用すればそれなりに稼げるとふんだ。

だが午前中だけの送迎だけやりゃいーのかと思っていたら、午後の送迎シフトもできる人じゃないとダメなんだそうである。

まあすぐに対応していただいて、ハッキリとそう言ってもらえてありがたい。

 

「はい!ダメ―。つぎ、つぎぃ!」

 

みたいな感じになっていた。

 

 

12回目、そしてこれが最後となる。

 

つづく。