アニメ・クロニクル 001
1996年4月放映 属性 カレント系
普通の女子高生が異世界へワープしてしまい、その世界を変えてしまうイベントに巻き込まれるという設定。
始まった当初はCGで描かれたと思われる大迫力のドラゴンが出てきたり、メカがいまいち主人公の思い通りにならない正体不明のだったりと引き込まれましたが、回を追うごとにロマンス系が中心になっていって男子のわたしとしては若干興味をそがれました。
とにかく鼻高々な美形キャラがいっぱい登場して「おいおい、本筋はどーなってんだよー・・・」と中だるみをかなり感じました。
そのせいか確か最後まで見なかったんじゃないかな・・・・。いや、見たな。
たぶん見たのだろうけど最終回の印象があまり残っていません。
「そんな程度の印象のものを記念すべき001に持ってくるんか?」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
それでもこの作品を取り上げる意義があるのです。
というのもこの作品は前年放映された「ふしぎ遊戯」の流れを汲んでると思うのですね(そのうち触れる予定ですが「ふしぎ遊戯」も実はこれと同じような世界観を持っています)。
女子視点が中心のいわゆる「逆ハーレム」系作品のさきがけではないかと思うのです。
95年に「新機動戦記ガンダムW」で男性声優の人気が盛り上がったりして「女子だってアニメを見るのよ」と女子のアニメファンが増えていくのもこの頃が顕著だったのではないかと思うのです。
もっとも78年に「機動戦士ガンダム」放映時点で、「シャア」のファンの多くが女性だったということもありますが、それまで女性視点中心のアニメといったら(女性というより女の子向けの)魔法少女ものか、92年から始まった「美少女戦士セーラームーン」ぐらいしかなかったんじゃないでしょうか。
98年の「ヴァイスクロイツ」なんかその集大成みたいな感じがするのです。
こうして作品の流れを憶測するのもまた楽しいもんです。
ちなみにこの作品では「坂本真綾」嬢が若干高校生で主役に抜擢されています。
おまけに主題歌まで歌っちゃってます。
これ、好きなんですよー。
なんか壮大な情景を彷彿とさせてくれる曲です。イントロがいーです。
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