残価設定ローン
つまりこういうことだ。
ニンジャ400Rで考えてみよう。メーカー希望小売価格は約65万だ。
泣き所屋のいう残価型は金利はゼロだ。一瞬聞こえはよろしい。
ところがどうだ?金利がない代わりに割引も一切ない。
そんなんありか?(自動車の場合は決してそんなことはない。割引あっての残価設定型ローンだ)
例えば3年で組んだとすると、その残価額は諸経費が加わっての約半分だから40万円ぐらいか。
それで3年経過したときのバイクの価値が40万円分残っている可能性はバイクだけに低いと言ってよい。転倒回数が多かったりしたら価値=ゼロの可能性まである。
たとえバイクの価値がなくなったとしても残った40万は払わねばならぬ。そのとき一括で払えないならそこでローンを再び組むことになるのだが、なんとそのときには通常の金利がかかるのだという。
これじゃ月々の支払いが少ない、という以外メリットは何もない。
否、これはメリットと言えるのだろうか?
「支払いが安い気がする」だけでトータル的に考えたらリスクが高い買い物になるのではないか。
例えて言うなら「喫煙」に似ている。
吸ったときだけは気分がいい。だが他にいいところはひとつも無くあとで被る痛みは甚大なものが多い。
そんなんだったら普通にローン組んだほうがまだましだ。
結論:オレはこの残価型を使う気にはなれない。
だからヤマハ正規ディーラーでも残価型ローンがあるらしいが、泣き所屋と同じ臭いがするので調べるのはやめた。いや、調べる気がうせた、のだろう。
というのも・・・。
そう!
なんと素晴らしい!
カワサキさん!
Ninja400R新発売につき!
スペシャルクレジット2.9%が利用できるのだ!
これは魅力的だ。この金利なら利息というより手数料と変わらないぐらいの額ではないか!
これならローンを組んだとしても純粋にバイクの値引き額だけで勝負ができるというものだ。
え?でも400ccって。
何考えてんだ?
オレにとって400はトラウマで・・・。セローは?ニンジャ250Rは?
うーん。
泣き所屋からのむなしい帰り道、そんなことを考えていたのだった。