タンデマー
とゆーわけで、自分が後ろに乗っけてもらうことになった。タンデマーだ。
ところでオレみたいな重いのが後ろに乗ってだいじょぶなんだろーか?
心配をよそに仲間がオフ車用のヘルメットとゴーグルで颯爽と登場。今はそれしかないらしい。
久しぶりにバイクに乗るということなのでちょっと一人で試し乗りをしてもらった。乗りやすい、と絶賛してもらった。
だいじょぶらしいのでいざ出発!と思ったらオレのメットのシールドがはずれちゃった。直し方がわかんないので彼になんとか直してもらったが、一人のときだったら大変だ。ちゃんと説明書を読んで一回は試しにやっておくべきなんだ、と思った。
で今度こそ出発だ!
まだ出勤時間でクルマや歩行者の数が多い中、狭い道を行く。とにかく横浜は新興住宅地を除くとこういう道が多い。区画整理をせずに家が乱立したからか入り組んでいて坂道がやたらに多い。バイクにとっちゃトリッキーでおもしろいのかもしれないがクルマで走るにやこれほど面倒な地域はないだろう。
自分で後ろに乗ってみるといろんなことがわかる。
まず位置取りが難しい。どの辺りに座るのが一番いーんだ?
ち○こが触れるぐらいくっついたらくっつきすぎだろうし気持ち悪いだろうし。
かといって離れすぎたら変速時やブレーキのたんびに前後に振られてしまうし。
なによりNinjaのシートは前後の段差が少ないんでメットがごっつんごっつんぶつかってしまう。頭をずらすのもどっち側にすらしゃいーのか?右だとミラーの視界の邪魔になりそうだから左か?それとも首を常に45度どちらかに向けてりゃいーのか?
片手は左右にあるNinjaのグラブバーのどちらかを握ればよくて、もう片方の手はライダーのお腹だ。
で、そのお腹にまわした手はどの程度力を入れてよいのかも分からずだ。だからグラブバーを握る手に一番力が入ってしまって気付いたら握力を使いすぎて疲れちゃってる。
むーん。こりゃマイハニーも相当大変だったろうなあ。ましてやオレのようなまだまだ初心者のライダーの後ろだ。
彼もツアラーの大型バイクだったらもっと楽だろう、と言っていた。確かにそうだ。
ただNinajaに関しては走り出してしまえばオレの重さを感じないぐらいトルクがある、と言っていた。
オレ自身マイハニーを乗っけてるときは出だしはそんなに重さを感じず、むしろ何回転かで加速をかけた時に重さを感じたものだ。
とにかくタンデマーとしても慣れるまでは結構大変なんだ、ということを悟った。かなり参考になった。
にしてもオレみたいに重いのを乗っけてしかも久々の運転でなんなく乗りこなしてしまうなんてさすがのバイク屋郎だ。そのうちすり抜けもやっちゃうし。まだ慣らしだからということで制約がありながらの運転であっても実にスムーズ!
気になったのは彼が減速するときにアクセルをブルンと開けることだ。これはクセなのかなあ?と思った。
後で自分でも真似してやってみたら理由がわかった!減速してアクセルをつなげる時にフーン!というショックがあるんだけど、これがなくなる!
そーかそれでブルンブル~ンってやるんだあ。いい勉強になった。
あと信号待ちのときなんか平気でクルマの前に出ちゃうのね。確かに横に並ばれるよりそっちの方がいーかも知れない。
いろいろ学べることが多くて楽しかった。こりゃツーリングに行きゃあもっといろいろ新しい発見があるんだろうなー。それよりついていくのが大変そうだ。
そんなこんなで副業地への往復をタンデムしたのだった。