Ninjaよ!私は帰ってきた!!

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博多へ

いよいよ最終目的地である博多へ。

ここ九重からは120キロぐらいだ。この旅行で一番長い移動距離になる。

だがほとんどが高速道路での移動となるのであまり遠くは感じない。なんたって数週間前に「どえりゃあ遠いでよ」で名古屋まで往復600キロも走ってんだ。

こっちで考えたら120キロなんてまだ静岡あたりだ。近い。

それでもクルマがマーチだけに高速道路をちゃんと走るかという不安はあった。でも別府への移動で高速走行でもちゃんと走るということが実証されたのでこちらも問題ない。

100キロでもエンジン音がうるさくなることもなく無理がない。さすがに120キロや上り坂を100キロで走ろうとすると大変だけれども普通に走るなら全然オッケーだ。1.2リッターともなると軽とは段違いなのだ。

おまけに山道もしっかり走ってくれる。ふわふわせず安定した足回りを持っている。

それにしてもこのマーチ、燃費がハンパなくよさげである。走行距離300キロを超えたあたりでようやくガソリンのメーターが半分に減ったか。タンクの容量は知らないが、おそらく40リットル程度だろうからものすごく経済的なのである。

おっと、マーチのインプレになってしまった。

とっても空いている道路だったが鳥栖ジャンクションに近づくにつれだんだんクルマも増え、そこを超えるととたんに混みだすのだった。

3車線全部が同じような速度で団子状態になっててとても走りにくい。マーチでは流れに乗って走ることはできず、真ん中車線でおとなしくしているしかなかった。つまんないのでそこからは時間が経つのが長かった。

それでもまわりは一気に都会の景色となり暫くぶりに現実に戻された感があった。

ようやく料金所を経て高速○号線を走り天神北で降りる。

とりあえずナビの目的地を単身ライダーさんに教えてもらったラーメン屋に設定したのだがまだ食べられる状態ではない。

よく考えてみたらそれ以外に博多にくる目的がなかったのだった。

中州に行ってもしょうがないしマイハニーは野球に興味がないんで福岡ドームを見学してもしょうがない。オレ自身も数十年前仲間が博多に単身赴任しているときに一度連れてってもらったことがあるし。

道路のわきにクルマを停めて考えているとマイハニーがブックオフに行きたいという。どーしてもハリーポッターの最終巻が読みたくて随分前から捜し求めているのだが、ちょうど映画の公開もあって古本屋になかなかおいてないのだった。横浜でもないくらいだった。

こっちでも別府でブックオフに立ち寄る機会があったがやはりなかった。

で、一番近いところで「天神駅前支店」というのがあったので、じゃあ観光ついでにそこへ行こう、ということになった。

となりのコインパーキングにマーチを停める。

ハリーポッターは三千円だけどたくさんおいてあったのでとりあえずの目的は達成できた。本をクルマに投げ込んで天神街を闊歩する。

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街はすっかりクリスマス色だ。

ブランド品を扱う店が立ち並んでいたりしてすっかり都会だ。ある通りまで来ると三越とかの百貨店がこれでもか、というぐらいズラリと並んでいるんだけどオフィス街みたいな通りにでた。

買い物が目的ではないので地下街があるみたいだから降りてみることに。

すると、これが驚くほど長い地下街なのだった。どこまでも果てしなく続いていてこれ以上進んだら戻れなくなってしまうのではないか?と思われるほど長いのだった。

買い物するにゃきっと飽きることはないだろう。しかし一体どこまで続いてるんだあ?

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外へ出ると暗くなり始めていた。天神駅のすぐ近くの広場。電飾がかなり鮮やか。

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地元の女子高生だろうか?スカートも長めだし素朴でいーね。

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街を歩いていて気付いたのがそのちゃりんこ文化である。

上記の写真ではちと見にくいが、なんだろう、車輪の小さいあれ。折りたたみ自転車みたいなやつ。

あれに乗っている人がものすごく目に付く。

しかもすんげー勢いで走ってくる。女子高生のカバンにぶち当てられて痛かった。歩道なのに気をつけないといけない。

でもあれってこぐのが結構大変なんじゃないのか。

いやいやおもしろい。確か高知を訪れたときだったか、そこでは皆すげーサドルを低くして乗っているのだった。そんなに低くすんのって小学生ぐらいじゃないのかと思えてかわいいのだった。

ちゃりんこの乗り方一つとっても文化の違いがあるなんて楽しい。

そうこうしているうちにラーメン用のすき間が胃の中にできつつあったのでそろそろ真の目的地に向かうことにした。