試乗ザ・アーカイブ~最終回・中編
そうして出てきたレガシィだがその第一印象は
で、でかい、
だった。
そーいや3ナンバーのクルマって運転したことはあるものの所有経験がないから慣れてない。
加えてワゴンだから余計に長く見える。
こりゃあ・・・ニブそう、にしか見えない。試乗車は黒だからいささかしまって見えるのだろうけど。
内装は「まあスバルにしちゃあがんばってんじゃん」ぐらいにしか思わなかった。
が、黒を基調としたいたってシンプルなものだけれど、それが返って洗練されて見えた。
で、中がとてつもなく広い!
特に後部座席はワゴンの特性を生かした申し分のないスペースを確保している。まあ自分で座ることはめったにないだろうが。
シートは電動だ。一番高い位置にすると視界がものすごいよろしい。
でかいんで慎重に公道へ出る。
ボクサーエンジンと呼ばれる水平対向型はどんな走りをするのか?
こんなに車体がでっかいからV6のようなトルクのあるエンジンじゃないと走んないかと思いきや意外とスムーズに発進した。
そう。予想外なことが多くてどんだけ自分って固定観念が強いのだろうとさえ思ったものだ。
2車線の広い道路に出たところでアクセルを踏み込んだ。
!
!!!!
おどれーた。
へ?
こんな車体でこんなに加速する?
スポーツモードとかインテリジェントぷーたらがどーのとか横でディーラーのおじにいちゃんが言ってたがこちとらそれどこじゃなかった。
だってあっという間に速度超過しちゃうんだもの、あぶねーあぶねー。
それが「S#モード」ってのに入れると暴力的になるのだという。
入れてみた。
あ、あぶない・・・・。これは。
すんげーぞ、こりゃ。よーし、そんじゃあ・・・。
カーブをはでに曲がる!
え?
ゴルフのときもびっくりこいたが今回はそれ以上だ。
そりゃそーだ。こんなに車体がでっかいんだぜ!?
それがまるで中型車を取り回しているかのような感覚だったからだ。
おいおい・・・。どーなってんだこりゃあ・・・。スバルさんよう。
で、このAWDって何だ?って聞いたら4駆だ、と半ば呆れた感じで教えてもらった。
つ、つまり昔で言う「フルタイム4駆」ってことなのね。
もう10数年前に4駆のクルマも何台か運転したことがあったが、あの発進するときのおもたーい感じがまるでなかったからわかんなかった。
そう。とにかく大きさに比例した重さを感じないんだわ。
なんか冷やかしに来たつもりだったのに当たりを引いてしまったのか、ものすごい魅力を感じてしまった。
だがワゴンって・・・。
考えてもしなかったし・・・。
でもまあ次の日インプレッサのAライン(オートマ)も運転させてくれるっていうから一応乗ってみてからまた考えよう。