防寒対策に悩みやがれ
「嵐にしやがれ」のタイトルをパクってみました。
かつて25年前に本気のバイク野郎になりきれなかった自分は冬にバイクに乗ろうなどとは決して思わなかった。
冬でも「寒い寒い」と言いながらバイクに乗り続ける友達を見て「なんでクルマがあんのにこんな寒い中わざわざバイクに乗る?」と正直思ったものだ。
そんなんだったからライダーとして冬を越すのはリターンして最初の冬を迎えた去年が初めてと言ってよい。
貧乏学生のころとは違って少ないなりに金がある。そしてウィンタージャケット、グローブ、ブーツを手に入れ「冬でも走れるぜ!」といきがった。
しかしそれは片道15分もかからない通勤使用のライディングでのことだった。その程度なら確かに問題なかった。
だが、1時間以上走るとなると話しは違う。
指先はかじかんでしまい、ひざ、足先、そしてその冷えから体が硬直してしまうのか、やたら肩がこって辛いのだった。
なので今年は何とか上記の難点を克服したいとあれこれ策を練っていた。
究極的には電熱ウェアなんだろうけどいかんせん高価で手が出ない。
また電源の取り方が商品により様々な中、自分としては充電式電池を持っているのでそれを有効利用したいのだが、たいていは専用の充電式バッテリーだったりして希望と合わない。携帯みたいにだんだん逐電量が落ちてったら買い替え、ってのは不経済だ。
それにせっかく去年一通り揃えた越冬グッズを1年で無駄にするのもなあ・・・。
そーして出した答えが最近はやりの「汗を熱に変換」してくれるアンダーウェア類である。
これらの商品説明に共通して書いてあった冷えてしまう原因の1つに「自分でかいた汗がそのまま冷えるから」というのがあった。
「そうなんだ!」と思わずゲンコツをパーの手のひらで打つポーズをとってしまった。
ならこれをアウターの下に着ればいーんだ。
それで解決できるのなら一番よいではないか。ああ、よいではないか。
さあて、じゃあどれにすっかな。
いろいろ調べると、各社ヒートジェネレーターだのサーモうんちゃらだのと呼び名は違うものの、どれも「汗を熱に変換する」って部分は共通に謳っていた。
バイクグッズだけに限らないとさらに種類が増えてしまい、いよいよわかんなくなってきた。
値段もピンきりなので、最初はユニクロやスポーツ用品店とかで売ってるむっちゃ安いので試してみようか、とか、いーや、安物買いの銭失いになってはいけない、最初っからどーんといいのを買ってしまえ、いやいや、それで失敗したらどないすんねん、取り返しがつかんぞい・・・とか結局また考えがまとまらなくなっていくだけなのだった。
そんなどうどう巡りをしていたある日、マイハニーが「こんなのもあるよ」と見つけてきたのがあった。
それがまた予想もつかないところから出てきた商品なのだった。
HPの説明を見てみると、他の商品と比べてなんともよさそうなのである。
ネットで値段を調べてみてもどこも割引がないのでネットで買うメリットがない。ならば、その専門店が入っている百貨店を探し直接観に行って実物を見、説明を聞いて考えてみようということになった。
その店は意外と近い茅ヶ崎にあるのだった。
いざ出陣!
と、ここで・・・
「ひっぱり野郎が現れた」
あれ?
つづく・・・。
↑「でたー!得意のひっぱり攻撃!」「男なら革ジャンの下にランニングシャツ1枚で乗れ」などなど、いろいろと思われたかたは、是非押してくだされ~(ノ^∇^)ノ