中華街 景徳鎮
5時半過ぎに始まったスタレビのコンサートが終わったのが9時半前。
お昼にイタリアンを豪快に食べるつもりが立ち食いそばになってしまったから、夜は少しいいものを食べたいと思った。
ここでレストラン選びに失敗したらふんだりけったりになってしまうのではずすわけにはいかない。
だから以前に2回来たことのあるとってもおいしいお店にした。
中華街の「景徳鎮」である。
もうテレビで何度も紹介されている本格四川料理の有名なお店だ。
テレビで放映された店が必ずしもおいしいとは限らない。が、ここは今まで食べた料理はどれも「おー、これはまさに中華の中の中華ではないか!」と思わせてくれるものばかりだった。
具体的に言うと「やっぱこの味はそこいらの店じゃ出せないんだろうねー」と感じるのだ。
特にそのマーボー豆腐は激辛なことで評判である。
我々も例に漏れず初めて来たときにはこれを注文した。
しかしやめておくべきだった。
辛い。辛過ぎる・・・。
いや、まずいんじゃない。山椒の風味やその他いろんな旨みがつまってて食欲をそそるんだけど、舌が麻痺しちゃって何食べてんだかわかんなくなっちゃうんだわ。
いま思えば、もっと豆腐をぐちゃぐちゃに混ぜてご飯を多めにかっこんで食べれば少しは辛さがやわらいだかもしれない。
でもそれじゃあ他の料理が楽しめないので本末転倒だから2回目以降は「普通の辛さ」のを注文することにした。
まもなく10時だったからやってるかどうかが心配だったがだいじょぶだった。
ここは本館と新館がわりと近い場所にあるが、今回、初めて新館を訪れた。
1階はこんな時間でも満杯で2階に通された。
それでもさすがに中華で、待たされること無くすぐに料理が運ばれてきた。
トウミョウとニンニクの炒め物。すんごいこんもりと盛られてきたが、おいしいし野菜なのでペロッと平らげた。
ショウロンポウ。下に張り付いているので気をつけて取らないとせっかくの肉汁がこぼれてしまうから注意が必要。
普通の辛さの麻婆豆腐。これが白いご飯との相性が抜群なのだわ。そしてこの辛さならいろんな風味が感じられるのでさらにおいしい。
XOジャンのなんちゃらチャーハン。これは他で食べたことのない味。干し貝柱なんかが入っていて美味。
黒酢のスブタ。野菜より肉が多いってのがすごい。肉はもちろんおいしいが実は野菜がうまい。
油通しの後、超強い火力で一気に仕上げるからこうなるのか、生じゃないのにしゃきしゃきしていて甘みがある。できれば玉ねぎ1個分ぐらい使って欲しいところだ。
いやいや今回もおいしくいただけてよかった。
ホントのことを言うと中華街ってあんまり好きではない。店員の対応はまあ文化の違いでしょーがないとしても分煙でないのがどーにも我慢ならない。
前者に関してはこの店はいいほうの部類に入るだろうからまだいい。だから後者に出くわさないことを祈るだけだったがダメだった。
だがそれを我慢しても来る価値のある料理店だと思う。
さて、ドタバタだったが終わりよければすべてよし、で、なかなかのクリスマスイブだった。
↑「辛いのなら任せろ。挑戦しようではないか」「おそらく中華街の辞書に分煙という概念はないだろう」などなど、いろいろと思われたかたは、是非押してくだされ~(ノ^∇^)ノ