試乗あらし 一之章 ウィリーに注意
※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。
ストリーーーーーーート、とりぷるぅ~っ、とりぷるぅ~っ、とりぷるぅ~っ
さて、前回「試乗あらし」宣言をしたので、早速このGW最終日に実行してまいりました。
試乗初回はなんと、
トライアン(^|0|^)フーーーーーっ!
前回「3気筒に興味がある」と記した通り、気になっていたので行くつもりでいたのだが、まさかいきなり今日になろうとは・・・。
今日は母ちゃんの用事で横浜に朝早く出向く用事があった。その用件は午前10時過ぎぐらいに済むものの、そこから午後3時に仕事を終える母ちゃんを迎えに行きさらにまた別の用事を済まさなければならなかった。
つまり約5時間の空白ができてしまう。
かといって一度帰宅する気にはなれない。なんたって横浜→小田原→横浜だからね。
で、前の晩に考えたのが、
「そうだ!4時間ぐらいバイクをレンタルをしよう!」
だった。
ネットで調べると、用件を済ませる場所の近辺に数件レンタルバイク店があった。
だが、乗りたいバイクは4時間で1万3千円ぐらいするのだった。しかもその間クルマを預かってくれそうもないのでさらに駐車料金がかかる。
それはNGだ。
で、思いついたのが「試乗」だったのである。
これなら空白の時間が暇つぶしどころか貴重な体験の時間となり、有効に過ごせることになろう。
5時間空いているとは言っても移動の時間があるので使えるのは正味3時間ぐらいと概算し、ホンダドリ~ム式に近所を数キロ走らせてくれる試乗が都合がいいとふんだ。
そして将来レンタルバイクで借りる予定のない車種・・・・、と絞っていって行き着いたのが
トライアンフである。
ただし、当日飛び込みで乗せてくれるかどうかが問題だったが、HPには「お気軽に・・・・」と書いてあったので電話番号と住所だけ控えておいた。
それで今日だ。
朝7時過ぎにレガシィにメット、グローブとサマージャケットを積んで出発。
午前の用事の途中に隙をみて10時過ぎにトライアンフに電話を入れると気持ちよく試乗を承諾してくれたのだった。
やたーーーーっ(=⌒▽⌒=)
「で、何にお乗りなりたいですか?本日ですと・・・・・・が、お乗りになれます」と電話の向こう。
「えっと・・・。アメリカンタイプじゃない3気筒のバイクでお願いします」
実は予習不足で、一応名前は覚えがあるもののどれがどれだが認識できていないのだった。
やべ、こいつ実は興味ないな、そして買う気ないな、と思われたかもしれない。
いやいや・・・。
前回、宣言したとおり、本人はまじめに大型バイクの特徴を探求しようとしているのである。
乗り味次第でトライアンフが将来の相棒になるやもしれないのだ。
予定通り10時半には上星川の用事を済ませ、はやる気持ちを抑えてトライアンフのディーラーへ。
トライアンフのある港北エリアへナビをセットするとそこから7キロぐらいなのだった。日産スタジアムの先である。
間もなくディーラーが見えてきた。
小規模な店舗だ。
バイクが店頭に並んでいる。
きたきたあーーーーっ!
で、挨拶をするなり「何にお乗りになりますか?」
というので「まず最初に説明を・・・」と3気筒エンジンの特徴についていろいろと解説してもらったのだった。
要約すると
2気筒と4気筒の間なのでそれぞれのよい特徴を兼ね備えている。具体的に言うと、どのギアからでも加速するほどのトルクがある。たとえば4速で20キロ以下からでも加速するのだという。
「まあ説明するより実際に乗っていただければわかります」
ということだった。
それで車種の違いだが、
ストリートトリプルとスピードトリプルの違いは単純にそれぞれ675ccと1050ccの排気量の違いだという。
タイガー800とタイガー800XCは、前者がオンロード寄りで後者はオフロードも楽しめる設定でエンジンは同じなのだという。
それって今度出たホンダのNC700Xと700Sの違いもそんなんだったと思い出した。
案の定タイガー800XCのほうがシート高が高いのだった。
もちろんデイトナがSSで、スプリントGTはツアラーであることは認識していた。
その後、試乗のコースをパソコンの画面を見ながらわかりやすく教えてくれた。
ホンダドリ~ムでは店員が先導するバイクの後を付いていったのだが、ここでは一人で自由に走らせてくれるのだ。
それでワインディングがあるところや加速を試せるところ、また混みやすいところなど、一通り試せるような道路状況を持っている理想的なコースなのだった。
そして、
「どれからお乗りになりますか?」
と、嬉しい一言が・・・
「え?『どれから』ということは・・・・いくつか乗せてもらえるんですか?(じゃあ全部)」
と、最後の括弧内のセリフはさすがにこの維水志でも気が引けて言えなかった。
で、「実はまだ大型バイクで公道を走ったことがないんで、最初は乗りやすいやつからお願いします」と珍しく謙虚なことを言ってしまった。
「じゃあ・・・」
と言って出てきたのが・・・・
ストリーーーーーーート、とりぷるぅ~っ、とりぷるぅ~っ、とりぷるぅ~っ
(すんませんm(-_-)m 携帯画像です)
ちなみにこんな感じです。これは一つ上のRがつくグレードです。
ディーラーの人がエンジンをかけると、ブイブイ・・といった今まで聞いたことがないサウンドが響いてきた。
おおーーー。
3気筒なのか?3気筒なんだな!
大型なのか?大型なんだな!
またがるとNinja400Rより軽く感じたので聞くと190キロぐらいしかないのだという。
足つきもおんなじぐらいなので大型バイクのような気がしなかった。
ちょーっと緊張したけど、店舗が割と交通量の少ない二車線道路に面しているので比較的楽に発進することができた。
!!!
こ、これはつまりCB750より排気量は下なわけだよな・・・。
ち、ちから強い・・・
ディーラーの人の言うとおりすごいトルクがある。
走り出してすぐわかったのが確かにどのギアで走ったらいーのかよくわかんない。ずーっと3速のままでいーんじゃないか?と思えたのだった。
やがて軽いワインディングになるが、さすがにここでぶっ飛ばすほどの勇気はない。軽やかに走る。
うむ。こりゃ山道を走ったら相当楽しいぞ、と思えた。
そして長い直線に入った。お店の人が「ここでは加速を試していただけるとよろしいかと・・・」と確かそう言ってた。
信号待ちでクルマの前へ出る。
ここまで乗って、もちろんトルクに違いはあれど、なーんか影丸に乗ってるのと大差ないような感覚になっていた。
それで、「よ~し、加速すんぞ~!」と、信号が青になったとたん、影丸でスタートダッシュする感覚でクラッチをパンッ!とつないだ。
!!!???
ぜ、前輪が浮いとるやんけーーーーーっ
Σ( ̄ロ ̄lll)ΣΣ┏(_□_:)┓iii
あわててスロットルを戻す。
が、速度もあっという間に80キロ越えになっている!
速度を落として何事もなかったかのように左車線を走るが・・・・
ちょ、ちょー怖かったんですけど・・・・。
いかん。
これはいかん。
よかったあ・・・・。
ひっくり返らなくて・・・・。
み、皆さん、中型から大型に乗る皆さん、
侮ってはいけません・・・。
き、危険です。
つづく。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
「忠告はありがたいが、試乗車でウィリーするやつはいないからだいじょぶだ」「3気筒を体験してみたい」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o