試乗あらし 二之章 スピードトリプル
※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。
ウィリー以降、怖くてアクセルをあまり開けられなくなってしまい、それ以上の加速性能を試せないまま一台目の試乗の終わりが近づいてきた。
それでも400では味わえないスピード感を体感できたのは言うまでもない。
間もなく店舗が見えてきた。
すると、次の一台がもう用意されていた。
スピーーーーーーード、とりぷるぅ~っ、とりぷるぅ~っ、とりぷるぅ~っ
である。
携帯画像。
要するにこれは今乗ったやつの親分的存在で排気量は1050ccだ。
1050!?
う・・・・。
い、いきなりリッター越えですか・・・。
こ、心の準備が・・・・・。
しかもいまウィリーしたばかりですし・・・・。
と、だいぶひるんでいるので、一台目の感想を述べたりしてちょっと間をおこうとした。
だが、待っていたのは担当してくれたディーラーではなく別の店員で
「どうぞ」
と手を差し伸べていただいているので間髪を入れずに乗り換えざるを得なかった。
シート高が気になるので一応それだけは聞いたりして悪あがきをした。
ストリートトリプルより若干(2センチ)高いそうだ。
またがる。
う・・・。
675ccとは違い、やはり重厚な感じがする。
さらにメーター内のランプが点灯しているので「これ、なんですか?」とさらにぐずぐずする。
ABSのランプだそうだ。ってことはこちらはABS付きなのだ。
えーーーいっ!とばかりに思い切って出る。
????
お、重い。アクセルが。
3速まで入れるが、なんかまだ2速ぐらいで走ってる感じがするのだった。
やがて細い道に入ると前がクリアになったのでスピードを上げようとするが相変わらずおもーい感じでアクセルが開けられない。
しょーがないんで、加速がダメなら停止を試そうとABSを体感しようとするのだが、こちらも躊躇してしまい思い切りブレーキングができずに中途ハンパになってしまった。
結果、よくわからないのだった。
そして加速を試す直線コースに入った。
さっきのウィリーを反省し控えめにアクセルを回すのだが、それでも体が引っ張られる感じがすごい!
それでいてまだ力を全然余しているのだった。
普通に加速したつもりでチラッとメーター見たら90超えてたような気がしたがたぶん気のせいだろう。
・・・・・。
冷静に考えると1気筒あたりの排気量が350ってことは、それだけでVTRより排気量が大きいのである。
こりゃバイクはリッター以上は必要ないんでねーか?
ちょっとそう思った。
だが、それは下道を走っているだけならそう思うのだろう。
先ほどのストリートトリプルとの違いは正にそこにあると思えた。
ディーラーさんいわく、「ストリートトリプルなら近くのコンビニまで行っちゃおう、と思えます」
ホントにそうだと思う。
そして、こちらスピードトリプルは高速走行をしてはじめて実力の一部が垣間見えるバイクなんじゃないかと・・・。
きっと本当の良さは高速道路に乗って遠出でもしないとわからないのかもしれない。
だとするならばカウルもないし、位置づけが中途ハンパな気がしてならなかった。
そして店舗に戻るとさらに次の一台が・・・・。
う、嬉しいが、ちょっと間が欲しい・・・・。
よかった、今回は担当のディーラーさんの姿が見える。
次のバイクは・・・・・?
つづく。
あとがき:
2台のトリプルを試乗してわかったのはとにかくトルクがすごい、ということ。
確かに低速からの立ち上がりがすごいがすこしガチャガチャしたイメージがあるのだった。そして振動も少なからずある。
それで姿勢は少し前に体重がかかる感じだった。CBなどのネイキドと比べてハンドルが低いからかもしれない。
試乗のインプレだけでこの2台からなら前者を選ぶだろうなあ・・・。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
「3台も乗らしてもらえるなんて!」「1050で驚いていたらツアラー系には乗れないぞ」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o