さらば、レガシィ
一体、レガシィは売れるのだろうか?
期待していた巨漢が値段も提示せずに撤退してしまったため、先に来た2社から選ばざるを得なくなってしまった。
こうなるなら、車を買う振りをしてでも巨漢に値段を言わせるべきだった。
そうかと言ってウソはつきたくない。このあたりがまだまだ維水志も甘い。
一方、ちーっす!からは土曜の夜にも電話があった。こちらはどうしても維水志を巨漢と接触させたくない臭いがぷんぷんしていた。そんなに怖いか、巨漢が。まるで話しになんなかったぞ。
おそらくこの電話は巨漢接触前に決着をつけるため、前回の金額よりさらに高い値段を提示するためと思われたのだが、仕事中だったため話しを聞く前に電話を切らざるを得なかったのだ。
うーむ。
機を逸してしまったか・・・・。この状況でこちらからは電話をかけられない。足元を見られるだけである。
待つしかない。
まあいずれにせよ、他にも策があるかもしれない。
そうだ、新車を購入するならどうだろう?
世間体があるから大きな声で「値引き40万です!」などとは言えないだろうけど、下取車に上乗せする形なら目立たない。どうしても車を売りたい場合は結構がんばってくれるんじゃないだろうか?
(実はレガシィがそうだった。くそボロのワゴンRの下取り価格があり得ないほどすごかった。
そしてあとで自動車税を払うときに知ったのだが、その後、そのワゴンRは廃車処理されていた。
もしかしたら自動車税が払われるのを待っていたのかもしれないが、一度廃車にしてからまた登録なんてできるのかな?だとすると、あのワゴンRはスバルにとってはゴミでしかなかったということである。
その上、レガシィ自体の割引もすごかった。さらに遠慮せずにズケズケ言ってETCやらなにやら、いろいろつけてもらったが、今考えると無茶苦茶だったような気がする。
よく売ってくれたなあ・・・。
ま、3月の決算期ってこともあったからね)
そこで巨漢を撃退後、午後3時過ぎから新車のディーラーを巡ることにしたのだった。
つまりその日は、
午前中:中古車屋3件 → 午後一番:巨漢と商談 → 午後二番:新車ディーラー2件
という、さすが激動の3日間の真ん中に当たる日と言えよう。
新車のディーラーを2件巡り、やはり新車の下取りでも希望の値段にはほど遠いことを知った。
意気消沈して帰途に付いた。
が、半ば、諦めかけていたそのとき!
ちーっす!から「ちーっす!」と電話がきた。
「待ってました!」と思ったが冷静に対処。
「買って欲しい」オーラを出さないような口調で交渉し、希望価格にちょっと足りなかったが、それに近い売値を出させることに成功。
おそらくここが限界と見て、売却を決断。そのまま契約に至った。
その電話では2日後に取りに来る、と言ってた30分後ぐらいだろうか?再び「ちーっす!」と電話があり、できるなら本日9時ぐらいに車を持って行きたい、という。
まじか?あと1時間ちょっとしかないじゃんか、しかもガソリンがまだ半分以上残っているし!
そこで「ガソリン代五千円分査定を上げてくれるならいいよ」とゴネたが無理っぽかった。
まあ、あんまり長引かせたくもないんで条件をのんだ。
一方、話しが急展開しまくるのでマイハニーはあたふたしていた。
それでも最後にレガシィを運転したい、というので最後のお別れをしに、プチドライブに出かけることにした。
そして午後9時、レガシィを持っていかれることとあいなった。
でも、その前に・・・・
記念撮影をば。
薄暮の中、マイハニーが最後の写真を撮ってくれた。
レガシィ。いいクルマでした。お世話になりました。
この厚みのある後姿が迫力あってなかなか好きだった。
もっさりした感じとは裏腹に熱い走りがたまらなかったなあ。
最終的な走行距離。
さらば。
レガシィ。
きみの走りを生かせるオーナーに買ってもらうことを望む。
マフラー換えてもらったりタワーバーを装着してもらったりして足回りを強化してもらえるといいね。
Good bye!
こうして激動の3日間の二日目は幕を閉じたのである。
翌日は仕事前に義母さんのクルマを借りて次の車を探しに出かけるのであった。
クイズに答えてくださった方々、飽きずに正解をお待ちくださり、ありがとうございます。
正解:ちーっす!
でした。
kazuさん、正解。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
「ちーっす!は巨漢より高く買ってくれるんだー」「次のクルマは・・・?まーたひっぱる気だな」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o