外伝4 下道300キロに挑戦
どたばたの朝を経てキャンプ場を後にし、道の駅つちゆで少し休憩したあと、倶楽部はスカイラインへ向けて出発した。
前回、仙台弾丸ツアーで来たのとは逆のコースを走ることになった。新鮮だ。
ヨコからのスリーショット。
隊長は日が暮れる前になんとしても帰らないといけないらしいので、浄土平で昼食を取り、そのまま下って福島西インターで解散する、というのが二日目の予定である。
浄土平。前回は平日の朝6時過ぎだったのでレストハウスも開いてないし人もまばらだったが、今日は一転、ものすごい人だった。
レストハウスでいただいたソースかつどんセット900円。うーむ。残念だがご飯がべちょべちょでおいしくなかった。前回、野口英世記念館近くで食べたのはすごくおいしかったが・・・。
そして維水志、ここで積載のレイアウトを変えることにした。
タテ積みから
ヨコ積みへ。
というのもバッグの中身の配置を行きのときと変えたら、椅子が背中に突き当たってきて痛い。キケンだ。
中身を往路のときと同じ配置にしようと思ったが、みんなが横置きはどうなの?と勧めてくれたのでやってみることにした。
当初、ドラムバッグは長いので横置きは無理だと思ったが、皆さんの荷物を見ると行けそうな気がした。
実際やってみるとハンドル幅よりは短いのでだいじょぶそうである。そして端っこに重いものが入っているわけでもないからバランスが悪くなることもなさそうだった。
残念ながら腰当機能はなくなってしまったがシートが広く使えるようになった。
おかげでポジション変更が可能になりライディングはしやすくなった。
上に乗せるシートバッグは横置きになってしまったが別に問題ない。
次回は単身さんみたいにこれにバックパックをしょわせてみるのもいいかもしれない。
真ん中のが単身さんのレイアウト。ほら、荷物が荷物をしょっているでしょ?
見事にオーガナイズされていて安定感もある。さすがだな~。
帰りは単身ライダーさんが動画撮影をするため、維水志、隊長、単身さんの順で走行することに。
隊長はいきなり真ん中にされて何か意図があるんじゃないかとかんぐっていたが、正解は「動画撮影するから」が理由ですよ。
浄土平の美しい風景はこちら↓↓↓
http://japarider.blog57.fc2.com/blog-entry-334.html
前回は曇っていたうぐいす谷で休憩。左、kazuさん、右、単身ライダーさん。
今回、バイクのスリーショットはたくさん撮ったが、人は3人並んで撮ることはなかった。
この後、一気に山を下る。
福島西インター近くのコンビニで最後の休憩を取り、最後は単身さんに見送られる形になった。
なんか前回と比べるとあっけないお別れになってしまったのだが、たぶんまた近いうちに会える気がするからだろう、これでいい。
間もなく福島西インターだ。
単身さんがスマホで調べてくれた情報によると、予算2,500円で行けるのは西那須野塩原ICまでである。
そこから先は下道で行くしかない。
高速に乗る前、隊長が「自分のペースで。お気をつけて」と声をかけてくださった。
だが、たぶんSA、PAでまた合流することになるだろう。
1回目休憩:福島松川PA
乗ってから10キロ。すぐに休憩。間もなくkazuさんがやってくる。
2回目休憩:安積(あさか)PA
福島松川の次の安達太良SAをスルーして40キロちょっとがんばる。なんか・・・疲れが・・・。
下道をどう帰るか地図で確認中、kazuさんが10分ほどで合流。健康ドリンクをおごってもらう。
3回目休憩:那須高原SA
気合の45キロで最後の高速休憩。ここではじっくりと休憩を取る。缶コーヒーを買ってkazuさんを待つ。
おそらくここが最後になるだろう。
しかしまあ、どこで休むとかお互いに言ってないのによくこうして顔を合わせることができたものだ。
あ・うんの呼吸ってやつかな。
「宇都宮で餃子でも食べますか」と冗談話しまでしたが、ここでおざなりのお別れとなってしまった。
先に発つ隊長。お気をつけて・・・。
ここで維水志、暑さにやられてベンチに横になりうとうととする。
起きて交通情報に耳をやると、雲行きが怪しくなってきた。
渋滞だ。
高速道路で渋滞・・・「宇都宮に向けて断続的にうん十キロ」と言っている。
むーん。降りるのは西那須野塩原だが、巻き込まれないうちに降りれるかな・・・。
4時50分。意を決してSAを出発。
ところが10キロもしないうちに渋滞が・・・。
西那須野塩原ICまで12キロの標識。
うー。10キロ以上の渋滞かよ~。
路肩を走るわけにはいかん。捕まっちゃう。
ならば必殺のすり抜けを使うしかあるまい。
だがこれがもの凄い神経を使うのだった。
急激に車線変更をされたらアウトである。
車間が空いた車があるときは特に注意が必要だ。
Ninjaの両目を開けて車両を目立たせる。
慎重に慎重を重ねて走る。両脇に常に目を払う。
また、後ろから速いバイクが来たら道を譲らないといけない。たまにミラーも覗き込む。
やがて黒磯PAから大型バイクが出てきた。すり抜けするかと思って暫く後ろを走るがその気配がないので横から抜かす。
すると、あろうことか、この野郎が後ろを追ってきた。
う、うざい。
すり抜けは後からついてくるほうが楽に決まっている。
人のふんどしで相撲を取るようなやつに道を譲る気はない。ってか汚ねーし。
構わず自分のペースで走ったが、大事な神経を多少なりとも費やされたのは否めない。
くそー・・。また大型バイクに走行の邪魔をされるとは・・・。
やがて出口が見えてきた!
無事に渋滞をすり抜けることができた。うざうざ大型バイクはそのまままっすぐ消えて行った。
やたあ!
けど・・・。
し、神経が磨り減った・・・。
結局、100キロぐらいしか稼げなかったのか。こ、ここからまだあと300キロ近くあるんか・・・。
kazuさん、渋滞のど真ん中だろうか?それとも高速を降りた?
つづく。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
「その日のうちに帰れるんか?」「人のふんどしで・・・その大型、せこー!」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o