絶対的優位に立ちながら追われちゃう心理の謎
午前中に維水志ローダー8の補強部品を加工し装着もした。
その他、長旅に備えてデジカメの電池が充電できるようにとDC/ACインバーターなるものを購入したから、そいつの設置場所も考えたりした。
が、午後からは雨。
こうなると今日の楽しみは開幕したばかりのプロ野球。
昨日は読売に惜敗した我がベイスターズだが、今日こそは・・・と、ビデオ録画を予約してから仕事に出かけた。
結果を見ずに帰宅してからじっくりと楽しんで観るのだ。
今日は新戦力、元読売の高橋尚成の先発。
読売んときゃ大嫌いだったが、仲間になったからには応援したい。
前半、打線がようやく機能し始め5回の表裏を終了し、ベイスターズが5点をリード。
普通、この時点でほぼ勝ちが予測できる。
尚成のピッチングもじっくり観たし、ここは7回ぐらいまで早送りやあ!とビデオを進めると・・・
あれ?外人がホームラン打った。
あれれ?村田も打ったぞ。
げ。ロペスまで・・・・。
あっという間に2点差。で、ピッチャー交代。
しかも替わったピッチャーがノーアウト満塁のピンチを招く。
あわわ・・・。
怖くて観れないんで早送り。
どーにかそのピンチを乗り切ったようだ。
ふー。あぶねえ、あぶねえ。
が、その裏、すぐに取られた3点を取り返す。
すげーな。今年はやっぱ違うぞ。
6回を終わって8対3かあ。
こりゃ今日は勝ったな。
9回表でも観るか。
と、9回表まで再び早送りをしようとした。
が、8回表の読売の攻撃のとき、これまた新戦力のドラフト2位のピッチャーが出てきたんで吟味しようと思って早送りを止めた。
悪夢が始まった。
1イニング10点を献上し、まさかの逆転負けである。
ねぇ・・・。
あと2イニングで5点リードしてんだよね。
しかも3連続ホームランを打たれて普通だったら完全に流れが変わっちまうすぐその裏に3点差を跳ね返したよね。
長い間野球を観てきたが、あり得ない、と思うんだ、こんなの。
これは相手が強い、ということだけではないと思う。
要するに「自滅」が最大の原因と言えるわけだ。
だがなぜ自滅するのだ?
絶対的に優位に立ちながら、心理的に追い込まれて自滅しているのだ。
日本人のスポーツを見ていると、こーゆーのが非常に多い気がする。
古い話しになるが、サッカーのドーハの悲劇もそう。もう勝利を手にしているも同然のとき、だった。
テニスなんか軒並みその傾向が強く表れる試合を何度も観た。が、欧米人は違う。絶体絶命のマッチポイントを相手に握られながら、ミラクルショットを何回も連発してそれを乗り切ってしまう。
ソチ五輪でも普段の力を出し切れない選手が多かったような・・・。
昨日のベイスターズはまさにそれを証明した形になった。
おそらく欧米人思考ならば、5点差あればその絶対的な優位さも相まって新人だろうが普段以上の実力を出して簡単に3人で片づけるだろう。
それが違う。
「5点差あれば」が逆に「5点差もあるのにひっくり返されたらどうしよう?」になっちゃうんだ。
そしてひとり相撲が始まる。押し出しなんて、ひとりで野球やっている以外の何があるのよ。
日本人の心理ってのは厄介なものだねえ。
そりゃ、みんながみんなそんなんじゃないだろうけども、ベイスターズはそういう選手が集まってんのは間違いない。
敵将の原監督は「奇跡のようなもの」とコメントしたらしいが、ほんとにそうだと思う。
いわば相手が味方になっている状態。それは八百長でもない限り、まさに奇跡。
初戦の1対2の惜敗はすごい悔しかったけど、なぜだろう?昨日の大逆転負けは「ああ、やっぱそうか」と不思議とイライラしなかった。
逆によかったんじゃないか。ベイスターズ。
嫌なもんを全部見てしまった感じで。
それでも応援するよ。俺はファンだからね。
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