どうやら役者が揃ったらしいじゃん

土地が決まったもんで、気持ちは間取りへと向いていくのだった。

家づくりのことなら何でもスーモ。

それで本屋でおもむろに「SUUMO 注文住宅 神奈川で建てる」という本を手にとった。

実は家づくりを始めて以来、この本を買うのはこれで2回目になるのだ。新号が出たからね。

維水志のハウスメーカー選び情報はだいたいここから拾ってくるものが多いのだ。

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そんなある日、電車の中でその雑誌をパラパラめくっていると、「予算別お住まい拝見レポート」の維水志予算で買える価格帯の頁中に見覚えのあるハウスメーカーの名前が載っていた。

家の規模も同じくらいだ。

「へー。工務店じゃなくてもこの予算で行けるんだ・・・・」

「ユニバさーるホーム」である。

1年ほど前にここの展示場を訪れた時に、ダイニングが高床式の掘りごたつになっていたり、屋上を利用して菜園ができるようになってたり、なんかこう、いろいろとユニークな工夫がされていて「ちょっといいな」と思った覚えがあるのだ。

それでその高床式掘りごたつダイニングを今回、家でも取り入れたいと思っているのだが、マイハニーは実物を見たことがない。

口で説明するより実物を見てもらったほうがいいので1年以上ぶりに展示場を訪れることにした。

それに「高い」という理由でハウスメーカーは諦めていたが、ここが本当に維水志予算内でやってくれるのなら、ついでにプランを立ててもらうのもいいだろう。

それで本厚木の展示場へ日曜日に出かけた。

行ってみると、なんか以前と雰囲気が違う。

聞いてみたら、やはり数か月前にモデルハウスを建て替えたのだそうだ。

あ・・・。気に入ってた設備が・・・・。意味なしだ。

しょーがないんで商談に入ることにした。

1年前は設備が気に入っただけだったのでここがウリにしている地熱システム等にあんまり興味が持てなかったが、1階全部に床暖房が敷いてあり、トイレや脱衣所のタイル床まで暖かくなっているのはとても魅力的に思えた。

1階全面床暖房とその断熱性が相まってエアコンがなくても部屋中がとても暖かいのである。

それで今だとキャンペーン中で床暖房でも反らない無垢のフローリングをサービスしてくれるのだそうだ。

とにかく今住んでいる家が死ぬほど寒いのでここのシステムが改めて気に入ったのだった。

あとまあ外壁がヘーベルとおんなじやつというのがちと気になったが、やはり標準装備もさすがハウスメーカーだけあって素敵なものを入れている。

何よりも会社として安心感があるのが良い。

最初に担当してくれたのが新人のシンちゃんだが、いかんせん初心者なので営業は所長の河本さんが中心となって相手をしてくれた。

それで土地の図面を「まだ内緒なんです」と言いながら見せると、河本さんは「うちにも是非やらせてください」と自信満々に言うのだった。

「この予算でだいじょぶなんですかね？」と念を押すと、

「企業的に年内に数値が欲しいものですから、今なら特別価格をお出しできます」とおっしゃる。

じゃあ、お願いしますね。

と、1週間後に出来上がるプランを楽しみにその場を後にしたのだった。

これでほぼ役者は揃った。

１．絡むホーム（脱落）

２．新人建設（参戦中、評価降下中）

３．斬新（参戦中、評価中）

４．小倉納豆ハウス（参戦開始、期待小）

５．科学ホーム（検討せず）

６．Fully-Equipped プチ住建（参戦させるか迷い中）

７．ユニバさーるホーム（参戦開始、期待大）

と、まあここまでこんな感じになった。

この地点では迷っていたが、50万を預けるのが嫌だからプチ住建は結局候補から外した。

でも土地がまだ造成中で、完成時期が予定より伸びてしまうのがほぼ確定なだけに、じっくり検討してもよかったかなあ、と迷いを振り払うのが大変だった。

とにかく、残りの4社に競合してもらうのだ。

これだけ比べれば納得のいく結果が出せるだろう。

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