一度ならず二度までも
それは9月18日、現場でエクステリア見積り合戦が行われている最終だった。
「あんたバカあ!?」
とか、
「こ、これは何かの嫌がらせなのか?」
とか、思わずにはいられない事実が発覚したのだった。
その日、室内では下地の処理が終わったであろうクロス屋さん二人が懸命のクロス貼りを進めていた。
ガレージで外構屋さんと打ち合わせをしていると、一人のクロス職人さんが玄関周りの処理をしている姿が、ちょうど我々の目に入った。
いやあ、素早い動きであっという間に壁一枚分を貼りあげていく。
しかもキレイ。
すごいもんだな。
壁はともかく、天井なんて貼ろうとしても垂れ下がってきてしまうだろうから、相当厄介なんじゃ・・・。
どーゆー手順でやっているのか見たいものだ。
と、そんな風に、外構屋さんとの打ち合わせの最中であるにもかかわらず、不謹慎にも中のクロス貼りの様子が気になって仕方がない維水志であった。
写真撮っちゃうくらいに。
で、問題の事件は維水志が外構屋さんに施工場所の説明しようと家の周りを案内している最中に発覚した。
南側のリビングの前に来たとき、これまた中の様子が気になって会話の途切れる隙を盗んでリビングのサッシ越しに中を覗いてみた。
どーやら、もう一人のクロス職人さんが洗面所のクロスを貼っているようだ。
ん?
んん?
あれれ~?
なんか、キッチンのクロスと比べ、やけに白くないか?
確か、洗面所はちょっと色が入っているデザインの壁紙したはずだが・・・・。
それで家を一周した後、マイハニーに報告したら、「確かめてみる」と言う。
洗面所。
・・・・・・・・。
や、やはり・・・・。
全然違うクロスが貼られている・・・・・・。
しかも、もう全部済んでしまったようだ。
( ̄д ̄)
はあ・・・・・・(*´Д`)
またかよ~。
が、ミスはこれだけではなかった。
マイハニーが、「トイレも違う!」と言っている。
・・・・・・・・・。
な、なんじゃあ!?こりゃあ!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/
全然身に覚えのないピンク色が貼られている!
しかも二色しか指定しいないのに天井のホワイトを含めて三色になっているのはこれいかに!?
なあ・・・・・。
おちょくってんのか?もしかして?
サイディングの縦張り、横張りに続いて再びまさかの粗相である。
それで、一体、どーしてこんなことが起こるのか?パニックになりそうだったが、原因を確かめないといかん。
とりあえず、職人さんの作業をストップしてもらい、注文書を見せてもらうと・・・・。
ああ・・・・( ̄д ̄)
発注ミスや。
しかもこんな稚拙なミスがあり得るのだろうか?
例えばこんな感じだ。
本当の発注した商品番号が、
3237だったとする。
ところが、その送り状に書かれている番号が3337なのだ。
縦張り、横張りのミスも信じられんが、こっちの、こんな初歩的なミスのほうがもっと信じられん。
で、発注時、我々は営業の原口さんに、自分たちがメモった紙を見ながら直接口頭で商品番号を伝えたし、彼もそれを口頭でリピートしながら自分のメモに記していた。
だから、我々に一切の落ち度はないのは間違いないのだ。
我々はまったく悪くないし、クロス屋さんも悪くない。
クロス屋さんはむしろ被害者である。
せっかく貼ったクロスを貼り直さないといけないのだ。
これはきっとナメられているのだ。
人間のやることだ、間違いはある。
だが、それはサイディングの貼り間違いの時にも述べた。
一度したミスをまた再び繰り返すのはどうなのか?
それで原口さんに電話するも、連絡がつかず。
とりあえず、クロス屋さんが新たに発注をかけてくれ、その日のうちに正しい型番の商品が届くのだというので事なきを得た。
半日で届くってのはどーゆーシステムなのだ。
で、洗面所の間違えは絶対に張り替えてもらいたいが、1階のトイレは意外と可愛くていーんじゃないか、とマイハニーが言う。
そう言われればそうなのだが・・・・。
窓枠やトイレットペーパーホルダー、後ろの棚は全てホワイトで、それがこのピンクとやけにぴったし合うのである。
クロス屋さんにその旨を伝えると「いつでも貼り直せますから。じゃあ一応そのままにしておきます」と有難いお言葉をいただいた。
なんかさー。
一気にテンションが下がるわ。
なんだってそんなに適当なのかしら?
大手のハウスメーカーでは下請け業者との連絡不足による発注ミス等がよくある、とは聞いたことがあるのだが、斬新は中小企業である。
維水志が町の施工業者を選んだ理由の一つは、こーゆーつまらん、くだらないミスを防ぎたかったからなのだ。
なのに斬新ときたら・・・・・。
呆れて文句を言う気にもなれない。
そもそも文句を言ったところでどーにかなるものでもないだろう。
すでにサイディングのミスがありながら、こうしてまた蹴っ飛ばしてやりたいぐらいの衝動に駆られるようなミスを繰り返すのだ。
要するにレベルが低いのだ。
泳げないやつに「きさま、何故泳げぬ!?」と文句を言っても意味がないのと同じである。
外構屋さんとの打ち合わせは後は維水志が引き継いで、クロスのごたごたはマイハニーに任せた。
幸い、2階のクロスはまだ何も貼っていない、ということだったので急いで、届けられているすべてのクロスが注文通りかどうかチェックを入れたのだった。
どーやら他は問題なかった。
しっかし、どーにもやりきれない気分になった。
嬉しさが半減してしまった。
どーしてくれよーか?
ああっ、もうっ(;゚Д゚)
うーむ。
気を取り直すしかないか。
キッチン回りはほとんど貼り終わっている。
おお(=゚ω゚)ノ
やはり全然雰囲気が変わるもんだ。
まずは1階を先に終わらせるようだ。
こんなこともあったからか、クロス職人さんはシルバーウィーク中も作業を続けるのだそうだ。
有難いことです。
ひゃあ、見違えるね。
ああ、すべてが完成する前にわかっちゃうってのがちょっと残念ではあるが、こんなバカげたことに付き合わされる可能性があるのなら、やはりしょっちゅうチェックをしないといけないだろう。
根気強く下地の準備をしてもらったのだ。
釘1本に至るまでしっかりとパテが塗られている。
棚も外せるところは外して処理をするみたい。
寝室のニッチ内の壁のふかし部分はかなりしっかりとパテが入っている。
そーいやここはギザギザが多かったはずだ。
寝室のスイッチ類も再びニッチ内に戻されていた。
こちらは電気屋さんの処理だろう。
けど、よく考えてみたら、スイッチ類を壁側に移せ、だなんて我々は一言も言ってなかったはずなのだ。
どーしてこう、施主に確かめずに勝手なことばかりやるのだろう?
最後の最後に来て斬新に対する不信感がつのってしまったのだった。
にほんブログ村
↑いつも応援ありがとうございます。
ポチっと一つお願いしますね =*^-^*=