イケアを体験
とにかくなんもない家で、家財道具を揃える必要があるわけだが、一度に全部はとても無理なので、一つ一つ、コツコツと進んでいかなければならない。
それで優先順位というものがある。
まずはダイニングテーブルセットだろう。
先日、大塚家具で揃えようとしたが、いかんせん値が張るものばかりで迂闊には手を出せないでいる。
これまでもいろんな家具屋を見て回ったが、今一つ我々の目にかなうものが見つからない。
カーテンが入っていないから部屋のイメージがしっくりこない、ということもあるかもしれない。
それで、この前の日曜日は大正家具を物色することにした。
辻堂か港北か迷ったが、イケアもあるということで、港北を選んだ。
距離的にはそっちのほうが遠いが交通の便が断然こちらの方が良い。
海に近いほうはどーしても渋滞が避けられずに苦労をするのが常であるからどーにも苦手だ。
大正家具。
やはりいいものはそれなりの値段になる。
だいたいそーだな、日本製に絞るとなると、どーしても25万ぐらいはかかってしまうのだ。
すでに椅子一脚が4万を超えている。
それ4脚とテーブルを合わせると、だいたいそうなるのだ。
椅子2脚+ベンチ、という作戦もあるが、それでも20万で抑えるのは無理っぽい。
一方、それが外国産になると、ガクっと値段が下がる。
見た目は大して変わらない気がするのだけれど、外国産、という言葉だけでテンションが下がるのは何故だ。
20万に抑える、とか言っているが、そもそも20万ってすごい金額だと思うんだ。
ここんとこ、エアコン20万とかカーテン20万とか予算を組んでいたからか、感覚がマヒしてしまっているのだろうか、別に普通のように思えてくるから恐ろしい。
また、土地や家本体の価格と比べると何十分の一になっちゃうから数字的にあまり大きくは感じない、というのもある。
しかし、そんだけ稼ぐのに、いったいどんだけ苦労せねばならぬのか。
そう考えると気持ちが暗くなる。
けれども「働いているのは何のため?」と、問われたら、「消費するため」と答える以外にないような気もするので、これはもう自然な流れとして受け入れる他ない、ということになろう。
とにかく、テーブルがないことにゃ生活がきちんと始まらないような気がするので、とりあえず早く決めてしまいたいのだ。
で、結局、大正家具ではあんまり見どころがなかったので早々に引き上げることになった。
先日、大塚家具で見たテーブルよりよさ気なものがなかったのだ。
ちなみに大塚家具で見たものは、椅子は日本製で3万を少し切る価格でモノもなかなかよかったのだが、いかんせんテーブルがベトナム製というところがひっかっかって購入に踏み切れなかった。
ここは20万以上になる、と腹をくくっておかないと、おそらくはいつまでも決められないだろう。
新横浜の大正家具の次はセンター北のノースポートモールへ向かった。
ここではキッチン雑貨等、生活用品を買う予定である。
KEYUCA、というオサレな雑貨屋、兼、家具屋もある。
せっかくのホーローキッチンだ、何かマグネット仕様のオサレな製品を置いてないか期待したのだが、マグネットのだとちょっと、いや、かなり野暮ったいものしかなく、購入を断念した。
それで、じゃあもう用もないのでIKEAにでも行くか、ということになった。
行ってみて驚いたが、巨大なショッピングセンターというよりも、それはもうアミューズメントパークのようであった。
まず、買い物客は2階からショッピング、というか、様々なIKEA製品で飾られているルームディスプレイを見学するのである。
そこで気に入った商品をチェックし(チェック用のメモや鉛筆まで置いてある)、ディスプレイ見学終了後にショッピングバッグやカートに入れていく、というシステムだった。
なんだろう、安いんだけど、なんかどれも購入しようという意欲に欠けるものが多いのだ。
もちろん、「あ、これいいなぁ」というのもある。
でも同時に、「別に無くてもいーか」となっちゃう感じだ。
それで結局購入したのが、
90℃角度を変えると時計、カレンダー、温度計、タイマーに変化する時計。299円と、
タカラスタンダードのホーロキッチンに使える小物入れ、
だけだった。
あと、帰り際に50円のチビソフトと90円のシナモンロールを買って帰った。
せっかくだからこの辺りでおいしそうなとんかつ屋にでも寄って行こう、ということになってスマホで検索したら、よさ気な店が普通の住宅街のど真ん中にあった。
行ってみたら、その日は予約でいっぱいだそうで断念。
メニューを見たが、やたら高かったのでまあいい。
それで代わりに仲町台駅前にあるとんかつ屋でカツを食べて帰ったのだった。
もつ煮。
ロースかつ定食。
おいしかった。
結局、今日もダイニングテーブルは決まらなかった。
暫くは家具屋通いが続きそうである。
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