気がつけば師走
もう12月かあ・・・・。
去年の今頃はまだ施工会社の選抜段階だったか。
「あと少し我慢すれば自分の家に住める。こんなくっそ寒い、結露でカビだらけになるような不健康な家とおさらばするのだ」
そう思って、必死に耐えていたのだ。
おまけに通勤路も嫌だった。
帰宅直前、数件前の家の換気扇から絶えずタバコの臭いが流れてくるのだが、道が狭いから避けられないのだ。息を止めるしかなかった。
「くそー。早く引っ越してー」と何回思ったことか。
だが、当時の完成予定は9月。
まだ冬を越して、夏を終えるまでこんな状態が続くと思うと泣きたい気分になったのを覚えている。
そんなんだったから引っ越し予定日が近づいてきた際には毎日出勤時にカウントダウンをしていた。
「あともう○日通勤すればこっち側へ向かわなくて済む、毒ガスも吸わされずに済むのだ」、と。
それがいまもうこうして新居に住んでいるだなんて感慨深い。
引っ越ししてからも借家の時と同じ駅を利用しているのだが、改札を出てからは今までと逆方向に帰るようになったにもかかわらず、それを間違えたことはこれまで一度もない。
要するに体が拒否しているのだろうな。
まあタバコに関しては新居に変わってから今のところ害はないが、周りに家が建ち始めたらどうなるかはわからん。
それほどに恋い焦がれた新居に住めるようになったわけだが、未だに慣れない部分は多々ある。
家計簿の「家賃」という項目が「住宅ローン」に変わったというのに、未だに「家賃」と言ってしまったりする。
長い間流浪の民のような暮らしをしてきた者の性だろうか。
持ち家に住んでいる、という実感が湧かない。
きっと車を買い替えたりする際、車庫証明を取るのに他人の承諾を得なくていいだとか、2年先の更新日のことを心配しなくてよくなったりだとか、そーゆーことに直面することで徐々に脳が慣れていくのではなかろうか?
そんな風に、不慣れな今の生活が安定するまで、もう少し時間がかかるのだろう。
来年の春ぐらいまでにはどーにかなるかしら。
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