アイアイゲーム
これに関しては何の文字りもなかった。
が、司会者の名は「山城陳伍」となった。
もちろん務めるのは維水志萌一である。
一般人参加型のこのクイズ番組に高校時代のクラスメートが参加することになり、お祭り騒ぎ好きの我々は当然応援しにフジテレビのスタジオ(だったと思うのだが)に集団で押し寄せた。
そこで実際の進行を目の当たりにしてるだけに、自分らでそれをやることになった時はとてもスムーズに準備が進んだのを覚えている。
ルールは次のような感じ。
司会者が出すお題、例えば、
「やっぱ、男は××が大きいのがいーわよねぇ」
的な、一歩間違えればオゲレツとも取れる感じの恥ずかしいお題に対し、××の部分に一般的に当てはまるであろうと思う文字を、芸能人解答者たち(確か6人ぐらいいたと思う)が、思い思いにパネルに書き込む。
ちなみに、この××の部分を山城新伍がチョメチョメと読むのが面白くて流行ったんだね。
そしてゲストである一般人も、同じお題の答えを考える。自分が思いついた××の部分が、例えば「ハート」だとしたら、それと同じか、それに近いものを書いてくれたパネラーが多ければ多いほど自分の得点になる。
パネラーの解答が、ずっぱし「ハート」と書かれてなかったとしても司会者の独断と偏見で(まあこじつけだが)得点がもらえるケースもある。
一般参加者が3人いるので、これを3回繰り返し、一番得点が高かった人が海外旅行をかけてのクイズにチャレンジできる。
それと参加者の三人はいつも男一人、女二人で構成されているのだけれど、司会者が女性びいきなもんだから勝つのはほぼ毎回女性になる、というのが面白いのだった。
その女性も、山城新伍に気に入られたほうが勝ち、みたいな部分も大いにあったと思われる。
これを我々もやってみたわけだ。
これがまた身内でやると面白いんだわ。
例えばお題が「田中××」だったりすると、自分たちの仲間に同じ名前が入れば、「角栄」とか「まーくん」とかではなく、そっちを書いたりするパネラーが出たりするからである。
お互いのことをよく知っているから、「こいつなら絶対にこう書く!」的なのを狙っていくことができ、戦略的に面白味が増すのだった。
まあでも、本物のアイアイゲームにできるだけ似せようと、制作側である維水志も、随分と恥ずかしいお題をいっぱい作ったのを覚えている。
そんでそれを読まなきゃいかんのもなあ・・・。
そこは開き直って、「俺は『山城陳伍』なのだ!」と言い聞かせて頑張ったわ。
そして、パネラーが頭の回転が速いもんだから、予期せぬ素晴らしい解答が連発し、爆笑の渦を引き起こすのである。
維水志を除いて他はみんな頭いーんだもん。
そういったプラスの効果もあり、この年もいつもと違わず大いに盛り上がったのを覚えている。
これも確かビデオがあるんだよなあ・・・。
誰が持ってんだろ?
アイアイゲーム、今またやっても面白いんじゃないかな。
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