南房総の旅 編集後記
解散したのはまだ11時を過ぎたばかりの午前中。
じゃ、ま、次のフェリーの時間でも調べるとしますか。
12時40分・・・?
ぶーーーーっ!なんで90分以上も間があるんだ?
ドックダイヤに始まり、ドックダイヤに終わる、か。
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結局、ここで待たされることになってしまった。
お土産も買っちゃったし、どーしよっかなあ・・・。
なんか・・・、忘れてないか?
おお!そうだ!!
竹岡式ラーメン!!(笑)
が、朝食をがっつりいただいたため、お昼を食うほど腹が減ってない。
う~む。是非とも試してみたかったが・・・。
当の本人はそんなこと全然覚えてないらしく、すでに去ってしまったし。
しょーがあるまい。
フェリー乗り場で適当に時間をつぶそう。
一時間以上もあんのかあ。
隊長が、「フェリー乗り場付近にある、やる気のない掘っ立て小屋のような定食屋のアジフライがめっちゃ美味い」、と別の焚火トークで語っていたのを思い出したので、その店の前まで行ってみたのだが、やはり昼食を食べる気にはなれない。
なんか、米を食べる気になれんのだ。
しょーがないんで土産ショップをプラプラと歩き回った。
それにしてもバスツアーの観光客が多いなあ。
この便でフェリーにのるバイクはどーやら影丸一台だけのようだ。
バイクを所定の位置に停め、近くの日陰でスマホを眺めていると、小学生ぐらいの少年が二人寄ってきた。
「あ、ヘルメット持ってる」と語りかけてきた。
そりゃ見りゃわかるわけだが、会話のきっかけが欲しかったわけだな。
少年A:「そのヘルメット高い?」
維水志:「これは高いよ。5万円ぐらいするよ」
少年B:「たけーっ!2円ぐらいかと思った」
維水志:「2円じゃヘルメットは買えないなー」
少年Bはおっぺけぺーのようだが、少年Aは何かとバイク用語を口にするので「お?」と思った。
「あのニンジャ、速い?」とか聞いてくる。
維水志:「あら、よくニンジャってわかるね。バイクに詳しいんだ」
少年A:「180キロぐらい出る?」
維水志:「あれは400だから150ぐらいしか出ないよ」
少年A:「おじさんはスピード狂?」
スピード狂って・・・。懐かしい響きだな。
たぶんこの子の祖父かなんかから聞いたんだろうな、きっと。
少年:「あんなに荷物が積んであって取り回しできる?」
と、取り回し~?
こりゃ親がバイク乗ってんだわ。
維水志:「お父さんもバイク乗ってんだ。何、乗ってんの?」
少年A:「ハヤブサ」
それを誇らしげに言うでもない。
維水志:「えー!すごいじゃん!じゃあ300キロ出るね」
と、カマをかけると、
少年A:「230キロ出した。俺を後ろに乗っけて」
あ、そう。
この少年を見る限り、とっても素直で控え目な感じが伝わってくる。
が、父ちゃんはクズなのね。
かわいそうに。子供に罪はないというのがよくわかる。
「スピード狂」というのはその父ちゃんを見て祖父母のどちらかが息子をそう呼んだのを聞いていたのだろう。
クズになるなよ、少年。
維水志:「じゃあ免許が取れる歳になったらバイクに乗るんだね」
少年A:「うん。俺、スピードが出るバイクじゃなきゃ絶対イヤなんだ」
この点に関してはすでにクズ化してしまったようである。
命を大切にな、少年。
ところで千葉在住のこの少年の情報によると、平日の今日、こうしてここにいられるのはおとといの土曜が運動会で今日はその代休になるのだそうだ。
あー、だからキャンプ場にも平日なのに家族連れがいっぱいだったわけか。
じゃ、ありゃほぼ千葉在住の人々だったのね。
どーりで・・・。
やがてフェリーが入港してきた。
フェリー内でも少年らに話しかけられるのは面倒だと思ったが、すぐそばにいたにも関わらず、話しかけてはこなかった。
ちゃんと空気が読めるいい子なのだ。
母ちゃんがいない、と言っていたが、その母親がクズ父ちゃんに愛想をつかして出て行っちゃったのか、はたまた女房に逃げられて父ちゃんがクズ化したのかどーかは推測の域を出ない話である。
40分ほどで久里浜に到着。
バイクは一台だったからか、乗るのも降りるのも最初だった。
気持ちいい平日の昼の空いている横横道路、保土ヶ谷バイパスと東名を通り、あっという間に厚木に。
時刻はまだ午後2時を過ぎたあたりである。
ここらあたりでようやく腹が減り、厚木で高速を降りて何かを食べてから帰宅することにした。
竹岡式ラーメンはここでは食べられない。
なら同じ「地元の味」、ということで、家系ラーメンをその代わり、としておこうか。
にゃあ。
マイハニーには申し訳ないが、久々のラーメンだ。
ここんとこ、なんちゃってしらたきラーメンしか食べてなかったから新鮮だった。
午後3時帰宅。
TCガチョウ倶楽部 2017初夏 南房総の旅 完。
隊長のレポートはこちら↓
一人足りない倶楽部活動(その② 「うみほたる」なんて通らない)
未だロデム納車の吉報は届かず。
だがそれは同時に、もうしばらく影丸と語らいの時間が持てるということを意味する。
もう維水志ローダーは必要ないね。
邪魔なものは外して元の凛々しい姿に戻してあげよう。
そしてその雄姿を改めてまた動画に収めておこう。
有終の美を飾ろうな。
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