タンデム敢行!
バイクが来た週末。9月の12日だったか。
まだまだ酷暑が続く。
それでも日が落ちるのが早くなり夕刻の気温は体に優しくなりつつあった。
そんなわけで夕方にそろそろ二人乗りを敢行しようと思い立った。
自分の中ではまだまだ自信がないが何事もトライしなけりゃ始まらないんで、マイハニーに声を掛けた。
そうすることで後に引けない状況を作った。
マイハニーのオレンジ色のメットが夕日に映えて鮮やかだ。
まずは自分がまたがり続けてマイハニーが。
Ninja400Rのリアシートはそんなに高い位置ではないからタンデマーにも乗りやすそうだがそれでも高い。
バイクが沈む。リアシートに沿ったバーにしっかりと摑まってもらって準備OK。
アクセルを開けてゆっくりとクラッチをつないでいく。
お。
おう!
二人乗りを感じさせないスムーズな発進だ!
昔VT250でも二人乗りを何回かしたが、そのときは一人分増えた体重がバイクに確実に負担をかけているのが手に取るようにわかったのを覚えている。
ところがどうだ?
今回はまるでそれが感じなかった。やはりタンデムを念頭において400ccにしたのは正解だった。
Ninja250Rとのトルク差はカタログ上では8割増になっている。当時のVTのトルクがどうだったかは定かではないが、やはりニーハンとの差は大きいのだろう。
400ccでこんなんだからリッター越えのビッグバイクだったらきっと人が後ろに乗ってるのも感じないぐらいなんだろうな。
暫く人通りの少ない通りを巡回したところで撤収しようと思ったが、マイハニーが「もう終わっちゃうの?」と言うのでメイン道路にも出てみることにした。
出た途端、後悔した。
渋滞していた・・・。
速度が遅くなったときのバランスが難しいのにいきなり渋滞とは・・・。
ちょっと進んではふらつきながら足をつかねばならないし。
そんなこんなで渋滞を抜け、調子が出てきたなと思ったらまた渋滞。
やっとのことで自宅にたどり着いた。
「楽しかった!」とマイハニー。きっと不安だったと思うが・・・。
二人乗りをしているときは会話もできないし、またする余裕もない。
慣れてきたら通信グッズでも買ってツーリングにでも行きたいものだ。
うーむ。だがこれもやはりまだまだだ。もっと訓練が必要だ。
まずは一人乗りから鍛えなきゃしょうがない!
そう思った一日だった。
ちなみにタンデムが二人乗りという意味なのは知らなかったが梅田屋の兄ちゃんが連呼していたので覚えた。