どえりゃあ遠いでよ③
ナビによるとその店は名古屋でも南の方にあるらしく、途中東名から伊勢湾岸道路なるものにレーンチェンジせよとの指令を受けた。
これがまた3車線の立派な道路で東関道を思わせる。そこを暫く走るとETCが「間もなく料金所です」とおっしゃる。
おー、いよいよだあ、と思ったら、さらに「その先、名古屋高速うんたら線です」とかしゃべった。
まだかあ。確かにナビ上では目的地までまだ10キロぐらい残っている。
でもとにかく料金所だあ!
なんと、ホントに1000円だあ(*≧m≦*)プププw
280キロも走ってんのにー!
なんか嬉しくなっちゃうね。来たカイがあったというものだよ。
そんなんでちょっと走ったらその名古屋うんたら線の料金所になった。
「料金は、530円です」
は?
なんじゃあそりゃあ?280キロ走って1000円なのになんで10キロで530円やねん!?
さっきのウキウキ気分が吹き飛んでしまった。もっとよく調べときゃよかった。下調べしないとこーゆーとこで損ぶっこいてしまうのよね~。
ともかく目指すひつまぶしはもう目前に迫っている。
高速道路に沿った下道を暫く行くと見えてきた!「うな富士駐車場」
だが廃墟のような木造の建物の横に整備された駐車場というなんともアンバランスな景観だ。
え?まさかこの廃墟が鰻屋?「そりゃなーいっ」って思って少し進むとマイハニーが「あそこだ。人が並んでる!」
確かにシャッターが閉まっている店舗の前で数人がすでに椅子に座って待っている。5時からだ。
到着したのが4時半過ぎだからあと30分弱待たねばならぬが、まあ並ぶぐらい繁盛する店なのだからそれもやむをえまい。よく見ると店の前にも駐車できるので、並んでいる人たちの前に「はーい!相模ナンバーでーす!」と車を停める。
目の前はそば屋と飲み屋の駐車場にもなっているのだが両店舗とも今日は営業していないようだ。このビルでやっているのはこの鰻屋だけのようだった。
暫くすると店員が出てきて名前と人数を確認し始めた。
もう一度出てきて5人グループのお客様に「4名席ですが5人でもだいじょぶですうんぬん」言っているからどーやら座席の設定をしていたようだ。
5時を少しまわってようやく店内に導かれる。
中は狭くあっという間に満杯になった。それでも総勢で30名ぐらいはいたろう。オープンしてすぐに満杯なんてもうかりまんなー。
しかも結構なお値段である。
さっそく「ひつまぶし」を2つと「肝焼き」1つをオーダーする。
肝はすぐにやってきた。甘すぎず適度な味付けでなかなかいけた。腹減ってたんですぐになくなる。
わくわくしながら待っていると後からお客様が数名訪れたが、店員が申し訳なさそうにすべてお断りしている。つまりもう売り切れなのだ。まだあと外にも結構列ができていたが、要するに2回転したらもう売り切れってことなんだろう。
たまたま4時半に着いたがもう少し遅かったらヤバかったのかもしれない。いやヤバかった。名古屋高速なんたら線を使ってよかった。
そうして、キター(^0^)∠※PAN!。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚★゚'・:*
なのに写真がボケてるーーーーっ*。(*´Д`)。*°
運んでくれたあんちゃんを捕まえて「初めてなんですけど、オススメの食べ方あります?」と聞くと
お茶碗に適量を取って
①まずは普通に山椒でいただく
②次に薬味をかけて
③最後にだしをかけてお茶漬けで
という分かりやすい説明だった。
なるほどー。これでもか、と器いっぱいにウナギが敷き詰められている(*^ワ^*)
ではまず①から
うーむ。ウナギ自体が弾力がある。つまりうな重のような柔らかさはない。味はおいしい。
名古屋だから味噌カツに代表されるようになんでも濃い味付けなのかと思ったらそうでもなかった。
次に②だ。万能ネギ?にわさびを混ぜていただく。
おー!これがさらにさっぱりとしてすばらしい!
で最後に③の茶漬けだ。実はこれが一番楽しみだった。
ひょーっ!ダシと相まってこれまた美味であること(*`▽´*)
マイハニーはまずは3つそれぞれを試して一番気に入ったのを最後に食べる、と細かく茶碗によそっていた。
オレは気が短いもんで4回に分けたものの一番気に入った万ネギ&わさびは一度に使い切ってしまった。
しょーがないんで最後の4回目はノーマルに山椒をたっぷりかけていただいた。
楽しい食事ができたし満腹になったし、ホントに来てよかった。
また来るか?と問われたら、今度は日帰りではなく、かな。
もっと下調べをしてから来たい。だがこれはこれでホントによい思い出になった。
さあて、これからまた300キロかけて帰んなきゃあ。
と、その前に・・・。
またつづく。