試乗ザ・アーカイブ~フェアレディZ編
去年の正月あたりだったか。
どうせなら憧れのフェアレディZも試乗しようではないか、と完全ひやかしで日産のディーラーを訪れた。
当時は7代目が出て間もないころで、今はなくなってしまったイエローが試乗車だった。
二人乗りなので助手席にディーラーの人に乗ってもらわねばならず、マイハニーは置いてきぼりに・・・。
インプレ:
公道に出る。
最初の交差点を曲がると2車線の広い道路に出るからそこで加速やーーーっ!
ん?
おーーーーーーっ!
予測より早くアクセルに反応したためハンドルを戻しそこねて慌ててしまった!
すげーレスポンスやーーーーっ!
これオートマかあ?
・・・・・・。
手に汗をかいてしまった。
はっきり言おう、この加速は・・・
「暴力的」だ。
その言葉がぴったりと来るぐらいの衝撃を受けた。
いやいやRX-8の影が完全に薄くなってしまう。
3.7リッターの336馬力って、あんた・・・。街中でへたにアクセル踏めへん。
とにかくボディの迫力がすごい。横にボンッ!後ろにボンッ!って張り出てる感じ。
しかし驚くことなかれ、運転してるとクソでかい車体に乗っている感じがまるでしない。とにかく出だしが軽い。
確かに視界は悪いがそんなん気にしてたらこんなの乗れん。バックモニターつけりゃ解決すんだろう。
カーブで調子こいて加速して突っ込んでみた。助手席のディーラーさん、恐かったでしょう、ごめんねー。
でも試乗ってのはそーゆーの試すためにあるんだから遠慮して運転してもしょーがないしねー。
!!!
びくともしないわ。このクルマ。化け物か?こんな速度じゃ実力の片鱗も見られないのかも知れない、と思った。
ヤバい。
欲しい。
中は広い。まあ二人乗りだから当然なんだろうけど軽に乗っていたせいか助手席との距離が異様に遠く感じた。
サウンド。
これはちっと寂しい。外でなんか雑な音がしてるって感じだった。マフラーかえないとダメかも。ロータリーエンジンに軍配が上がる。
残価型を含めて見積りを出してもらうものの頭金なしじゃとても買えないしろものだということがわかっただけだった。
ざ、ざんねん・・・!
なんとか手に入らないもんだろーか。
その頃は始終そんなことを考えていたっけ。