試乗ザ・アーカイブ~Zロードスター編①
そしてトイレに入るたんびにカタログを眺めながらもんもんとする日々が続いた。
中古でいーから買えないか?とか副業やってその分全部ローンにまわせないか?とか、まるでだだをこねる子供のような状態に陥っていた。
そして去年の10月に今度はフェアレディZのロードスターが発売されたのだった。
こりゃまた試乗のチャンスが訪れた!ということで早速ひやかし(いや、この頃はかなり本気モードになっていたからまんざら「ひやかし」でもなかったのかもしれない)に出かけることに。
わりと近いエリアに「カレスト座間」ってのがあってここはその広い敷地を生かして日産車の試乗を行っているのだという。
いちいちディーラーに赴くよりは気軽でいいではないか。
で、行ってみると、会員登録をし誓約書みたいのを書けばすぐに乗れるのだった。
あるあるー!新色のワインレッドにボルドーのホロのやつが!
だがしかし!
広い敷地の外側を使って豪快に走れるのかと思いきや、なんのこたない狭いところを2周できるだけなのだった。
寒い。
ありゃ何百メートルだ?1周500メートルぐらいしかないんじゃないのか?
ちょっとがっかりだったが仕方あるまい。
早速ホロを開けて走ってみた。
うーむ。相変わらずの加速なのにこんなコースじゃ・・・。
だがこの開放感は素晴らしい!こんなんで高原とか走ってみたいなあ。
ムカつくぐらいあっという間に終了。
続けてロードスター発売に合わせて現行モデルも走りとかナビとかをマイナーチェンジしたというのでこちらも試乗。久々のマニュアル車だった。
2台続けて乗ってウェブで得た知識のとおりサスの設定が違いがはっきりとわかった。普通のクーペZのほうがかなり硬く感じる。ボディ硬性の違いなのだろう。屋根が空けば当然弱まるし。
履いてるアルミもロードスターの18インチとクーペZの19インチという設定の違いもある。タイヤの幅も違う。それだけであんなに違いがでるもんなんだなあと実感できた。
こちらはヒール&トウを勝手にやってくれるマニュアル車が売りだがあんな強烈なオートマならわざわざマニュアル車にする必要もないということも実感できた。
で、このまま黙って帰れるわけもなく、新車展示コーナーで販売のキャンペーンもやってたんで見積りを出してもらうことに。一体何度め?
今回は半年後か一年後に頭金をある程度こしらえて、という設定で攻めてみた。
それでも屋根が開くようになった分、ますます金額がアップしてしまい総額600万近くになった。なんかますます現実から遠ざかっていく気がした。
だ、だが猛烈に欲しい。
完全に駄々っ子と化していた。
するとディーラーさんが、今はないがZロードスターの試乗車を今度他から持ってくるので是非試乗に来てくれ、ということになった。
ラッキー!