高菜めし&だご汁
阿蘇の壮大な景観に何度も喚起の声をあげながら山道を下る。
昼食は結局のところ旅行雑誌に載ってる情報が頼りなので写真の見た目で店を選択する。
とにかく熊本名物の高菜めしとだご汁だけは味わっておきたい、ということでマイハニーチョイスがさ-蔵だ。
山を下ったことは下ったのだがそれでも標高は高いのだろう。まだ寒い。
ナビが示す通りに走ると広大な田畑が広がる平地になってきた。そのせいで周りを見渡せるが四方とも阿蘇の山々が占めている。
あら?こんなとこにレストランあんの?と不審に思いつつ信号を曲がるとクルマがすれ違うのが無理なくらい狭い道に入っていった。しかも民家が立ち並ぶようなエリアでとても観光向けの食事処があるようには思えない。
だがところどころにある「SAKURA」へと導く看板が道が正しいことを証している。
暫く行くと民家の途切れたあたりに駐車場が見えた。
ここ?
店舗自体が草木に覆われていたからわかりにくいのも無理はない。
カフェも併設しているようだ。
古い民家を改築したとのことでレトロ感たっぷりの雰囲気を楽しめる。
もちろん手動のドアを開けると中はいろりを囲んだお客さんでいっぱいだった。
「お席を用意するのでお待ちください」と通されたのは二階。城の中にあるようなチョー急な階段を昇るとこちらも昭和初期な感じの設定がされていた。
暫く待つといろりの掘りごたつ式のテーブルに通された。
メニュー
一番下の「たかな飯定食」で十分目標を達成できるのだが、いろりを目の前にしてそれだけで気が済むはずもなく「肥後の赤牛御膳」「地鶏の炭火焼」を注文することに。
待っている間もおばちゃんが「これからはお茶の季節ねえ」とマメにお茶を注ぎに来てくれたりした。
そして、キター(*`▽´*)
たかな飯は結構な量でご飯二膳ぶんはある。だご汁にもすいとん?プラス野菜たっぷりで夕食のことを考えてちょっと後悔した。
味はそりゃもうバツグン。グルメレポーターとしては失格のコメントだがほかに形容するすべがないぐらいおいしかった。だご汁は野菜から出る甘みなのかちょっと甘めでこちらも美味。野菜が自家製だとかでとてもおいしい。
鶏はすでに焼かれたものをこちらでまた暖めなおしていただく。食感が弾力抜群でうまし!
肉は筋張っているが肉の味自体を楽しめるぐらい旨味があっておいしかった。
ただこの後、他でいただく肉が超うまかったのでこちらの筋肉は完全に自分の中で影を潜めてしまった。
焼いた野菜の中でもなす、人参は逸品。人参ってこんなに甘いんだって思った。
ここまで満腹にしてしまったことを後悔し(おいしいものを食べて後悔するなんてなんて愚かなのだろう・・)外の展望デッキで暫く休む。カフェでスイーツもって思えないぐらいな状態だった。
ごっつぁんでした。また阿蘇に来ることがあれば是非また来たい!