とり天 vs から揚げ
そして大分市街へと向かう。
港沿いの大きな道路に出た。
「まっぷる」の情報だけでは寂しいのでブックオフに立ち寄ってみる。
地元の情報誌なんかおいてあるわけもなくコンビニに行くのが正解だったと後悔していたら今年度版の「福岡まっぷる」が105円で売ってたから明日に備えて購入。
マイハニーが関サバを食べたいというのでブックオフ店員に「ここら辺にすし屋あります?」って聞いたら「知らない」と言われた。
しょーがないんで近くに観光港というのがあるというのでそこへ行ってみる。
そこにも定食屋がいくつか入っていたがピンと来なかったので観光案内所へ行っておばちゃんに尋ねると
「廻り寿司ならあるけどすし屋はあまりない」と言われた。
「関サバ食べたいんですけど」と言うともう一人のあんちゃんが
「関サバなんか全然取れなくて入ってもすごい高い。関アジならどこでもおいてある」と横から入ってきた。
そーなんだ。(あとこっちじゃ回転寿司とは言わないんだ)
どーやら関サバはあきらめてとり天にするしかないか。
で、とりあえず別府駅へ行ってみることに。
おーここがいい!と思った魚料理屋は入り口は開いているものののれんがないことに気づき断念。もうすぐ2時だからやってるところはどんどん少なくなっていく。
もう予断は許されないので結局「まっぷる」に載っている定食屋にすることに。
ナビに従って走っていると前方に超遅いクルマ・・・。が、その時、
「すし屋だ!」とマイハニー。
えーい!ならばそこにしよう!
と急きょ予定を変更した。遅い車の後ろじゃなかったら通り過ぎていた。
魚屋が併設してある料理屋ですしも食べられる、という感じの店だった。この時間でも営業中だ。
中に入りメニューを見ると、なんと関サバのにぎりがあるではないか!!観光港のあんちゃんよ~。
まあ魚屋が併設されてんだからまがい物でもあるまい。生簀もあった。値段もびっくりするほど高くはない。
ということでそればっかりだと飽きるから普通の握りと併せて注文することに。
そしてお約束の別府名物「とり天」も!
シャリは職人が握ったっぽくなく型押しした感じだったがネタは新鮮でうまし!
左の三つが関サバ、右の三つが関アジだ。関アジは「これアジ?」ってくらいネタがでかくて弾力があった。
一方、関サバは何のクセもなく脂がのってて甘い。同じく「これサバ?」という疑問が涌いた。関サバなのだ。
普通の握りのほうにしめ鯖があったがそれは馴染みのある味だったので違いは明白だった。やっぱ関サバなんだ(ひつこい)。
いやあ。ホントうまかった。もっと食べたかったがこの時間でこれ以上は危険。なんたってまだとり天がある。
ってこれ500円なのに結構ボリュームがあるんですけど。
衣がサクサクで柔らかい。ポン酢とからしでさっぱりといただく。
鶏の天ぷらもなかなかいけるものだ。
フフ。
オレとしては大分に来たら是非とも食べたいものがもう1つあった。
それは「から揚げ」だあ!
日テレで「秘密のケンミンショー」なるものがやっていて、確か京一郎とはるみ夫婦が大分に赴任したときだったか、「大分県民は鶏のから揚げが好き」と紹介していた。
確かメッカなのは別府ではなかったような気もするけど先ほど走っているときに一軒発見してしまった。
こりゃあ「とり天」と「から揚げ」を戦わせないわけにはいかないだろ、と思ったのだ。
そのために少し余力を残しておいたのだ。
料理屋を出て早速から揚げ屋に向かう。
キターε=ε=ε=(ノ^∇^)ノ
ぽっぽおじさんだーっ!知らないけど。
テンションが上がる。
中に入ると今時間は客がいないのでじっくり注文できた。
とは言っても味は「しょうゆ」と「塩」の2種類がある。で確か2個、5個、10個とかで販売していた。
舞い上がってしまって思わず「じゃあ、しょうゆ10個で」と注文してしまった。
「しょうゆ」「塩」それぞれ2個ずつとかオーダーすりゃよかった。
しかも10個って・・・。
さっき食ったばっかなのに。
なぜこうなのだろう?なんか5個じゃ寂しいのだ。食えないのに。2個なんて持っての外なのだ。
うーむ。なぜなんだあ?
で待つこと5分。
揚げたてやあ!10個630円。
最初の1個を見て後悔する。
でかい・・・。やっぱ5個にすりゃよかった。(ちなみに大きさはまばらである)
結局この時は揚げたてを二人で4個ぐらい食って終了となった。アホや。
だからこの後、湯布院までの車中はから揚げ臭でいっぱいになるのだった。いい匂いなんだけどね。
(最後の2個なんか結局飛行機に乗って自宅まで連れてこられたのだった。カバンの中もから揚げ臭。冷めてもうまかったよ!)
さて、九州横断道路を経て一路湯布院へ!
ひたすら山を登っていく。
すると景色がだんだんよくなってきた。
マイハニーが「知らぬ間にやまなみハイウェイになってるよ」と。
彼女がそこを走りたいと言っていたが理由がわかった。
いきなり前方が開けて壮大な景色が目に飛び込んできた!
すばらしい。
この年までお目にかかったことのない絶景なのだった。
いやー・・・・。
バイクで走ってみたい。夏とかに。
そーして絶景に感嘆の声をあげながら道を下っていくと、
着いた。湯布院駅。
こりゃベストポイントに駅が造られている。
駅から出ると正面が由布岳だ。にくいねえ。
ちなみに上の写真2枚は駅のまん前に駐車してそれぞれ助手席側から駅を、運転席側から山を撮影。都会じゃできない芸当だね。
お馬さんが走ってるのを見て、湯布院が一部で「西の軽井沢」と呼ばれるわけがわかったような気がした。確かにそんな雰囲気がある。まったく違う場所なんだけどねー。
まだ4時前で予定より早く着いたから超高級宿「無量塔(むらた)」にコーヒーだけ飲みに行った。
なんかセレブっぽい人たちがたくさんいて肩身が狭かった。
さて、今日の宿はどんな感じだろう?
え?鶏対決はどうなったって?
うーん。味はどちらもそれぞれ抜群だったからなあ。
インパクト的に「から揚げ」に軍配があがるかな。
だれも気にしてなかったら寂しい・・・・。