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魔法少女まどか☆マギカ

今クールのアニメより感想ネタを一つ。

今回もそれなりに興味深いものやおもしろいものがあるが、中でもちょっと変わってるなあ、と思ったのがこれ。

魔法少女まどか☆マギカ』だ。

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こんな絵だから「ちょっとこれはチェックしなくてもいーかあ・・・」と思ったが、土日朝のゴールデンアニメタイムではなく、わざわざ夜中の時間帯にTBSが持ってきたのだ。それなりにわけがあろう、とチェックしてみた。

そしたらこれがいまどき珍しくアニメオリジナルのストーリーで普通の魔法少女ものではないことがわかった。

まず、物語全体が暗い。まったく子供向けではない。

ワンクール終了なら物語も中盤に差し掛かっているはずの現在でも主人公と思しきヒロインが未だに魔法少女に変身していないのである。

それどころか主人公を取り巻くサブキャラが変な生き物(写真右側)と魔法少女の契約を交わし先に変身してしまったりする。

その契約というのも「願いならなんでも叶う」というのだから、セオリーでいうとそんなのチャッチャと決めてとっとと魔法少女にへーんしーん!なはずなのだが主人公は二の足を踏み続けているのだ。

フツーの展開とは裏腹に、願いを何にするのか思い悩み、魔法少女になることの意義を通して精神的な成長を遂げようとしている。それぞれの魔法少女が契約を交わしたいきさつもさまざまでおもしろい。

今の若者に対するふかーいメッセージがたくさん盛り込まれている、と感じる。

身近な人の死があったり、絶えず孤独との戦いがあったりと「え?これホントに魔法少女もの?」と疑いたくなるほどマジ暗いのだが、よく作りこまれていて毎週見てしまいます。

タイトルの「まどか」は主人公(写真左)の名前だけど、マギカは未だに不明。

今後の展開が楽しみだ。展開次第では失望もありうるだろうがそれがアニメというもの。

ただこれだけは止めて欲しいと思うのが、話しが完結せずに続きを映画でやる、みたいなフジテレビ方式。

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