魔法少女まどか☆マギカ 最終回を見終えて
以前、外国の方の日本アニメ評論をネットで拝見したときに、その中でおもしろかったのが「日本のアニメは宗教色が薄い」ということでした。
確かに日本は信仰が自由の国でありながら、信仰心が熱いのか?と問われると、今はそうも言いがたい時代であるような気がします。
それゆえ「ナルニア国物語」のキリスト教のように何かの信仰をベースとして作品が作られるということが少ないのでしょう。となれば、何かしらの信仰を持っている外国の方々からすれば、そのシナリオの自由さが異色に映ったのかもしれませんね。
ところが・・・。
今回この「魔法少女~」の最終回を見て私は思いました。
「まさかのキリスト教モチーフかよ」と。
つまり、まどかのイエスキリスト化です。
「姿は見えないけど常にあなたと共にいてあなたを守っている」的な部分はまさにそのものからヒントを得ているとしか思えませんでした。
そして過去をやり直すという設定は「涼宮~」のエンドレスサマーから、と。
まあ完全なる主観なのですけれど。
かと言ってケチをつけているわけではありませぬ。
世の中こんだけいろんなアイディアがすでに出てしまっていると、ある作品を本人がオリジナルのつもりで作成したとしても今までにある何かしらのアイディアとかぶってしまうのはいたし方ないことなのかもしれません。
そーゆー意味では、次に現れる「エヴァ」級のヒット作品はまだ誰も思いついていないようなアイディアあふれるものであることは間違いないのでしょう。
それ、考え出してみてーっ!
で、肝心の見終わってからの感想ですが、途中まではかなり楽しませてもらいました。
きゅーべえの宇宙的な論法が出てきたときは意味不明で「おいおい、宇宙がからんじまうのかよ」とちょっと閉口しましたが、ちゃんと話しに終止符をつけてくれたところがよかった。
満を持しての最終回は2本分だけにかなりドキドキしながら見たんですけど、上記のように「え?キリスト教?」と思えてしまってからは「結末はそっちかい!」と一気にクールダウンしてしまいました。
けれど最近にはないメッセージ性の強い作風でしたし、キャラや背景画もなかなか斬新で最後まで楽しめたことは事実です。
そーゆー意味では成功と言えるでしょう。チェック入れといて正解。
実は一番びっくらこいたのは、こんなにヒットすると思ってなかったTBSだったりして?
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