伊豆スカイラインへ
これはホントにやせ我慢ではなく、涼んだら気分がすっきりして、またわくわくしてきたのである。
なんたって所有時間はまだ5時間ぐらいある。
こうなったらどっかで立ち寄り温泉でも浸かってさらにリフレッシュしてやろうと思った。
それと実はかなり肩がこってきた。往路の80キロを越えたあたりですでにきつかった。
それも〆の温泉で回復させればいいのだ。
旧天城トンネルを出ると間もなく次の道の駅『天城越え』に到着。
ところが平日木曜なためか、ほとんどの店が休みだったりして閑散としていた。
本来ならソフトクリームでも食べるところだが、とんかつはじめとの戦いで胃袋は疲れ果てているため、ここでは飲み物&トイレ休憩のみとなった。
ここでもやってくるのはドゥカティだったり1200DAEGだったりと世の中ビッグバイクしか走ってないような錯覚に陥る。
それはともかく、ここは再び〇円マップを取り出して次なる目的地を吟味した。
とりあえず立ち寄り温泉だべ、ということで伊豆スカイライン上の温泉地に目標を設定した。
伊豆スカイラインへは、このままR414を北上して修善寺まで行き、そこから東方向へ抜けて亀石峠から乗る手があるのだが、できるだけ早く有料道路に乗って気楽に走りたいのだった。
地図を見ると湯ヶ島あたりで東に伸びる県道59号というのがあった。
それを通ると亀石峠の一つ手前、冷川インターから乗ることができるのでそちらに決めた。
道の駅を出て5キロほど走ると標識も確認できた。
でも信号はあるのだが「えっ?ここ曲がるの?」と思ってしまうぐらい狭い道でもうすこして通過してしまうとこだった。
曲がったとこに小学校があるのを覚えておかなかったらまた停まって地図を確認しなければいけなかったろう。
で、この道が実に楽しい。
小学校あたりはちゃんと2車線だが、暫く行くとほぼ1車線状態でワインディングだらけなのだ。
ただ見通しが悪いところが結構あるので対向車に注意せねばなるまい。
あと、あまり使用する人がいないのか、車のわだち以外のところは落ち葉がたまってたりするので、雨が降った直後とかは滑りやすくなってるかもしれないから避けた方が無難だろう。
たまに道が分かれてるが「県道59号」の標識が随所にあるので間違えないで済む。
結局狭い道を走っているときには対向車もなく涼しいし純粋にライディングを楽しめたのだった。
15キロほどだが私のような初心者ライダーにはぜひともお勧めしたい道である。
そして冷川インターへ。熱海峠までは460円だ。
出発すると・・・・
それはもう楽しい、楽しい。
こんなにきれいな道路を涼しく快適に走れるなんて最高じゃないか!
暫く行くと右側に絶景が拝めた。思わず停車して写真を撮る。
でもそんなのは氷山の一角だと後々知らされることになる。
それはそうと、目標に設定した温泉がなかなか出てこないんだけど・・・
よく考えて見たら、こんな交通量のまばらな有料道路沿いに温泉地なんか作ったって人が来やしないではないか。
停車して改めて地図を見ると、案の定、自分が見ていたのは全く別のところの温泉だった。
伊豆スカイライン沿いに温泉マークがあるけれど、そこからとおーいところにそれを示す線が伸びていたのだった。
アホだ。
こりゃ疲れが一気に出るところだが、その絶景と快適性がそれを打ち消してくれた。
まあ、また箱根湯本の天山温泉にでもするか、と割り切ったのだった。
いや、それにしても右に相模湾、左に富士山、駿河湾と・・・・。いったいどんだけ贅沢な道路なんだ、ここは!
ホントはこの右側に富士山が見られるが今日は雲がかかっていて残念ながらよく見えなかった。
それにしても何往復もしてもいい、いつまでも走っていたい、そう思わせてくれる。
なんつっても涼しい!西日に照らされ地獄の思いを避けるために復路をこっちにして大正解だった。
爆走野郎も現れず制限速度50キロプラス10キロ前後で快適に流す。
そして終点熱海峠へ。それから十国峠を過ぎ最後の道の駅『箱根峠』に到着。
芦ノ湖が一望できる。
こうして今回4つの道の駅に立ち寄ったわけだが、道の駅と言ってもその規模はさまざまなんだなあ、と思った。
伊東マリンタウンのような大型施設的なのは珍しいのかもしれないが、ここのようなホントただ休憩所的なところが基本なのかもしれない。
それでもその存在は、結構体力勝負のライダーにとってはとてもありがたいことだ。クルマのときはあまりそう感じないのだが。
さて、アイスバーのカルピスを食べてすっきりしたところで再出発となった。
箱根新道、ターンパイクは有料なのでNG。国道1号は混むので箱根の旧道を選択。この前クルマで通ってすんげーくねくね道なのは確認しているが、あえてそれを行くことにした。
最後のライディングの〆に。
あとは温泉に浸かるだけだ。
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