ズンドバー
ズンドバー。
こうカタカナ表記すると別の店に見えてしまう。本当は
『ZUND-BAR』
が正しい。
ズンドバー → ズビズバー、パパパヤー、みたいな。
ZUND-BAR → おっしゃれー、的な。
言葉遊びはこれくらいにして、昨日の日曜の報告を少々。
ブーツ探しも結局はelfの新型、シンテーゼ14に落ち着くことになった。
最終試着に伊勢原の○ップスまで行くので、せっかくなら先日ちょっと気になったヤビツ峠にでも行ってみようということになった。
もう何年も前に行ったことがあるようなないような記憶があるのだけれど、確か相当道が狭かった覚えがある。確かダートだったような気もして、いきなりのタンデムも無謀だろうということでワインディング大好きレガシィで行くことに。
例によって昼ごろの出発となり、腹も減りつつあったので何を食べようか思案したところ、厚木の奥にあるZUND-BARを思い出した。
以前にも2回行ってみたが、いずれも夜遅く、すでに閉店した後だった。
考えてみりゃあんな山奥の店が8~9時でやってるわけがない。
でも今日はずっぱし昼どきなわけで。
待つことはあっても閉まってるってことはなかろう、念願のラーメンをついに制覇してやる、と意気込んで出かけたのだった。
1時少し前には着いただろうか。
もうすでに店の前に客が並んでいた。
おいおい、こんな場所で行列かよ。日本のラーメン信仰はどこまで深いんや、と思わざるを得なかった。
また逆にこんな場所のため駐車場は結構な数があり、客数の割には簡単に停められた。
行ってみると店の外に名前を書くボードがあった。
このシステムだとずっと並んでなくてよいのでとてもありがたい。
こんな炎天下で暑さに耐えて並び続けるのはさすがに辛い。
おまけに並んでる隣りに節操のない「そーくガキ(クソガキ)」とか喫煙者がいたりしたら最悪なのだ。
その有無を言わさぬ迷惑行為にこちらはガンジーのごとく無抵抗主義でいるしかない。
で、数えると15組待ちぐらいなので、だいたい1時間から90分ぐらいかかると概算した。
じゃあ近くを散策するか、と歩いてみることに。
と、これが民宿とかはあるものの特に興味を引きそうなものはなく、最悪なことに日をよける場所がなくて大変だった。
まあこれからラーメンを食べるのだ。せいぜい塩分を失っておこう、とそう思った。
マイハニーは相変わらず虫とか雑草とかを発見しては喜んでいたが。
そんなんで40分ぐらい経ったろうか、戻ってみるとあと4組に減っていた。
店前のベンチも空いていたので貼ってあるメニューを吟味しながらそのときを待つことに。
これがなんと消費者を悩ませるメニューだった。
まずベースが醤油と塩なのだが、それにそれぞれ(私の記憶が確かならば)魚介ベースを強めた「淡麗」と、鶏ベースを強めた「まろ」のどちらかを選ばないといけない。
つまり「醤油-淡麗」「醤油-まろ」「塩-淡麗」「塩-まろ」の4種類ってわけだ。
もっとはっきりとした違いがあるならともかく、なんかとっても微妙で繊細そうな違いだから余計に困る。
他にゆず味のラーメンやつけ麺もあったりする。
オレは初めてなので王道の炙りチャーシューの「醤油&まろ」にした。なんとなく醤油のほうが炙りチャーシューに合うような気がしたからである。
一方、マイハニーは相変わらずのチャレンジャーでつけ麺にした。オレとしてはつけ麺はつけ麺屋で頼んだほうがいーような気がしたのだが。初めてだし。まあ本人の自由だからね。
そんなこんなで後二組に迫って喜んでいたら前組が9名の大所帯でぬか喜びとなった。
こりゃ当分まだ先になるかと思ったが意外とそのときはすぐにやってきた。
中に入る。
クーラー効いてないし・・・。
「暑いですか?」と女性の店員さんが声をかけてくれるが、その後、別にクーラーが効きはじめることもなかった。
BAR、というだけあってそんな空間を演出している。
水がこんなオシャレなビンに入って出てくる。が、あまり冷えてない。
ここはあの有名な海老名(もとは大和の高座渋谷)の中村屋からのれんわけした店らしい。
中村屋には何回か行った。せーまい空間でやってるそことは違いここはわりと席が多い。
二人四人と編成可能なテーブルとカウンターをあわせて30人弱ぐらい入れたはず。
前組9名さまのため中でわりと待たされたがやっと出てきた。
いえーい!(o ̄∀ ̄)ノ”芸術作品か?
スープを一口・・・・。
うまし。やさしいお味ね。醤油がガッツリ効いている、という感じではない。
細めんがスープと絡んでむちゃくちゃバランスよろし。
これをいただくと、塩のほうがとっても気になるね。次回は塩で!
炙りチャーシュー。ヤバいね、これ。
炙りチャーシュー丼。ラーメンに乗ってるチャーシューのほうがスープを吸って柔らかかった。
ほどなくしてマイハニーのつけ麺登場。
と、その前に店員が椅子の角にお盆をぶっつけスープをこぼすというハプニングが・・・。
しかもマイハニーと後ろの男性にスープが飛び散っているにもかかわらず知らん顔をするという・・・。
一言でいい。
「だいじょうぶでしたか?」
が、あればなんでもなかった。
でも何も言わないってのはダメだろう。
こちらも黙っていられなくなってしまうではないか。結局、後で他の店員に報告せねばならなくなった。
店長ではないみたいだが、上司っぽい女性の方が平謝りにきて、クリーニング代いかがなさいますか?ということだった。
本人が誤りに来るわけでもないので、ここでも「じゃあ、いただきます」と言うしかなくなった。
その場で現金でもくれんのかと下心が顔を見せたが、後で請求せよ、ということなのでこちらの連絡先を書いて渡すことになった。
面倒くさい。やはりやられ損であった。
それはさておきつけ麺もそれなりにおいしくいただけた。
ラーメンはおいしかったのにちょっと残念な食事になってしまった。
P.S. その後、マイハニーの携帯がなると、先ほどの店の責任者を名乗る人からで、この件についてどうしても会って謝らせて欲しい、とのことだった。
何でも、この件を含めスープを大切に扱わない店員に対する再教育を痛感したとか・・・。
別にこちらとしては、汁をかけた本人がその場で一言謝ってくれりゃ良かっただけなので、その旨を伝え、どうしても謝りたいと言うところを丁重にお断りしたのだった。
↑「無抵抗主義はどーした」「お前はクレーマーか」などなど、いろいろと思われたかたは、是非押してくだされ~(ノ^∇^)ノ