スープカレー
この前の日曜、横浜の実家に行ってきた。
実家と言っても、もと住んでいたところではないが。
で、その際には伊勢崎町界隈で働いている母ちゃんを仕事場まで迎えに行くのである。
そのまま実家へ直行する前に時々寄り道をすることがある。
で、今回は母ちゃんが同僚から何度も勧められているスープカレー屋に行ってみることにした。
なんでもその同僚は顔を見るたんびに「行きました?おいしいから是非行ってください」と挨拶のように聞いてくるのだという。
その店は関内にあるという。
母ちゃんも「○○という××のおいしい店を聞いたからそこへ行こう」というわりに、その情報がたいてい間違っていて店にたどり着くまでいつも苦労を強いられるのである。
だがさすがに今回は住所と電話番号までしっかりその同僚から聞いて携帯に登録までしておいた。
やるなー、と思ってその住所をナビに入れてみると、関内というよりすぐ近くの伊勢佐木町近辺が表示された。
ナビも道案内するかと思いきや「すぐ近くですので地図を見て行ってください」みたいなことを言っている。
「あれ?関内じゃないの?」と母ちゃんは言うが、とりあえず示された場所へ行ってみる。
ところがそれらしき店が見当たらない。
しょーがないんで店に電話をしてみる。
店の人が近くになにがありますか?と言うんで「えーと・・・スナックとかホテルとか・・・」と答えると
「横浜スタジアムが見えますか?」と言われて間違っていることに気がついた。
住所を確認すると、店は「住吉町」なのに対し、母ちゃんの携帯のは「末吉町」となっていた。
「またかよ~」
母ちゃんが悪いのか、同僚の情報が悪いのか・・・。たぶん前者だと思うんだが幸い電話をしたおかげで早めに修正できたのでよかった。
場所はスタジアムの真横。
日曜だというのにこのあたりは閑散としている。ベイスターズの試合がないときゃこんなもんなのかな?
近くには天下の中華街や山下公園があるというのに。
廃れちまったか、横浜。
クルマも路上の1時間300円のコインパーキングに余裕で停められた。
地下へ降りていくその店はアジアンテイスト満載の雰囲気であった。
Asian Bar RAMAIという。ラマイHP
ウィークデーは行列ができるのだろうか?外に待ち用のテーブルと椅子が並べてあった。
中に入ると客もまばらですぐにテーブルに通された。
カウンター以外はテーブルとテーブルの間がしきいられていて他の客があまり見えないようになっている。
スープカレーと言えば、確かレトルカかなんかで「もどき」っぽいのは食べたことはあったが、本格的なのを食べるのは実はこれが初めてなのだった。
そーいや一時期ブームになってたが、どーせすぐ廃れんべ、と気に留めなかったが、まだ生き残っているところをみるときっとうまいにちがいない。
期待して注文をする。
ライスは「小」も「中」も無料、スープの量も普通、大盛り、どちらも無料だ。
母ちゃんはチキン、ライス小、スープ普通。
オレはポーク、その他は言わずもがな・・・。
あとカレーの辛さが10段階で選べる。特別な香辛料を加えるとプラス100円ぐらいで有料になるようだ。
初めてなのでオーソドックス?のレベル7にした。
で、デジカメなくて携帯で撮ったらぼけるぼける・・・。
ちゅみまちぇん。
お店のHPをご覧くだされ。
本日のサラダ。量はしっかり食べられる。400円とは良心的だ。他に飲み物の値段もリーズナブルだった。
手前が「中」奥が「小」サフランライスである。ちなみに「大」はプラス100円だが大変なことになっている。「中」の3倍以上ある感じだった。「中」で茶碗大一杯ぐらいだろうか。十分である。
野菜はナスは素揚げなようだったが、レンコンとかぼちゃには衣がついているみたいでこれがべちゃべちゃしててオレは好きくなかった。
でもにんじんとかピーマンとか素材がいいのだろう、とてもおいしくいただけた。
母ちゃんはチキンで、オレはポーク。
でーっかい肉のかたまりが二つも入っている。こりゃあがっつりいただけるわ。
けど、ちっと肉がかたかった・・・・。いやかたいんじゃない。中まで味がしみてないのか、パサついてんのかどっちかだ。
ホロリと食べるにはビーフのほうが良かったかもしれない。
で、なんか食べにくい。
「お願いランキング」の「美食アカデミー」だったら、ちょいキビ判定員に
「女性のお客様が食べることを想定して作ってらっしゃるのでしょうか?」
とか言われて
「6点です」
みたいな評価になりそうな感じがした。
チキンも骨付き肉がどかん、と入っていて年配の方が全部平らげるには多すぎるようだった。
そのチキンのスープも味わってみたが、ポークとチキンで別にルーの違いがあるわけではないみたいだ。
以前、鎌倉で食べたカレー屋はポークやチキンのルーがそれぞれ違っていて、それぞれ肉の種類に合った味でとてもおいしかったのを覚えている。
ここのはたぶんビーフが一番合うんじゃないかな。チキンかな?いずれにせよポークにはマッチしてない気がした。
結論から言うとスープはコクがありとってもおいしかった。
が・・・・。
オレはどーやらカレーはやっぱさらさらじゃないほうが好き。
スープにご飯を浸してべちゃべちゃになるのをいただくのはちょっと昭和30年代生まれには納得のいかない食べ物であった。
↑「考え方が古いやつめ。そのサラサラがいーんだ」「写真ちゃんと撮れ」などなど、いろいろと思われたかたは、是非押してくだされ~(ノ^∇^)ノ