相棒 ~誕生への道Ⅴ
☆客寄せパンダ☆
※本文に記載される「~屋」など、どこの店であるかはご想像にお任せいたします。
ってほとんどわかっちゃうんですけど。
まずは八王子にある「帆船屋」へ。
八王子といっても相模原市との県境からそう遠くはないので小田原厚木道路と129号で1時間ちょいぐらいだったか。
それより幼少の頃暮らしていた橋本あたりを通過したのでノスタルジックになってしまった。自分が通っていた小山保育園がいまだにあったりする。
まあそれはいーとして本題へ。
ここへ来たのは2010年発売された赤のグラディウスの新車の値段交渉をするためだ。
もうすでに16万円引きになってはいるが、なんせ去年の色だしいまだに売れ残ってるわけだから、きっともっと安くしてくれるにちがいない、そう考えた。それに乗り出し価格がわかれば話しがより具体化されてくる。
行くとバイクの数もかなりあって期待が膨らむ。
中から長身の30代半ばぐらいのイケメンあんちゃんが出てきた。
目当ての赤のグラディウスにマイハニーがまたがらせてもらう。
うーむ。やはり足つきはギリギリだなあ。なんでも1万なんぼかでローダウン仕様にできるキットがあるらしい。にいちゃんの説明は非常に簡潔でわかりやすい。
とりあえずグラディウスとVTR、それぞれ新車の見積りをお願いする。
そして他の中古に目をやると、出た!赤のCB400SF Revoが499000円という微妙な価格であった。走行距離も少ない。
マイハニーが目ざとくメーターのところの傷を指摘すると「右に倒してます」と正直な返答が返ってきた。傷を見るとどう倒れたかまでわかるのだそうでいろいろと説明してくれた。そう率直に話してくれるところは好感が持てるが。
この赤CBについてはその値札に乗り出し価格までが提示されていた。
56万円である。・・・・・50万切ってくんないかなあ。
ちなみにVTRの中古は2002年以前のタコメーターのないやつしかここにはなかった。
一方、見積もってもらったグラディウスの乗り出し価格が・・・・
726,480円なりぃ~!・・・・。Σ( ̄∀ ̄;)ちなみに本体価格は649,000円。
それでも70万ちょいオーバーなので端数を削れないかと、なんとか食い下がってみる。
維「ネットで見たら泣き所屋のほうがここより1万ぐらい安いんだけど、ダメ?」
帆「あそこは手数料が高いんですよ。ネットで安い値段を見せておくとお客さんが来るじゃないですか」
維「なるほどー。でもこの赤ってさ、去年のモデルでしょ?」
帆「バイクってクルマと違って年式が経ったから安いってもんじゃないんです。この赤も色が違うだけで中身は何も変わってないですし。ですから逆にこの色じゃなきゃダメとおっしゃるお客さまもいらっしゃるので・・・」
維「じゃVTRは?これ以上安くなんない?」
帆「もうこれでギリギリです。これ以上やっちゃうと赤字になってしまいます」
だそうだ。
ということでそれ以上の値下げは一切なしの一点張りだった。
まあ、価格を見てもその通りだと思う。
だが70万はいくらなんでもムリだ。やはりグラディウスやCBなら中古になるだろう。しかし赤で程度がよくてトータル50万を切るようなのがこの2台って県内にはなかなかないんだよなー。あっても埼玉とか千葉だったりするわけで・・・。バイク王ダイレクトショップで見つけたグラディウスの赤は60万弱だったし。
ちなみにここは
登録代行費¥22,050
車体整備費¥27,300
だった。
これってちっと整備費が高くね?
もうここには用がないので、すき家で安い昼食をとって泣き所屋へ向かう。
道々、とっても非現実的な値段を見せられて、もうキャブ車でも年式も古くてもいーから30万ぐらいの中古にしちゃおーか、と思い始めてきた。世の中を見ればバイクの中古市場がこんだけ栄えていてたくさんの人がそれを上手に利用している。キャブ車だってきっと問題ないんだ、ホントは。
まもなく泣き所屋へ到着。
ここはまるで売る気がないので話しが早い。書類に名前を書くでもない。すぐに見積もりを出してくれる。
帆船屋のにいちゃんの言ったとおりだった。
車体価格グラディウス639,000円に対し、乗り出し価格は734,860円、帆船屋より高くつく。
なんたって驚きの
登録代行費¥31,500
車体整備費¥36,750
なんだもの。
これはないだろー。これはまさしく・・・・
客寄せバンダ!だ。
また、ここには別のパンダもいる。
新車60回払いローン金利手数料ゼロとか謳っているが、ほぼ値引きなしなのだ。ローンを組む金額と回数にもよるが、要するに値引かない分が金利と大して変わらないか、へたすると金利のほうが安いかもしれないのだ。
実にわかりやすいパンダだ。
だが驚いてはいけない。もっとすごいパンダを飼っている店もあるのだ。それは次回に。
それでも泣き所屋のVTR(自賠責3年)はトータル526,050円でこれは帆船屋より2,500円ほど安かった。
なんにしてもVTRに関してはこれをたたき台として赤男爵や梅田屋と交渉することにしよう。
そして最後に茅ヶ崎にある超でかい梅田屋に寄る。
ぼっこいVTRやらCBやらないかな、と探していると
「かっこいーーーーっ」
という今までに聞いたことのないマイハニーのリアクションが聞こえた。
なに?
「ゼファーかっこいーーーーっ!」
へ?なにごとざます?
い、いったい何が起こったざます・・・・?
と、ご覧のように写真を取りまくるほどのお気に入りようだ。
「女心と秋の空」とはよく言ったものである。
↑「もういー加減に結論だせ」「客よせすんのが当たり前だからしょーがなかろう」などなど、いろいろと思われたかたは、是非押してくだされ~(ノ^∇^)ノ