オイスターバー
旅行の帰り、どうせ東京に寄るのだから、なにかおいしいものでも食べようではないか、ということになっていく前に店をいろいろ探した。
結局、第一希望のオイスターバーになったのだが最初は見つからなかった。
きっと山形旅行では蕎麦など軽めなものが中心になることが予想できたので、ここはがっつりと「シュラスコ」でもいーかと思ったが東京駅から遠いのと、予約が取れないので断念した。
おいしい洋食屋なんかも考慮したが選びようがない。
そしてがっつりなら「アメリカンフード」、と思って探していたらこの店にたどり着いた。
丸の内のマイプラザ?だったかその辺の地下にある。
メインは牡蠣なのだがメニューなどが確かにアメリカっぽい。
そーいやニューヨークにグランドセントラル駅ってのがあったがそれを意識してんのかな。
で、ちゃんとフロントがあってコートやらを預かってくれる。
中に進むと、こんな場所だからもちろん仕事帰りのサラリーマンやOLでいっぱいで、ものすごい活気があった。
上司と部下、あるいは女子会の姿も見られたし、別室ではどこかのグループが貸切りをしているようだった。
あー、よく見ると柱とかがグランドセントラルっぽいかも。
疲れ気味の我々には少々場違いだったかもしれないが、とにかく食らうのみ。
まずはワイン。
ちなみにこれは飲みかけではありません。ここまでしか注いでくれませんでした。
昔、ど根性ガエルでこんなエピソードがあった。
ひろしたちが梅さんに頼まれてすしの出前をするんだけど、途中でつまみ食いをしてしまいお客さんに届いたときにはすしが3貫ぐらいしか残ってなかった。その人はなけなしの金で何十年かぶりにすしを注文したのだが、時代の流れで今は同じ値段ではすしが3貫しか食べられないのか、と嘆くのだった。
東京ではワインはこれしかついでくれないのか?
という感覚がそれに似ている。
気を取り直して生牡蠣の注文に入る。
http://blog-imgs-33.fc2.com/n/i/n/ninja400kagemaru/dsc_2022.jpg"
きたー。冷たいものから順にお出しします、ということでまずはこれが来た。
左奥から、ワシントン、イギリス、兵庫、広島、そして真ん中に控えしは長崎。だったと思う。 アメリカはワシントンなのになんでイギリスはイギリス?
ワシントンのが牡蠣の味としてはもっともオーソドックスなので、それを食べた後、いろいろと違いを確かめてみてください、というので、そのように。
3種類のソースもつくが是非レモンでどうぞ、ということだったので、そのように。
結論から言うと、広島のが一番うまかった。やっぱ牡蠣は広島なのか、単に我々の好みに合っていたのか。
そして「生牡蠣食べるんならお取り寄せがいーんじゃね」って、ちょっとじゃなくだいぶそう思った。
それでもたくさんある中で広島の牡蠣が好みに合うのがわかったのは収穫だった。
シーザーサラダ。チーズが濃いね。お値段が違うとそんじょそこらのとはやはり違うのね。これはハーフ。ハーフとホールでは大して値段が変わらないから野菜だしホールのほうがいーと思う。
ピクルス。
クラムチャウダ。うまいねー。ボストンで食べたのに近い味だと思う。ねっとり系である。
マッシュポテト・ワサビ。
昔、ポートランドのステーキ屋の付け合せで食べたマッシュポテトがすげーうまくてそれ以来大好きなのである。
これは日本風にワサビが効いていてなかなかおいしい。
パンはおかわり自由みたいだ。空になったら向こうから勧めてくれた。
そして焼き牡蠣。
これはBBQとかで直に焼いたのを食べたほうがきっとうまかろう。生牡蠣の後では感動が少ない。
って、こんな贅沢してて・・・。
いかんなあ・・。
なんかもう普段きつく縛ってある財布の紐がゆるゆるになってしまって・・・
もうどーでもいー感じになってきちゃった。
カキフライ。
やっぱオレはカキフライが一番好きかも。
いずれにしてもすべておいしくいただけて大満足でした。
以前、箱根の富士屋ホテルで値段に不釣合いなもんを食わされたのに比べたらはるかに上質でよかった。
しかしここまで箍(たが)が緩むと、もーどーにも止まらなくなりそーで怖い。
きっと、いま「大型免許取ってZX-14Rに乗ろーぜ」とか言われたら、すぐ実行しそうで危ない。
けど「大型取って・・」は、あるかもしれないけど、後者は・・・・
ないない。
↑「いや、北海道の牡蠣もあるじゃなイカ」「そのど根性ガエルのエピソード覚えてる」などなど、いろいろと思われたかたは、是非押してくだされ~(ノ^∇^)ノ