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試乗あらし 五之章(参) ムルティ・タンデム編

※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。

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ムルティストラーダ24時間無料レンタルキャンペーンでバイクを借りてきて一夜が明けた。

本日はタンデムを試そうと思う。

今まで自分が乗った大型バイクの中(すべて試乗)で最高の排気量1200なのにタンデムとは、あまりにも無謀。

そう思われる方も多々いらっしゃると思います。

そうなんですが、維水志としては「400でタンデムできんなら大型でもいけるんじゃね?」という考えがありまして・・・。

排気量がでかけりゃ安定もしているし、足つきさえだいじょぶなら返って楽なのでは・・・、と。

それで、また雑誌からの情報なのだが、例によって「ヤングマシ~ン」の今月の特集が「絶対に転ばないツーリングライテク」というものだった。

なんと、そこに、タイムリーにもタンデムの場合のことも載っているではないか!

かいつまんで言うと

「スタンドを立てたまま先にタンデマーに乗ってもらい、ライダーが後から『前蹴り』の要領でまたいで乗る」

というものだ。

なるほど、これなら多少足つきが悪くてもバランスを崩すことはないだろう。

実際、マイハニーにそのようにして先に乗ってもらったが確かに楽だった。

(マイハニーも最初はムルティのでかさに引いていて「タンデムなんか嫌だ」と言っていたのに朝になったら「一緒に行こうかな」と気持ちがコロッと変わっていた。なぜだかはわからない)

そしてムルティの電子デバイスはボタン一つで二人乗り用にサスの設定が変えられるのである。

(ちなみに「一人乗り」「一人+大荷物」「二人乗り」「二人乗り+大荷物」等の設定があります)

ボタンを押すと、シートの下で「うぃ~ん、うぃ~ん・・・」と音がしているのだった。

確実に一人乗りの設定とは違ってサスが硬くなった。

それでも後ろに人が乗ればちゃんと沈み、足つきはさらによくなった。

これならだいじょぶそうだ。

走り出してしまえば問題ないので、後は停止するときに最大限の注意を払えばよし。

低速で右左折するときなどもハンドルで曲がり、車体は極力傾けないようにする。

家を出発し、細かい道での右左折にはさすがに緊張したが、だいじょぶなのがわかるともうこっちのもんだった。

今日は東名大井松田インターから乗って御殿場ジャンクションからまた新東名へ向かう。

(一応、この24時間無料レンタルキャンペーンは距離は300キロまでに制限されているので新清水ぐらいまでが限界と考えた)

下道を暫く走って、発進は問題ないが、止まるときにぎこちないのがわかった。ブレンボ製のブレーキが影丸のとはだいぶ違うからなのか、スムーズに止まれない。これも慣れなのだろう。

やがて東名高速に入る。

まあ、あれだね。

後ろに人が乗ってるとは思えないね。

振り落としてしまったんではないか?と思って何度もミラーを覗き込んでしまうぐらい一人乗りのときと変わらないのだった。

タンデマーも大型タンデムは初で慣れていないので、すぐに足柄SAに立ち寄った。

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マイハニーの最初の一言は「カーブが怖くてしょーがない」だった。

背が高いからか、倒れるんじゃないかという恐怖が襲ってくるらしい。

朝食がまだだったが、せっかくだからまた駿河湾沼津まで我慢することにした。

新東名は制限速度が80キロだ。それくらいの速度で気持ちよく走行してるのだが、まあ後ろから抜かれるは抜かれるは・・。

みなさん、バンバンすっ飛ばしてるね。

一方、ムルティは人間が一人増えようがまるでお構いなし、と言った感じで、80キロ3速3800回転ぐらいってのは昨日とまるで変わりがないのだった。もちろん加速も申し分ない。

サス設定が違うが乗り心地も変わりはない。

やがてトンネルに入ると・・・・。

すごい音が響いている・・・。マイティーさんが言ってたとおりだ。

これ、オレが乗ってるバイクの音なんだよね???

エンジン音と排気音が交互に耳に入ってくる感じでたまらん・・・。

間もなく駿河湾沼津SAに到着。遅めの朝食となった。

これからの予定が決まってなかったが、マイハニーの提案で「朝霧高原→氷穴めぐり」で富士山を一回りして帰ることにした。

今回はインプレがメインなので洞窟探検等の詳細はまた別の機会ということに。

高速道路を新富士インターで降りる。

下道では相変わらず3速までしか使わない。いや、ほとんど2速である。

走りながら走行モードをスポーツに変えてみると、タンデマーのマイハニーが即「硬い」と言うぐらい如実にその違いがわかるようである。

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ちなみにタンデムシートがこのように一段高くなっているのだが、その段差の部分がライダーの腰をサポートしてくれて大変楽である。

タンデマーの感想は「座りやすい。全然おしりが痛くならない」とのことだ。

あと、この写真を見て思い出したけど、幅が細くていいね。2気筒ならでは、だね。

ニーグリップしやすい。車体が軽いのとあいまってとてもコントロールしやすい。

そしてエンジンの熱でどこかが著しく熱くなる、といった不快さがまるでなかったということは特筆すべきだろう。

何もないのがすごいんだと思う。

気になるところと言ったら、スクリーンの幅が狭い、ということだろうか。

肩にやたら風を食らうのである。ボボボボボボボ・・・・とずっと肩をマッサージされていた。(後でNinjaに乗って違いがよくわかった)

あー、あと、パニアだけど使いにくい。閉めにくいし開けにくい。外見重視だからか、荷物が入れにくいしたぶん衣類系以外のものは入れないほうがよさそうである。

ムルティストラーダ1200S Touringは最初からパニアは標準でついてくるが、結局トップケースは買わないとダメだろうし、あったほうがタンデマーが楽になる。

それとディーラーの人がおっしゃってたように3段階あるグリップヒーターは一番下ので十分である。

私のグローブがスリーシーズン用というのもあるが、一番下の設定ですら熱く感じた。

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本栖湖にも立ち寄り、湖を一周し、適度にコーナーリングも試すことができた。

タンデマーがいながら快適にワインディングも走れるバイクだということもわかった。

都合上、5時半ぐらいに横浜まで返却しに行かないといけなかったのに余裕をぶっこいて時間を読み間違えてしまった。

一度、自宅に戻ってマイハニーを降ろしてから、再び小田原厚木道路→東名で横浜へ。

一人乗りに戻り、どこまで速度が出るかちょっとチャレンジしたくなったが、免許や命が惜しいので辞めておいた。

ただ、5速に入れるには140キロぐらい出さないとダメなのだった。とうとう6速は入れずじまいだった。

ディーラーのすぐ横にあるスタンドで給油し、満タン返しだ。

ちなみにガソリンはハイオクである。

給油量は高速で入れた5リッターと合わせて20.4リッター。走行距離は320キロぐらいだったか。

計算すると燃費はリッター16を切るぐらいか。排気量1200のバイクでこれはいいのか悪いのか?

そしてその距離を見て、今日一日で300キロ弱走ったんだ、と改めて実感した。

もちろん肩はいつものように凝ってはいたが、タンデマーがいてもへとへとにならなかったことを知って驚いた。

やっぱ長距離乗るには大型バイクはいーよなー。

どこまでも走っていけそうな気がするー。

ディーラーへ戻り、簡単なアンケートを書いた。

ホントは見積りとか、感想とか、じっくり語りたかったのだけれど時間がなくて15分くらいしか留まれなかった。

近いうちにまた見積りを出してもらいに来る、と約束し、何度もお礼を言って影丸にまたがる。

・・・・・・。

え?これ、おれのバイクだっけ?

ち、ちちゃーーーい・・・・。

そしてハンドルがハの字になっている。

発進すると排気音がもの凄く小さく聞こえる。

違和感を覚えながら帰途に着くのだった。

おしまい。

ちなみにこのキャンペーン、10月末までやっているそうです。

大型取得したかた、あるいはこれから取得するかた、是非試してみてはいかがでしょう。

こんな初心者でも乗れます。タンデムもできます。

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