試乗あらし 九之章 BMW F650GS
※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。
今日は箱根の大観山でBMWのディーラー4社が合同で試乗会を行うというので朝から参加することに。
ただ今日はその後、ライディングスクールがあるため、長居はできない。8時から始まる試乗会だが9時までには帰宅しないといけない。
乗れるのは1車種が限界だろう。
もっとも、先週のヨシムラツーリングブレイクタイムの試乗会が盛況で「一人一台」限定だったから時間があってもどのみち1台しか乗れないはずだ。
前にBMWのディーラーに訪れたときに、そこの店長さんがこの試乗会のことを教えてくれた。
その店長さんの話しでは8時から受付が始まるので7時半ぐらいに受付あたりにいてくださればあちらから声をかけてくださる、とのことだった。
7時半に大観山なら家を6時50分に出ればたぶん余裕で間に合うだろうから今朝は目覚ましを6時20分にセットした。
と・こ・ろ・が・・・・だ。
やはり遠足前の子供の心境なのか、またまた5時前に目が覚めてしまった。
喜んだのはニャンちゅうだ。
いつもは執拗な「朝ごはんくれニャ~ン!」攻撃を6時ぐらいからマイハニーに浴びせるものの結局もらえるのは7時ぐらいになってしまう。ところが今日はいつもは朝ごはんをサーブしてくれない人が、むくっ、と起き上がったのだから・・・。
そこらじゅう駆け回ってたね。
で、こんなんじゃもう一回寝るのも無理なような気がしたんで、大観山に行って富士山でも眺めながら寝てりゃいーか、と予定より早めに家を出ることにした。
できるだけトラブルなく帰宅できるようにレガシィで行くことにした。ターンバイク→西湘バイパスで帰りは20分で帰宅できるはず。
先週より2時間以上早い6時過ぎには大観山に着く。すると、さすがに人はまばらながらもすでにライダーや走り屋っぽいヤンキー車が数台集まっていた。
富士山がきれいである。
だが興奮気味なのか、とうてい寝る気にはなれないのでコンビニで買った朝食を早めに済まし、写真を撮りながらバイク観察などをしていた。
心なしか、本日はトライアンフがやたら多かった。ストリートトリプル2台、デイトナ、ボンネビル、タイガー1050SE・・・。トライアンフライダーは早起きなのかな・・・。
やがてBMWのバイクを積んだトラックが現れ、セッティングが始まった。
店長も私の顔と名前を覚えていてくれて「維水志さーん」と約束どおり声をかけてくれ、一番最初に受付させてくれたのだった。
先週もトップバッターだったんですけど・・・。
で、悩んだ。
乗れるバイクは1台しかないのだ。
F650GS、R1200GS、K1300Sの3台だ。
このうちK1300Sは試乗車がなく、あるのはK1300Rだったため、こちらは候補からはずした。
(あれ?写真載っけて気づいたが、あのオレンジの・・・・K1300Sじゃないよね・・・)
R1200GSは足つきをカタログ見たら850センチとかになってて、思わず「冗談はよせ」と、実の妹に銃口を向けられたギレン・ザビのようにつぶやいてしまったのだった。
ローシート仕様の790があるということだから、希望を持って店長に聞いてみたが撃沈した。
まる一日乗ったムルティストラーダと排気量が同じ1200だし、水平対向だし、乗ってみたかった・・・・が、断念。
結局、F650GSにすることにした。
ただ、これはブロ友のGASHOBさんの一押しのバイクだから先に予約するのが一瞬はばかれたが、見ると2台あるようだったので遠慮なく決めさせてもらった。
結局、試乗が始まるまで90分以上大観山にいたわけだがあまり長く感じなかった。
開始5分前、というところでGASHOBさんのVTRが現れたので走りよって声をかけた。
(ついたばかりなのにあわただしくてごめんなさい)
ヨシムラの盛況ぶりとは違ってこちらはまだ空きのある試乗車もあったようだ。まあ先週は1時間遅い9時始まりだったから、というのもあるだろう。
始めに車両の説明を受ける。
なんと!
ウィンカースイッチが左右別々でキャンセルスイッチが右側という、前代未聞のシステムなのだった。先週乗ったS1000RRはそんなことなかったのに・・・。
まあ、違いはそれぐらいだから問題ない。
(実際、キャンセルスイッチと間違えてホーンを鳴らしてしまった。が、他にも同じことをした人がいた)
コースはなんと先週とまったく同じである。かなりの距離とワインディングを走れる。
ここでの試乗会はこれがお決まりのコースなのか?と思ってたらスタッフの中に先週いた人と同じ人がいた。
聞いてみると、彼はデビル○富オートの社員さんで、たまたま先週が「ヨシムラ」と「デビル○富オート」の協賛で、今週はBMW4社ディーラーの中にデビルが入っているからなのだった。
「2週連続ありがとうございます」と言われた。
「お世話になります・・・・」
なのにデビルって呼んじゃうなんて・・・。
はい、前置き、ながーい。
そろそろインプレを。
まずNinja400Rと同じパラレルツインなんだ、ということを意識するようにした。
走り出すとすぐに似て非なるものであることはわかった。
排気量は倍違うんでトルクがあるのは当たり前。問題は振動だ。
独特の振動はあるが、それが足先に伝わってこない。高速で影丸に30分も乗れば降車後、手足はしびれているのだがこれはどうもそういうことはなさそうである。
そして車体に関しては、同じ排気量のトライアンフのタイガー800XCと比較することを心がけた。
たぶんF650GSのほうが軽いだろうと思った。
実際、自宅に帰ってスペック表を比べると199キロでタイガーの215キロより軽かったんで当たってた。
こうした自分の感覚を、後で実数値で比べて調べてみると、結構、的を得ているので、最近、「オレの試乗インプレもまんざらではないんでねが?」と自画自賛しているのである。
注:結局は主観です。
それでパワーに関してはやはりタイガーのほうがパンチ力はあるのだった。
そして低速走行時のエンジンの安定性も3気筒に利があるように思えた。
F650GSのほうが優れている、と思ったのはエンジンをのぞいての乗りやすさだろう。姿勢が楽なことはもちろん、シートが適度な柔らかさで疲れにくそうだった。
ニーグリップなんかも、タイガーは膝に変なもん(パイプ?)が当たってたのが気になったのに対し、こちらは全然問題なかった。
BMWに乗ると楽で他のに乗れなくなる、と以前ブロ友のちゃおドンさんからコメントをいただいたことがあるが、本当にそうだと思った。
なんか、どこまで走っても疲れなさそう。
さて、F650GSをレンタルバイクで借りてもっとじっくり試したいか?というと維水志的にはノーである。
借りるならやはりタイガー800にすると思う。
だが足長の魅力をさらに高めてくれた、という点ではF650GSに乗れたことは感謝したい。
試乗後、私はとっとと帰らなければならなかったが、GASHOB氏にはR1200GSの試乗を勧めた。
氏もやはり足つきが気になるようでためらっていたが、またがるだけでもいい、というアナウンスがあったことを伝えると、そのデカさに驚きながらもまたがってくださった。
するとほぼ私と同じ身長のGASHOB氏の足先がしっかりと地面についているのだった。
これならもしかして私にも乗れるかも知れない。
うーん。
ムルティと比べるために、そして将来、最近出たタイガーエクスプローラーとも比べるために、是非これに乗ってみたかった・・・。
次回への課題としよう。
こうして課題を残して大観山を去ったのだった。
なお、今回はわりと空いていたため、一人で複数台に試乗することが可能だったようである。
ライディングスクールの報告はまた明日からです。すんません。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
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