Ninjaよ!私は帰ってきた!!

バイクが紡ぐ彩り生活!

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弾丸ツアラー維水志 タイガー800を駆って!

で、当日。(5月31日)

諸々の準備をしている維水志の元へ単身さんからメールが。

はやる気持ちを抑えて内容を確認する。

「なになに・・・・?おー!『牛タンを一緒に』と、ある。きたーっ!

「ふむふむ、『店が閉まるのがわりと早いので遅くとも9時には現地に着けないですか?』、とな・・・・。

「9時・・・・。八王子から400キロ弱だから、4時にレンタルバイク屋を出れば行けそうだな・・・・。いや、逆に早いほうが首都高の渋滞も避けられるし・・・・。よし!出発を早めよう。

「レンタルの期限は24時間だから、逆に戻ってくるのも早くなってしまうが、これまた渋滞前にスムーズに帰って来れるのが期待できる。

「それに、翌日、早起きして午前中をフルに使えば磐梯山を十分楽しめるだろうし。

「いやー。単身さんの、お顔を拝見できればそれで満足だったんだけど、一緒に食事ができるなんてなー。夜遅いのに、なんとかご都合つけてくださったんだなー。嬉しいなー。

「おっと、続きを・・・。どれどれ・・・・?

「ん?

「んんん???

「えっ!?『明日のスカイライン、ぜひガイドをつとめさせていただきたいのですが』・・・・?

「ええっ!?

「明日って、金曜日・・・。平日・・・・。えっ?まさか、お休みをっ?

「え。まさか彼は実はプー太郎?

「いやいや、失礼すぎるだろ・・・。ま、まじっすか?

「いきなりツー実現!?

人生バラ色:*.;".*・;・^;・:(● ̄▽ ̄●):・;^・;・*.";.*:

一瞬、読み間違えてるのか?と思って何度も読み返してしまった。

そして、「こ、これは、夜、牛タンを食べながら明日のお勧めコースを聞かせてくださる・・・っていう意味じゃないよな。一緒にツーリングに出かけましょう、ということだよな」

と、あまりにもよいニュースで信じがたいのだった。

よ、よかたあ・・・

仙台行きを決めて、よかたあ・・・・。

ジーンとして暫くボーっとしてしまったが、慌てて御礼の返信を。

1時間後に今度は待ち合わせ場所と時間を知らせるメールが届く。

仙台南ICを降りて3キロぐらい走ったところに9時集合と決まった。

ナビタイムによると八王子のレンタルバイク店からの全行程は約380キロだ。

うーむ。5時間で行けるだらうか。行けるだらうね。そうだらうね。

そして出発を早める手立てを急いで行う。

なんとか準備が完了した。

(お土産用のベーグルを焼いていたマイハニーは慌てていた。すまぬ)

いざ!しゅっぱあ~つ!p|  ̄∀ ̄ |q

「あー。なんか・・・。今日の夜には本当に仙台にいるのかな、オレ・・・・?無事に着けるのかな?」

期待と不安が入り混じっていた。

レンタルバイクの手続き、車両の説明を30分弱とふんで3時半には八王子着を目指し、2時に家を出る。

着く寸前までは順調に進んだが、十分下調べをしたにもかかわらず、簡単な道で迷ってしまい、店に電話して道案内をしてもらう羽目に・・・・。ここで15分のロスである。

バ、バカぁ!維水志のバカぁ!!\(`O´θ/

到着が3時35分。

くそー。幸先悪し。

店の前にはタイガー800がすでに用意されている。

きたーーっ!

店に入り手続きをする。

初めての人はデータをパソコンに登録したりしないといけないらしく、かなり時間がかかるので30分の余裕を持っておいて正解だった。(あと、初めての支払いには本人名義のクレジットカードが必要です)

支払いまでは割りと順調だったのに、そこから先のスタッフの手際が悪い・・・。

で、不親切。いや、この車両に慣れてないのか・・・。トリップメーターをゼロで表示してくれ、という単純な要求にすら、5分ぐらいイジり続けてやっと、という感じなのである。

おまけに、「なんか適当にいじってれば出ます」ですと。

あのなー。適当すぎるだろ。

適当すぎるからたぶん大雑把だと思い、「これ、返却は4時きっかしじゃないといけないの?」と、1時間ぐらいのオマケを期待して聞いてみたが、そっちは「4時に返却です」、と、ちゃんとしてるのだった。

甘かった。

ただし多少のオーバーなら大目に見てくれる、とは言っていたが・・・。

まあ、2割引券も今回限りだし、ここで借りることはもうないだろうからいーけど。

今回、タイガー800に装備的に付いているのは別体式ETCのみである。パニアもなけりゃトップケースもない。

なので影丸のタンクバッグをタイガーへ装着。ここでも「だいじょぶですよ」と言いながら手間取る。

一体、何分ロスすりゃ気が済むんだ?

さらに燃料計の調子が悪いらしく、満タンにしてもメーター上はFULLにならないと言う。(外車は電気系がすぐぶっ壊れると聞いていたが、どーやら本当らしいじゃん)

・・・・・。

なんか出鼻をくじかれた気がしたが、ぐずぐずしているヒマはない。

とっとと出発せねば!

エンジンをかける。

3気筒の例のブイブイいうサウンドが迫力ある。

思わず顔がにやけた。

しかし、タイガー800はABS仕様の車両もあるが、これには付いていないそうだ。注意を要する。

またがると前回乗った800XCよりシート高が低いので、かかとまでベッタリ、とはいかないが、足先がしっかり地面に付いて安心できるのだった。

ホッとしたのもつかの間、気持ちは次なる壁へと向いていた。

首都高である。

複雑・・・。

国立府中ICから中央道でそのまま首都高に入るが、なんせ入り乱れているので間違えずに東北道に乗れるかが心配だった。

一応、予習はしたが、首都高4号新宿線(西新宿JCT)首都高中央環状線(江北JCT)首都高川口線 → 東北自動車道

である。

このようにぐちゃぐちゃしていて、さらに地図上では二股に分かれているところもあり難解だ。とにかく頼りは C2 という表示だけである。これさえはずさなければたぶんだいじょぶなので、あとは標識を見逃さないようにするだけだ。

 

えーい!出たとこ勝負だあ!

気合を入れて店を出る。

ものすごく長い時間に感じたが、結局、4時には出発できたのだった。

タイガー800。

うむ。低速トルクばっちし。前回試乗したときと同じ。3速20キロからでも立ち上がる。ほぼオートマだ。

そして背が高い。視界良好!いけるぞ。

日野バイパスをそのまままっすぐですぐに中央道へ。

アクセルを開く。

爆発的な加速はないが、やはり800ccもありゃ十分で余りある。

き、きっもちいーーーー!\(^▽^\)(/^▽^)/

下調べでは距離20キロ弱で4号新宿線になるはずだが、よくわかんないうちに標識が「4号線」に変わっていた。

やがて命綱の「C2」が出てきた。

東北道方面と渋谷方面に分かれていたが、さすがにこれを間違えるやつはいない。

わかりやすくてよかたあ・・。

そして混んでない。

出発を早めて大正解だった。

タイガーの厚みのあるトルクと十分すぎる加速性能のおかげで車線変更やらなにやらもスムーズである。

わりと順調だったのだが、中央環状線になってから長いトンネルに入った。

これがいかん。

排気ガスが充満していて、臭い。

熱い。

さっきまで気にならなかったエンジンの熱風まで伝わってくるほどだ。

いつまで続くんだこれ?

もう限界ざんす・・・・となる寸前で開放された。

(ちなみに縦貫道だかなんちゃらが貫通すると都内を抜けなくてもだいじょぶになるらしい。ぜひとも早い完成をお願いしたい)

やがて最後の難関「江北JCT」も切り抜け、あともうまっすぐ行けばそのまま東北道へ入れる。

当初の予定ではこのまま上河内SAまで一気に160キロ超を走り抜けるつもりだった。

だが、緊張してたのか、小田原-八王子間ですでに始まってた肩こりがいっそうひどくなった。

タイガーの姿勢は楽には楽なのだが、すでにケツも痛み始めていた。

「おいおい。これ、最後まで耐えられんのかい?」

と思ったら不安になって蓮田SAで早くも一回目の休憩となった。

まだ八王子から80キロも走ってないのに・・・。

全行程380キロの80キロを削っただけだ。

じ、時間は・・・・?

すでに5時。あっという間に1時間を消費。

そしてさらに追い討ちが・・・。

バイクから降りて愕然・・・・。Σ( ̄Д ̄;)

影丸に乗った後以上に手足がしびれているのだった・・・・。

こ、これは・・・・?

バイクの選択を誤ったかもしれない・・・!!??

こ、こんなところで・・・

まだあと300キロ以上あんのにぃ~?

待ち合わせ時刻の9時まで、あと4時間。

つづく。

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