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試乗あらし 十之章 バンディット1250F

※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。

弾丸ツアーの余韻がまだ覚めやらないが、そろそろ「試乗あらし」のほうも再開せねば。

ただ、最近、大型バイクの購入を考え直さなければならないような気がしてきている。

それについては後日語ることとして、今週末は天気が許せばだが、いよいよ本命の

カワサキ Ninja1000

に試乗する予定である。

だが、その前に、

比較の意味もあってどうしても乗っておきたいバイクがある。

それが今日のお題、バンディット1250Fだ。

なんと今月号の「ヤングマシ~ン」に、プロライダーによるこの2台の比較インプレが載っていた。

言っとくけど、この2台の比較は雑誌が出る前からオレが先にやるって決めてたことなんだからねー。

ちょっと先を越された気分だったが、プロの目によるインプレを無視することはできなかった。

で、読んだ。

要約すると、

両車ともに完成度は高い。

コストパフォーマンスやツーリング・タンデムのしやすさから言うとバンディットに軍配が上がる。

とか、そんなんで総合点は、というとバンディットのほうが高いのだった。

まあ、そうは言ってもプロ目線と素人目線じゃ感じ方がだいぶ違うことが予想されるから実際に乗ってみなければわからない。

それで感覚が残っているうちに比較したかったのでカワサキに乗る二日前の今日を選んだ。(昨日は調子が悪くて動けなかったからなんだけどね)

スズキ車所有では県内最大級を謳うそのショップは大和にある。

朝一で電話を入れ、試乗できることを確認。

訪れると、確かにスズキの車種はほとんどと言っていいほどの品揃えである。

「電話で試乗をお願いした維水志ですけど・・・」

というと、聞いてねーよ的な感じで「少々お待ちください」という対応。

「ようこそいらっしゃいましたー。お待ちしておりましたー」

と、試乗車が用意されているのを期待したが、バイク業界にそーゆーのを期待してもたいてい裏切られるんで、もういい。

(ちなみにDUCATIBMWはちゃんとしてたね。国産ディーラーは本気で売る気がないだらうね。そうだらうね)

いつもの通り、免許証の提示と必要書類に記入をし、コースと車両の説明を受ける。

コースは大きい道路の246を走れるそうだ。

だが、店員さんは「こんなもんか?と思ったらショートコースで返って来られてもいいですよ」とおっしゃる。

あんた、自分とこのプロダクトを「こんなもんか」とはまた随分見下したもんじゃあないですかい?

そうおっしゃるのは、たぶん、ハヤブサやGSX-Rとの実力差を知ってるからなんだろうか。

IMG_8293.jpg

スズキ車はクラッチを切らないとエンジンがかからないそうだ。それはタイガーも同じだったな。

また、このバンディット1250Fは3,500という低回転から最大トルクを発生する、というのが売りだったはずだから、そのあたりを注意しながら体感しようと思った。

それと雑誌には「スズキのABSは素晴らしい」と書いてあったから、こっちは思いっきり試してやれ、とも。

IMG_8295.jpg

またがる。

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足つきは工具を使えば790と810に変えられるらしい。これはどうやら790だろう。

Ninja400Rが同じ790だから大差なく感じた。たださすが4気筒だね。股の開きが大きくなる分、足つきはよくない。

ちょうど足が着く位置にステップがあってちょっと邪魔だった。

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ハンドルの切れ角も申し分ないね。こんな立派なカウルがついてんのにネイキドと変わらないのでは?

そして嬉しいのがシフトインジケーターだ。これはあるとありがたい。

普段、影丸に乗っているときは、現在走っている速度とエンジン音でたいていの場合は何速で走っているかわかるものだが、それでもいまだに間違えることは多々ある。

特に低速時、何速でコーナーを曲がるのかは重要な情報なので是非ともほしい機能である。

ちなみにニュートラルでは「N」ではなく「0」と表示される。

IMG_8298.jpg

一方、これは雑誌からの情報で、自分では確認しなかったが、時計とトリップメーターが同時に表示できないらしい。

それは不便だから改善すべきだろう。

さて、いつものように他に試せることは加速ぐらいしかないが、とりあえず、しゅっぱあつ!

車体を起こす。

え?これ1250cc?今まで乗ったやつで排気量が一番でかいやつなんですけど、そう感じない。

走り出す。

うん。いーぞ。

ライディングポジションも影丸より少し上体がまっすぐになるかな?

雑誌に「アクセルを開けたときのドン突きが残念」って書いてあったんだけど、それは別にないような気がした。よくわかんなかった。

前が空いたぞ。

アクセル開けるぞ。

3,500回転で最大トルクだ!

ぐおーーーーーーっ!

出たあーーー。

リッターオーバー車の怒涛の加速。タイガー800にはなかった加速感だ。

これ、100馬力だって言うんだけど、レッドゾーンがまだまだ遠いで。

だとしたら100馬力以上なんか使うときねーんじゃね?

そう思う。

そして後ろにクルマがいないのを確認して・・・・

フルブレーーーーーキ!

「キュキュ・・・」

へ?

いま、リアタイヤがキュキュって言うた。キュキュて・・・・。

ロ、ロックした?もしかして?

幸い、バランスを崩すことはなかったが、怖くなってもうそれ以上フルブレーキを試すのは止めといた。

でも、フロントはなんか「シャーッ」っていう音がして確実に効いてんなーってのがわかった。

お、おもしろい。

やがて246へ出る。おまわりさんがいないのを祈りながらアクセルを開ける。

あっ!

という間の100という数字到達である。

う、うむ。

もしかして大型バイクの楽しさはここに集約されるのかな。

で、このバンディット1250F、長距離は楽そうだぞ。

一方で、前回の弾丸ツアー仙台・磐梯山編のようなワインディングが中心になったときはどうだろうか?

そのときはタイガーかバンディットか悩んだけど、タイガーで正解だったと思われる。

今回、バンディットでは試せなかったけど、感覚だけで言うと、ことワインディングに関してはタイガーのほうが走りやすいんじゃないかな?

素人の感覚、ね。

それと最後に3500回転から最大トルク発生、というやつだが、はっきり言ってわかんなかった。

というのも、その前からすでに十分なトルクを感じていたからである。

逆に言えば、高回転まであまり回らないのかも知れない、って、ちょっと思った。

トータル的に言うと、ヤマハのFAZER8に乗ったときの感覚に似てるかも。

それがでかくなったって感じかなあ。

国産4気筒ってのはみんなこーゆー感じなのだろうか?

最後に例のごとく乗り出し価格を聞いてみると、ここでははっきりと「値引き」という言葉が聴けた。

だいたい車両本体価格より少し安いぐらい、って言ってた。

まだがんばってくれそうな気配があった。

要するに105万ぐらいかね。

た、確かにこのバイクでその値段は、コストパフォーマンス、最高だよね。

NC700シリーズが安いのとは格が違うような質の高さを感じたのだった。

買う?

それは本命に乗ってみないとまだなんとも・・・・。

でも、

スズキもいーもん作ってる、って思う。

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↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)

「どーせならハヤブサに乗ったらいーのに」「確かにこのバイクを100万ちょっとで買えるのはお得感たっぷりだ」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o