試乗あらし 拾壱之章(1) Ninja1000
※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。
来た!
ついに、この日が。
Ninja1000に乗れる日が!
思えばおととしの冬だったか。
影丸を購入してから数ヶ月だったと思うが、カワサキからNinja1000が発表された。
コンセプト的にはNinja400Rと共通部分が多々あると思った。
アップハンドルでカウルつき。
各雑誌はこぞって「今までに、あるようでなかったカテゴリー」と書き記していた。
オイル交換を梅田屋でやるのが嫌で、海老名のカワサキ専門店「バズ」を訪れたときに実車を目にした。
「いや、かっけー・・・・」
第1印象はもうそれしかなかった。
デビューモデルのグリーンとレッドがおいてあった。
もともと影丸を選んだのだってスタイル第一だったわけで。
あんときゃパラレルツインだのなんだのってエンジン特性なんぞ知るよしもなかったし。
その親分的な存在のNinja1000の迫力ったらなかった。
タンクの張り出し方、左右2本出しのマフラー、3段階式可変スクリーン、アナログタコメーターにデジタル速度計・・・・。
何一つとってもタイ生産の我が愛車より洗練されて見えたものだ。
ネットで情報を調べまくったなあ。
当時の自分のポリシーは、「3年間これ(影丸)に乗って、飽きなかったら、そんときゃ大型免許を取得しよう」、だったから、リターンして半年ぐらいの自分にとっては無関係なものだったはずなのに、それでも興味津々だったのは、このバイクがとても魅力的に見えたからなんだろう。
で、ふたを開けてみると、あれから1年と半年で大型免許を取得してしまった。
だって、バイク生活を辞められそうにないんだもん。
そして3年先の予定になるはずだったNinja1000の試乗が、これまた縮まって約2年後にやってきたのだった。
「試乗あらし」を始めて以来、すでに10台の大型バイクに乗ってきたわけだが、このNinja1000より「欲しい!」と思えるものに出会えるかを確かめたかった、というのが心の底にあったのかもしれない。
ちなみに、ここまでで「欲しい!」と思えるバイクはムルティストラーダだけである。
さて、自分の中のNinja1000に対するときめきは試乗をした後でも消えないだろうか?
そして、ムルティよりも魅力的なバイクとして頭角を現してくるのだろうか?
そんな期待高まる朝を迎えた。
やはり、ドキドキしている。
やっぱ好きなんだわ。
10時集合である。
予定ではNinja1000のほかにZX-14Rも試乗することになっている。
今日はマイハニーが中野真矢さんのレディース講習会に参加するため、平塚までは一緒に走る。
がんばれ、マイハニー!と手を振った後、気合を入れて海老名の試乗会場バズへ10時ちょい過ぎに到着。
例によって免許証の提示と書類の記入。
その後、車両の説明を受ける。今回はABSつきモデルである。
するとなぜだか神戸ナンバーだった。
なんでもカワサキの本部が兵庫にあるのだそうで、そこから借りてくるのだという。
あ、だからこの前、影丸のエンジン停止についてカワサキに電話で問い合わせたとき「ぬくい」とか言われて聞き取れなかったんだ。関西弁やったんかい。
まあ、それはともかく同じカワサキ車なので特に代わり映えはしない。スクリーンの変えかただけ教えてもらった(知ってたんだけど)。走行中にこれをやるのは危険らしい。
逆にこっちから質問した。
「これトラコンなくてすんごいパワーじゃないですか。なので、アクセルを乱暴に扱ったら大変なことになっちゃいます?」
なんつってもストリートトリプルの試乗でウィリーしちゃったもんだからそれだけは確認しときたかった。すると、
「アクセルが二重構造になっている・・・云々で、極端なことをしなければだいじょぶです」との答えが返ってきた。
「ほう」
だが発進だけは最新の注意を払おうではないか。
で、今回の試乗だが、てっきり先導車のあとを付いて行くもんだと思ってたら違ってた。一人2時間の持ち時間があるという。
今回の維水志の場合、Ninja1000とZX-14Rの2台に乗るため、それぞれ1時間ずつ、ということだった。
で、どこを走ってきてもいーそうだ。
やるなー。カワサキ。それじゃなくちゃいかんぜよ。
ヤマハ、スズキ、ホンダ、トライアンフよ。少しは見習ったらどーでー?
まあでも実際、こんなに試乗して自分の相棒を見つけよう、なんてやからは少ないんだろうね。
通常はみんなディーラーに駆け込んで「これ、ください!」ってパターンなんだろう。
で、通常2時間で1台の人だと、ここ海老名から宮ヶ瀬まで行ってきちゃうのだという。
わからない話ではない。オレだったらたぶん小田厚道路に乗って伊勢原からヤビツ峠の途中まで行くかもしれない。
だが、今回は1台1時間だ。遠出は無理。
どこを走ろうか悩んだ末、ゆるやかなワインディングを含んだエリアを選ぶことにした。
さて、いざしゅぱあつ!
つづく。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
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