影丸 ついに退院
悪魔のような梅田屋からやっと開放されて影丸が帰ってくる日がきた。
ああ、気持ちが高鳴る・・・。それは影丸を購入後、初めて取りに行ったときの感情に似ていた。
やっぱりあのバイクが好きなんだなあ、と改めて思う。
その後のいきさつを少しだけ語ろう。
入院して10日後、「部品が届かないんで・・」という寝ぼけた発言に怒りをおぼえたが、人質をとられているのでそこはぐっとこらえた。
それが先週の金曜である。部品はそこから4日後の火曜に届くのだという。つまり入院2週間後。
部品が入ってから状況をまた報告する、というのでおとといの火曜日にずっと待っていたが結局連絡が向こうから来ることはなかった。
業を煮やしてこっちから電話をかけた。
例によって「忙しくて手が回らなかった」とかほざいていた。
まるでできの悪い中学生が「文化祭の準備が忙しくて宿題ができませんでした」と言っているようである。
そんなに時間がないのか?電話1本もかけられないぐらいに。
じゃあ、おまえはメシを食う時間もなかったというのだな?
ふ~ん。
よくもこんなところにたくさんの人たちがバイクを預けるものだ、と関心してしまう。
で、結論は、手が回らなくて茅ヶ崎の梅田屋本社工場へ影丸を運んでいったらしい。
おいおい、自分のところで処理できないのかよー。
だが、それによって本日木曜の退院が可能となったのだった。
催促してよかった。
放っておいたらいつになったかわかりゃしない。
たぶん3週間はくだらなかったろう。いや、1ヶ月だな。だって今日が入院してから16日めだもの。
ぶんなぐってやりたい気分も、影丸が無事に完治したということを聞いたらどうでもよくなっていた。
もうおまえらと付き合うこともなかろうし。
しっかし退院日も雨、という泣きっ面に蜂、みたいな最悪のケースで、これもあいつらのせいだとは思ったが、なんとか本降りになる前に影丸を奪回することに成功した。
一応、原因はというと、
左右ある?圧縮バルブの圧が?違う?カーボンがたまる?
とかなんとか言っていた。
要するにエンジン始動後は濃い燃料が噴射されるのだが、チョイ乗りぐらいだとその濃いままのガソリンだけでエンジンを止めちゃうのでカーボンが溜まりやすくなるのだという。
ちなみに「どこに?」は知らない。
ちょっとした買い物使いをするスクーターなんかによくあることだそうだ。
だから、できれば普段からエンジンは高回転気味に使ったほうがカーボンも溜まりにくいのだという。
そーいや、昔、低燃費走行だ、とか言ってすぐにギアをあげて常に「ぶろろろろ・・・・」という音で走行してたときがあったっけ。
あれから調子が悪くなったような覚えがある。
たまにエンジンから「スポンッ!!」という変な音もして「あ、また屁こいた!」とか思ったものだった。
もともと5.5キロという短い通勤距離での使用もたたったのかもしれない。
逆に30分以上走る場合はどんどん調子よくなっていく感じがしたものだ。
なにはともあれ原因が判明したのはありがたいことだ。それだけは感謝しておこう。
あ、いやそれだけじゃなかった。
やつらが原因をつかめないおかげで思わぬ恩恵もあった。
関係ない部品、例えばスロットルバルブとかの交換もタダでやってもらえたのだ。
以下がその交換部品の詳細である。
一応、これらも感謝しておこうではないか。
さて、これからは「ぶろろろ・・運転」はできるだけ避け、ぶん回すわけではないが、わりとひっぱり目にしていこう。
そしてワコーズのフューエルワンも定期的に使っていこう。
あれを使うとすこぶる調子がよくなるのだ。きっと効き目がある。
とにかく、キャンプ前に影丸が復調できたことは良かった。
今日、ちょっとだけだけど積載を試すごとができた。何が足りないかもわかった。
明日、限られた時間だが、チェーンの洗浄等を含めて少しだけでもメンテナンスをしておこう。
きっと梅田屋で雨ざらしだったんだろから・・・。
今日、ちょっと乗っただけだがブレーキとかだいじょぶかなあ・・・。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
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