ガチョウ倶楽部 宴開始!
独壇場。
この言葉がこれほど似合う男もそうはいまい。
今回の主役、kazu隊長(ブログ)である。
単身ライダーさん(ブログ)もキャンプに関してはかなりのツーだけにいろいろとやりたかったはずが、今回は隊長に全てを委ねる、と予め決めていた通り、一切口出しをせずに見守っていたのが印象的だった。
その隊長が、買出し時点から部員に適切な指示を出し、必要な食材を手に入れる。
残念ながら牛ブロックと鴨肉はゲットできなかった。
実は維水志は食事に関してはローストビーフを一番の楽しみにしていたので、これは少々ショックだった。
だが、そんなことを忘れさせてくれるほど、彼の振舞う料理は素晴らしいものだった。
買出しから戻り、それぞれ自分の好きなビールで乾杯をし、いよいよ宴開始である。
楽しそうに調理を始めだすkazu隊長。
早速、一品目の登場だ。
酒のつまみに最高。簡単だけに味のバランスをとるのが難しいだろう。油揚げを油抜きしてはいけないのだそうだ。
次は、持参の桜チップを使って燻製を作る。またこの道具が素晴らしいね。コンパクトだがしっかりと余りある役割を果たしてくれる。これは維水志も欲しいと思う。
桜チップの煙がなんとも言えない香りでサイトを覆ってくれるではないか。
見事に色づいてうまそうに変身を遂げたウィンナー。
思わず笑みをこぼす単身ライダーさん。(って、顔が見えないが)
これだもの。ムチャクチャうまい。
このステンレス製のお箸も隊長のお土産である。次回、忘れずに持参しないと。
隊長、ありがとうございます!
そしてあえて失敗作、と言ってしまおう!タコの燻製。
メシを作ってもらっているぶんざいで言うか!?
言うのだ。
維水志、ウソがつけません。でも本人も「失敗だ」って言ってたし。
そんなの気にならないぐらい他が優れているからー。
そしてピザ。
生地は維水志の母所有のホームベーカリーによるもの。さすがに11時間もバッグの中で揺られたら解凍されてものすごく発酵が進んでしまっていたが、何とか形にはなった。
はい。隊長が「プチトマトを」と言ったのに無視して大きいトマトにしてしまったのは維水志です。すんまへん。
しかも具材を乗っける順番も違います。
下からはバーナーで、上からは炭を乗っけてオーブンにするというアイディア。上下の温度差が違うので焼き加減が難しい。ここは勘に頼るしかない。
ちゃんと焼き色もついてむちゃくちゃうまそー。
翌朝の朝食を含めて全部で3枚焼いたが、生地の焼け具合がだんだんよろしくなっていった。
この道具一つで何でもちゃちゃっとつくっちまうのがまるで魔法みたいで見ていても楽しい。
次はポークチャップである。
これもまた絶品。うまくてすぐ無くなっちゃった。
本人は食が細いようであまり食べないもんだから維水志と単身さんが飢えたネコみたいに次から次へと平らげていくのだった。
そしてトウモロコシ。
これも隊長のこだわりがあり、彼のブログで以前レポートしていたやり方をやっていた。
これがまたうまい!
甘みが増していた。いや、もともとの素材、福島のトウモロコシがうまいのか?いやいや、しかもふわふわとしていて食べやすかった。
やるなー。
二枚目のピザ。
先ほどよりさらにうまし。
ここまで一体、何品出ただろう?
キャンプでここまでちゃんとした食事ができるなんて夢にも思わなかったから、調子に乗ってステンレス箸をたたきながら、
「つぎー。つぎはなにー?」チン!チン!「お腹すいたー!まだー?」チン!チン!
と催促した。
いや催促したくなるほど楽しみなのよ。
そして最後の〆。
惜しくも鴨せいろ蕎麦にはならなかったが、鶏せいろそば!
いや、これが一番うまかった。
鴨じゃないのになんでこんなに鶏のダシが?
もっと食べたかった。
最後のほうでもう写真を撮るのも忘れて食べまくったね。
隊長の作る量がこれまたちょうどよかったんだね。
一つ一つを見ると「これしかないの?」と思うのだが、懐石料理みたいに少しずつおいしいものを楽しみながらいただけるのが実は味覚もより満たされていたと思うのである。
そしてメンバーの組み合わせもよかったね。
料理を作るのが好きな人、と、ただ食べるのが好きな人。
維水志、なんもせんでした。
あ、いや、蕎麦を洗ったね。ピザ生地を平らにしたね。
我々の食べっぷりが良かったからか、すっかり気分をよくした隊長はかなり酔っ払い、より饒舌になっていったのだった。
ガチョウ倶楽部のサイトは、彼の吐く毒舌によって沸き起こる他二人の笑いで包まれ、いつまでも火が消えないのであった。
まさに最後まで「独壇場」。
いやいや・・・かなり楽しませてもらっちゃったわ・・・。
おかげで維水志、爆睡。
翌朝、二人の後片付けが終わった後、目覚めました。
ご、
ごめんなさーーーーいっ!
次回、朝食編に続きます。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
「これだけの器具でよくこんなに作れるなあ」「食うだけ食って皿洗いもしないとはさすがだ」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o