ガチョウ倶楽部 ブログネタ満載の朝
さて、あまりに楽しかった宴のおかげで初めてのテント泊にもかかわらずぐっすりと眠ってしまった。
朝、外で話し声がするので目が覚めたが、時計を見ると確か5時過ぎだったような気が・・・・。
近所の早起きじいさんの庭掃除じゃないんだから、まだ起きる必要はなかろう、と再び目を閉じたのだった。
次に目が覚めたときには全てが片付いていた。
前夜、「みんなが片付けたころに起きます」と冗談で言ったのが現実になってしまった。
気まずかった。
気を取り直して単身さんが入れるコーヒーの手伝いをさせてもらった。
と、言っても豆を挽くだけだが・・・。
そう!
そのコーヒー!!
夢にまで見たキャンプ場で迎える朝のコーヒー!
なんと豆はモカだという。
維水志が普段から好んで飲んでいるのもモカ。嬉しいなあ。
やかん等がないので沸かしたお湯はお玉ですくってフィルターへ注ぐ。
きたーーーーっ!
むちゃくちゃうまい・・・。
ああ・・・・。
至福のひととき・・・。このままいつまでも飲んでいたい・・・。
なんかもうこれで今回の目標を全て達成してしまった気持ちになった。
だが、また新たに目標ができた。
今度はこれを湖畔とかで飲めたらまたシチュエーションが違って最高なんじゃないか?
そしてそれは、やはり単身ライダーさんが入れるコーヒーでなくてはならないのだ。
朝からさらに今回のメインイベント!
これから豪華ゲストがいらっしゃるのである。
しかも女性!
隊長の予定では一通り朝食の仕度を終えたら朝風呂を浴び、ぺしゃんこになった頭をふわふわにしないといけなかったらしいのだが、のんびりと眠っていた若干一名の部員のせいで時間が押してしまい、それも叶わなかった。
きたなーい、むさくるしー、油べとりー、の姿のまま、出勤前のゲストをお迎えすることとあいなった。
す、すみませーん。
やがてゲストがいらっしゃった。
kazu隊長、単身ライダーさんのブロ友さんで福島在住の彼女は、なんと出勤前に手土産までお持ちになってご挨拶にいらしてくださったのだった。
前夜から気合の入っていたkazu隊長は、「もう、あんたら二人はどーでもよい」を連呼しながら朝食を作るものの、
やっちまった・・・。
ゲストの苦手な玉ねぎをふんだんに料理に取り込んでしまったのである。(この辺が憎めないんだけどねー)
サラダ!あ、ちなみにレタスを洗ってちぎったのは維水志だけど、後からよしゃーいーのに玉ねぎをスライスしてのっけたのは隊長ね。
コンソメタマゴスープ玉ねぎ入り。味が濃すぎずバランスが最高。
ベーコンの塩気が考慮されてできている。玉ねぎ入り。
博多だし入りごはん。こんな装備でもしっかりご飯が炊けている。火を外すタイミング等が難しいだろうに。さすが百戦錬磨である。
最後のピザ。玉ねぎを取り除いた後。焼き加減が一番良かったものの、生地がすでにくたびれていたようである。
ポークソテー。これの前にチーズチキンがあったけど写真撮り忘れ。これにケチャップソースをかけていただいたが、このアスパラと舞茸が肉の脂と混ざってとってもおいしかった。
マルコメさんの出勤の時間に伴い、朝の華やかな団欒も終わりを告げた。
「出勤したくない」と何度もおっしゃっていましたが、そーですよねー。オヤジたちはこれからまだツーリングを楽しもうとウキウキしているのですから・・・。
すんません・・。でも、こんなところへ、本当にようこそ。ありがとうございました。また機会があれば是非ともいらしてくださいませ。
さあて、じゃあ早いとこ撤収して、朝風呂でも浴びて出発すっかあ。
撤収・・・。
道具が一番少ないわりに維水志、一番時間がかかっているようだ。
一つには積載に難があるのが原因なのだが・・・。
うーむ。9時20分かあ・・・。こりゃあ、自分ひとり残って積載だな。
「皆さん、どうぞお風呂へ行っちゃってください」
って言ったら、他の二人の様子が変である。
?????
単身さんは「ない、あれ~?ないぞ~?」
隊長は「カギがない!」
と、二人してモノ探しが始まっていたのだった。
やがて単身さんの財布は見つかったものの、隊長のカギはいっこうに見つからない。
ここにあったわけだからないはずがない。
「バイクを置いて新幹線で帰る」を連呼する隊長を無視してそこらじゅうをひっくり返して探すものの、やはりない。
果てはゴミと一緒に捨ててしまったか?と捨てたゴミまでチェックをしにいった。
こりゃあ、本当に新幹線か?
と、思ったそのとき、
「あった」と、隊長。
なんのこたーない。ポーチの中に入っていたのだった。
そのポーチが隊長のだと知っていたら、たぶん維水志がいち早く中身をひっくり返して発見できたはずなのだが、それがてっきり単身さんのだと思っていたため調べず終いだった。
日本語では「無くなる」というが、カギが自分からいなくなるはずはない。英語では"be(get) lost"と受動態である。確かに行為主がいなけりゃ無くなるわけがないんで英語はその辺は理にかなっている。
ともあれ、事件は無事に解決した。
あの隊長が申し訳なさそうにしていたが、こちらは何も気にしていない。
むしろ、後々の伝説ができた、とほくそえんでいた。
そうしてハプニングがあるのがまたツーリング&キャンピングの楽しみの一つなんだろうと思う。
この後、一行は涼しさを求めてスカイラインへとバイクを走らせるのであった。
以上。
ガチョウ倶楽部のキャンピングレポートはここで終了です。
これ以降は自宅を出るときから到着まで、それと福島を出てから帰宅するまでのレポートをお送りする予定です。
長いです。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
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