Ninjaよ!私は帰ってきた!!

バイクが紡ぐ彩り生活!

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ガチョウ倶楽部 福島へ! 外伝1

いつもとは趣向を変えてメイン記事を最初に持っていったため、得意の詳細記事が後回しになってしまった。

 

基、「得意」というのは語弊がある。「楽」だ。

 

実は詳細記事は単に出来事を最初から並べて記述していくだけなので考えなくていいから楽なのである。

 

さらに人が読むことを考慮せずに、自分の記憶として取っておきたいがために書くから、どの件を載せてどれを載せないか、などの選択に迷う必要もない。

 

垂れ流し状態だから簡単にできるという点も気楽でよい。

 

 

ここからはそんな「外伝」とも言えるシリーズなのでございます。

 

 

7月15日未明。

 

3時25分に目覚ましがなる。

 

睡眠時間は2時間ほどだったろうか。にもかかわらず例によって一発で目覚めた。

 

持ち物チェックは完璧だったが、積載の最後の仕上げをする時間が残っていた。

 

それも済んでいよいよ出発だ。

 

 

4時10分出発予定より5分早く出られた。

 

こんな時間じゃ暖機もままならない。

 

例によって最初の一時停止で影丸のエンジンが止まる。

 

ああ・・。やっぱりちゃんと直ってないじゃないか。

 

違うのは再びセルを回すとすぐにエンジンがかかり、そこからは安定しているのだった。

 

これって、夏だからか?

 

冬じゃダメなんじゃね?もうメーカー保証期間が終わっちゃうんですけど・・・。

 

 

だがもう四の五の言ってる場合ではない。

 

とりあえず待ち合わせ場所まで行かないと。

 

 

待合せ場所。

 

道の駅「ごか」という。

 

そこに6時集合だ。

 

 

ナビタイムやなにやらで何度もシミュレーションをし、逆算して4時10分という出発時間を算出した。

 

ネクスコ東日本の予想では高速道路にかかる時間が75分だったが、そりゃ法定速度で走った場合だ。

 

なんとか平均速度を上げて65分ぐらいで浦和まで到達したかった。

 

自宅発:4時10分 → 二宮IC着:4時20分 → 浦和IC着:5時25分

 

浦和ICから道の駅「ごか」まで約30キロある。

 

朝のこの時間なら平均速度50キロは可能とみた。

 

 

複雑な首都高で迷わないように紙にも書き出してタンクバッグに貼った。

 

だが、維水志、いつものごとく詰めが甘い。

 

 

その紙が折りたたんであるため、風に吹かれてバタついてしまうのだった。

 

走り出してすぐにそれがわかったのでさらに小さく織り込むことで一度は難を逃れた。

 

 

だが東名高速に乗ったとたん、私の汗と涙の結晶のメモはテープとの接点だけを残して夜明けの空へと消えていったのだった。

 

「・・・・・」

 

「どーすんべ・・・。いや、『書く』という行為はすばらしい。だいたい頭に残ってんじゃんか。臆することはない」

 

そう自分に言い聞かせるが、やはり焦っていたのだろう。用賀料金所でETC専用のほうへ入ってしまった。

 

「なんでー。早く金を受け取ってくれよ」と思ったが、自分がアホだったのだ。

 

それで、どこのバカなんだか、他のETCラインもいっぱい空いているだろうに、わざわざバイクが立ち往生してる列に来るやつがいた。

 

いや、たぶんつられて間違えたんだろう。

 

朝だからねー。

 

 

さすがにこの時間だと首都高も空いている。

 

初めて通る大橋ジャンクション

 

ぐるぐるぐるぐるぐるぐる、どかーーーーーんっ!

 

みたいな。

 

調子に乗るやつは転倒するだらうね。そうだろうね。

 

 

そして例によって暑い!

 

エンジンの熱も冷えない。ケツやふくらはぎが熱い!

 

もう限界・・・となる寸前で外へ。

 

もう・・・これだから首都高は嫌だよ。もう二度と通りたくないし・・・。

 

 

それ以外は順調で途中からは前回タイガーで走ったのと同じコースになった。

 

Ninja400R。

 

素晴らしいね。全然だいじょぶじゃん。むしろこっちのほうが防風に関しては優れているね。

 

しかも速度100キロ前後の巡航なら影丸のほうが全然楽だわ。

 

 

ほどなく浦和ICが見えてきた。

 

料金所で250円を払い、ここまでジャスト2千5百円也。予算の都合上、これ以上は高速代にかけられないのだ。

 

 

時刻は?

 

5時20ぷ~ん!

 

おお、5分早く家を出たからまったくもって時間通りではないか!

 

 

後は下道約30キロで第一目標突破だぜ。

 

記憶によれば曲がるのは2回だけさ。

 

いやいや・・・。こりゃ10分前ぐらいにゃ着いちゃうんじゃないか?

 

 

この距離を30分で、というのも結構ムチャな気もするが、信号のたんびに前に出られるバイクで朝のこの時間なら十分だと思う。

 

曲がるところさえ間違えなければ・・・。

 

 

一応、上の図が頭に入っていた。

 

そう。

 

「大門」という信号を過ぎて「大門北」という信号が出たら斜め左に出て次の大きい交差点を右。

 

こんなの間違えるやついるか?

 

いるんだ。

 

ここに。

 

今考えてもどこでどーして間違ったのがいまだにわからん。

 

 

大門北を発見できずにそのまま東北道の側道を進んでしまった。

 

確か埼玉スタジアムを過ぎてはいけなかった、と途中でおかしいのに気がついたが、戻っている時間はない。

 

どっかで右に曲がればそのうち国道4号が出てくるんだ、と信じて岩槻あたりでようやく右に曲がる。

 

 

だが、国道4号が出てくる気配がない。

 

待ち合わせ時間が刻々と迫ってきている。

 

 

おまけにうざいSSがいて人の前を走りやがる。普通に走ってんなら別にいーんだが、信号が赤だとみると随分と前から減速するのだ。

 

たぶんあのタイプはストップ&ゴーが辛いからなんだろう、停車したくないのだ。

 

だが、こっちにとっては邪魔でしょーがないから横から抜いてやった。

 

なのに排気量にモノを言わせて信号でまた前に出たりするから始末に悪い。その排気量でとっととぶっちぎっていなくなってくれりゃあいーのに。

 

 

そんなやつに余計な神経を使いながら走っているとやっと国道4号の文字が見えた!

 

「やったー!これで間に合うぞ!」

 

しかし、維水志、国道4号が2本平行して走っているのをすっかり忘れていたのだった。

 

 

勇んで左折。

 

うざうざSSも左折。

 

 

古河市○○キロ」という標識は出てくるものの、道の駅「ごか」が見えてこない。

 

「え?『古河』で『ごか』って読むの?ちがくね?ふつー『こが』だよな」

 

そして突然、思い出した。

 

「はっ!た、確か、国道4号は2本あったんだった!」

 

時、すでに遅し。

 

 

6時5分前であった。

 

 

だ、だめだ。コンビニを見つけて道を尋ねなければ・・・。

 

 

6時ちょうどぐらいにファミマを見つけ、駆け込んだのだった。

 

 

た、隊長~。

 

維水志、最初っからやっちまいましたー。

 

 

つづく。

 

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