ガチョウ倶楽部 福島へ! 外伝2
ファミマへバイクを停め、まずはkazuさんに電話連絡を・・・。
あれ?あれ?いくら探しても電話番号が記載されているメールが見つからない・・。
そうだ。あれはブログで連絡を取ったときのだから携帯には入ってないんだ。
がーん。
と、思っていた矢先、先方から電話があった。
初めての会話が遅刻の弁明だとはなんとも情けない・・・。
自分がどこの位置にいるのかもわからないので、このまま「ごか」に向かうほうがいいのか、それとも新たに待合せ場所を指定するほうがいいのかもわからず、とりあえずコンビニにいるので道を聞いてみる旨を伝えていったん電話を切らせていただく。
そしてコンビニに入ると若いお兄ちゃんが出てきて対応してくれた。
なんでもここは旧4号線で、道の駅「ごか」があるのは新4号線なのだそうだ。そしてここからは20分ぐらいだと言う。
兄ちゃんは懇切丁寧に地図を書いてくれようとするのだが、その地図がやたら丁寧になりそうなのだった。
ちょっと道を書いたかと思うと、今度は交差点を描き始めるという・・・・。
しかも時々、「うーん」と思慮にふけったようにポーズがある。
いや、それは実にありがたい。
ありがたいことなんだけど、維水志、今は超急いでいるわけで・・・。
だが、そこでせかしたら、このとってもあったかいお兄ちゃんの行為を足蹴にするようでできなかった。
「たぶん、その道、今、通ってきました」と言うと、兄ちゃんの顔もパッと明るくなり、
「あ、じゃあラウンドワン、あるのわかりました?」とおっしゃる。
「ええ、ありました」(確かあったはず)
「じゃあ、そこの先に信号があるので・・・」
と、そこで手書き地図での説明は終了した。
何度もお礼を言ってコンビニを出、再び隊長に連絡。たぶん今から20分ぐらいかかると伝えて影丸に乗る。
よかった。あんまり離れてなかった。
今、地図で調べたら、
こんな感じで、実は10キロぐらいしか離れていなかったのだった。
しかも新旧の4号線がすごく接近するエリアがすぐ近くだったのだ。
もうちっと早く聞いていればギリギリ間に合ったかもしれないのだ・・・。
何はともあれ、全力で待合せ場所に向かう。
たぶん15分はかからなかったと思うが、すでに6時半を回っていたと思う。
あった!
大荷物のガチョウさん、発見!
ライダーは?
見当たらないからとりあえずとなりにバイクを停めると・・・。
向こうのほうからニコやかに微笑む男性一人。
おお、あの人だ!
初めての挨拶がやはり謝罪からであった。
それでもkazuさんは
「もともと6時20分の予定でしたから、だいじょぶですよ。どうします?休んでいきますか?」
と、「き、きさまあ!」といった普段のブログの調子からは想像つかないほどの配慮をいただいた。
休みたいのは山々だったが、少しでもロスを取り戻したかったので早速出発することにした。
いやあ・・・。
合流できてよかたあ・・・。
今調べたら「古河」はやはり「こが」で、「ごか」は「五霞」と書くのだ。ひらがななわけだ。
読めない。
しかしお約束の道間違え・・・。どーにかならんもんだろうか?
今回ばかりは冗談抜きで間違えるはずはないと思ったのだが・・・。ツーリングで道を間違えなかったためしがない・・。
一人ならともかく、仲間に迷惑をかけてしまうのはよくない。
すみません。反省してます・・・。
詰めが・・・・甘いのだろうな、やっぱり。
この後の予定はここから約100キロ先にある「日塩もみじライン」を走ることだ。
そしてその途中にある温泉に浸かって疲れを癒し、再び福島へ向かうというプランだった。
遅れを取り戻すため、朝食抜きで一気に走るか?とも思ったが、自分のミスを埋め合わせするためにスケジュールをきつくしてしまっては「自己中心ヤロウ!」と非難されても文句は言えない。
気を取り直して法定速度プラスαで巡航するのだった。
しっかし、新国道4号は途中からなんとも広い、高速道路のようで「法定速度はないのか?ここは?」と思えるほど皆さんぶっ飛ばしていらっしゃる。
だがおかげで時間が読める。距離60キロなら1時間弱で走れてしまう。
7時。
20分ほど走ったところのコンビニで軽い朝食を取る。おにぎりとサンドイッチをかっこんで再び出発。
そこから90分ひた走り、順調に日光に進む。
8時半。
ちょっと雨に降られたのでカッパを着るため再びコンビニで休憩。地図がふっとんでしまったのでついでに道を確認する。
さらに道がわかりにくくなったところで給油。道を再確認。
それが9時だ。
そう。まだ9時なのだ。
そしてもみじラインはもうすぐそこまで迫って来ていた。
だが、「日塩もみじライン走行注意」の電光掲示板を見たときにルートを変えるべきだった。
気持ちよくワインディングを走るつもりが路面が濡れていてどーにもならん。
途中からkazu隊長も「自分のペースで行ってください。分岐点があればそこで待っていてください」とおっしゃるので、お互い気を使わずに済むからそうさせてもらった。
途中、唯一と思われる絶景が見られるスポットも霧でなんも見えへんかったやんけ。
これだったら鬼怒川沿いを走ったほうがスムーズに福島へ抜けることができたかもしれん。
こうなったら温泉に浸かることだけが頼みの綱である。
ほどなくして料金所が見えた。
「中温泉ってありますか?」と事前に調べた名前を料金所で聞くと
「は?」みたいな顔をされて代わりに地図をいただいた。
これも後でわかったが「中温泉」じゃなくて「中の湯」であった。
もぉ~・・・・。
で、隊長のナビに電話番号を入力して探すものの結局見つからない。
この時点で10時を回っていた。
昼飯の予定地まではもみじラインの出口から80キロある。
キャンプ場にも温泉があることだし、ここでの温泉はあきらめて先に進むことにした。
次の休憩地は確か途中にあったはずの道の駅である。
暫く走ると「福島県」の標識!
きたーーっ!
きたぞーーーい!
そして道の駅が見えてきた。
なんか、やっと一息つける気分になれたのだった。
10時40分。
道の駅「たじま」到着。
やっと写真を撮る余裕が・・・。
ガチョウさん。
「なに見てんのよぉー!きれいに撮りなさいよねー。キーっ!」
と、言われた気が・・。
うー。維水志のほうが年上なのに焼き鳥一本おごってもらっちゃったよー。
維水志のブドウ?ソフト(そんな名前じゃなかったような・・・ま、いっか)。
さて、次はいよいよ会津若松だけど喜多方ラーメンで腹ごしらえだ!
途中経過報告によると単身ライダーさんは雨のため出発が遅れ、途中まで迎えに来てくれることは不可能になったそうだ。
フフ・・・。実はもみじラインから先の地図は別の紙に書いたからだいじょぶなのだ!
へへー。今度こそ迷わず着くぞい!
待っててちょ!単身ライダーさん!
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
「最後のは『また道に迷う』、というフリだね」「こんな道案内に付き合わされるのは大変だ」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o