撤収 それぞれの道へ
前回のミーティングでは起きたのが一番最後で、食器の後片づけが済んだ頃にのこのことテントから出ていったのだった。
今回は申し訳ない気分にならないようにしっかりと目覚ましをかけて寝た。
だが、その前に目が覚めた。
5時10分である。
トイレに行きたかったのでテントから出ると、まだ誰も出てきていない。
今回は一番だったようだ。
そーいや昨晩の宴会途中でカメラの電池が切れちゃったんだった。
Nikon J1のバッテリー寿命はとても短く、1日は持たない。バカ野郎である。
ここはバイクサイトにはAC電源がない。だがトイレにはきっとあるとふんで充電器を持っていくと予想通りあったので充電。
トイレから出るとtoruさんが向こうから現れ、サイトに戻ると単身さんが起きていた。
「2時には起きる」と豪語していたkazu隊長のテント内からはまだいびきが聞こえる。
やがて隊長も起きてそれぞれ撤収が始まった。
皆さん大人だから自然と片づけが始まり、順調に片付いていく。
昨夜降り続いた雨もすっかり上がっていた。
ホントにこれから台風が来るのかな?
隊長のフェリー受付の時間に合わせて出発は8時だが、それに十分間に合うほど順調に進んだ。
おお。やはりここは日本海なのだ。改めて気づいた。
積載まで終了。
そして余裕があったので記念撮影だ。
ガチョウ倶楽部全員集合。
なかなか絵になってていーねー。顔が出せないけど。
受付にサイドスタンド用の板を返しに行くと、受付におっちゃんたちがいて台風情報を教えてくれた。
なんでも新潟は明日の夜がピークらしい。
で、関東は?というと今日の夕方には再接近するのだという・・・・。
う・・・・。
やっぱダメか・・・。
もちろん、このミーティングが一番のたのしみだったわけだから目的は達した。
だが、維水志、これと同じぐらい楽しみにしていたことがあった。
帰りの寄り道である。
このミーティングが決まった直後ぐらいに、いつもは見ないBSチャンネルをつけていたら、たまたま旅番組をやっていた。
それは鉄道の旅なのだが、長野県松本市から新潟県糸魚川市に向けて走る大糸線という電車の特集だった。
その列車は姫川という川に沿っていて安曇野や白馬といった避暑地を抜けていくのである。
「いーなあ・・・これ・・・。そーだ!新潟キャンプの帰りはここを通ってビーナスラインまで行こうじゃないか!」
地図を見ると、なんと、路線にほぼ平行して道路も走っているではないか!
やったー!
前回、何を思ったか、翌日が休みだったにもかかわらず、なんとしてもその日のうちに帰宅しようとして大変な思いをしたわけだ。
だが、今回はその反省を活かし「ゆったり帰り道を楽しんで帰ろう、日付が変わったっていーじゃないか」プランに変えていた。
で、帰路のコースをどーしようかと思ってたところにこの旅番組に出くわしたのだった。
こりゃまさに自分のために放送してるんだべ、と思ったぐらいだ。
ところがどーだ!?
た、たいふうせっきんだあ!????
ゆ、許し難い!
しかも夕方には関東に再接近だという。
むーん。
こりゃビーナスラインどころではない。
ガチョウ倶楽部第2回ミーティング、新潟フェリーターミナルにて解散!
・・・・せざるを得ない状況だった。
おお・・・。オレのビーナスラインが・・・・・。
仕方あるまい。次回の楽しみに取っておこうじゃないかい。
予定通り8時過ぎにキャンプ地を出発。
バイパスも空いていて40分ほどで30キロ先の新潟フェリーターミナルに到着。
kazu隊長が乗船の受付を済ましたあと、みんなで仲良く同じメニューで朝食だ。
たれかつ定食である。
見た目はあれだ、ちょっと寂しいけど味は抜群である。そしてさすが米どころ新潟、ご飯がうんまい!
kazu隊長とはここでお別れ。
単身ライダーさんも我々関東組とは逆方向なのでやはりここでお別れ。
toruさんは当然ながらここからすぐ近くの高速ICから乗って帰路につく。
それはせっかちでなくてもそうするにちがいない。だって・・・
台風が近づいてくるんだもん。一刻も早く帰宅するべきである。
が、しかし!
維水志、予算の関係上、高速道路使用にはリミットがあるのだった。
そもそも大糸線沿いに帰るつもりでいたわけで・・・。
ビーナスラインなわけで・・・。
おまけに清里まで寄って行こうかと考えていたわけで・・・。
つまり高速道路を使うとしても山梨あたりからだろうと・・・。
そういう予算を組んでいたから新潟の端っこから東京まではとてもじゃないけど無理なのである。
それでも台風が近づいているからにはせめて関越は使わないといけない。
それで行きと同じ長岡ICから乗ることにした。
と、いうわけでtoru忍者ともここでお別れとなったのだった。
ここから長岡ICまでは確か50キロぐらいじゃないかな。
あの大きい通りを走っていけば90分ぐらいで高速に乗れるね。
じゃあ、みんな、また会おうね!
今シーズン、もう一回ぐらいミーティングができるといーね!
ばいばーい!
はい、維水志、この後、高速道路に乗るまで3時間近くかかりました。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
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