続・両伊豆スカイラインに潜む悪魔
さて、今回は『伊豆スカイライン』に潜む悪魔編である。
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タイトルは「潜む」となっているが、訂正しよう。
実際は「顕著に現れる」悪魔である。
高速ペースの伊豆スカイラインを走る前に、精神的ダメージ100の隊長を癒そうと、言わずと知れたライダーたちのメッカ、スカイポート亀石で即休憩を取った。
ここにこんなにたくさんライダー達が集っているのを見るのは初めてだ。なんたって平日にしか来たことないからな。
すごい数だわね。それもほとんどがマスツーである。
我々のように中型バイクで大荷物を積んでいるのなんかはかなりのマイノリティである。
で、磯辺餅を食べるつもりで五平餅を注文してしまって癒しになったかどうかわからない隊長を尻目にまたもや維水志先発先行でそこを後にする。
予め休憩場所は冒頭の写真のところと決めていた。
伊豆スカイラインの制限速度は40キロと50キロの箇所があるが、ほとんどの車両が60キロ前後で走行しているのが現状と言える。
維水志も数台の車の後を巡航していると・・・・
来たっ!
後からマスツー軍団!
「抜くぞ、抜くぞ」と後に張り付いて機会をうかがっている。
で、直線になったとき、60キロで巡航中の我ら団子集団を一気に抜き去って・・・・
行く?
・・・・あれ?
意外とトロい。
総4台のこの軍団、先頭、2台目、とスムーズに抜いていった。
だが、3台目が抜きに差し掛かるときはどうだ?
直線はもう終わっているのである。
4台め!
おいおい、おまえ!そのタイミングで行くのか?
前の視界が完全にカーブと勾配で遮られてるじゃんか!
こーいった集団は優秀なのがしんがりを勤めているのか、はたまた愚図でのろまなカメなのかは知らん。
だがこいつらは明らかに後者だろう。
おい!そこーっ!
ここはおまえらの専用道路か?
おまえが自爆するのは止めない。勝手にしろ。
だがな、愚図なおまえが無理な追い越しをかけて対向車が来たらどうする?
それをよけようとして、はたまた急ブレーキをかけて事故が発生したらどうするのだ?
クズ、と呼んでいいか?あるいはクソ虫と。
いや、これらを悪魔と呼ばずに何と呼ぼう?
しかもこいつら、我ら団子集団を抜いた後、結局その前の団子集団の後ろをずっと走っているのである。
悟った。
伊豆スカイラインで二輪の事故が多いというが、当然だ。
こーゆー連中が、バイクの性能にモノを言わせて他人の迷惑を顧みずにぶっ飛ばしているからなのだ。
サーキットへ行ったらどうかね。悪魔どもよ。
中型乗ってるやつのひがみ?
そう取ってもらっても構わない。
いや、むしろ「抜かされて悔しいか?ざまーみろ」と言ってもらいたい。
そうしてくれたほうが「よかったぁ、俺はそちら側の人間じゃなくて」と安堵できる。
自分だって確かに遅い車を見かねて追い越しをかけることはある。
だがそれは、前を行く車が制限速度をかなり下回っていたり、挙動不審に思える場合であり、さらに追い越し可能なことが確実だと判断できる場合に限る。
だが、こいつらは集団だから気が大きくなっているのか、ルールなんかまるで無視なのである。
伊豆スカイライン。
こんな気持のいい道路なのにマナーの悪い連中のおかげで悪魔道になってしまうなんて・・・。
残念極まりないね。
だからと言って何かできるか?というと何もできない。
こうしてブログでつぶやくのが精一杯である。
というのも、こーゆー連中には何を言っても無駄だからだ。
はい、いつものお決まりのセリフをここで言おう。
「タバコをポイ捨てするやつに注意をしても『何がいけねーんだ?』と逆ギレするだけで何の意味もないのと同じである」
そして迷惑を被る側は、ガンジーの如く、無抵抗主義でいるしかないのだ。
以上、これを「伊豆スカイラインに顕著に現れる悪魔」とさせていただきます。
・・・まだあるんです。続きが・・・・。
スカイライン途中で再び合流。
うーむ。改めて見ると・・・これで走るには相当なテクニックが必要かも。
それ見ろ、悪魔のせいで、こんな景色のいい場所でも隊長の顔がすぐれないじゃんか。
その後、遅い車の後ろをゆっくり走り、終点熱海峠ICに到着。
次の分岐点は箱根ターンパイクの入口だ。
もう有料だろうが何だろうが、ここから一番負担のない道を選んだ。
ゆっくり行こうや。
ところが国道へ出てカーブに差し掛かったときだ!
つなぎを着たライダーが交通整理をしている。
「な、何だ?」
どうやら目前のカーブの向こう側で事故があったようだ。
維水志の前に車が2台停められているが、すり抜けて先頭へ出て見ようとしたその刹那!
白煙が上がった!
ま、まじか?
前に出て人が転がってんのとかが見えたら怖いから自粛した。
やがてこちら側に「GO!」の合図が出たのでおそるおそる進むと・・。
バ、バイクが黒こげや・・・。
再び発火したのか、道路の真ん中でライダーが足で踏んづけて火を消している。
なんでこんな何でもないようなカーブで事故?
大観山到着時の隊長の分析では「集団で走ってて車間を十分に空けなかったかなんかじゃないか」と言っていた。
そこを通過後、間もなく警察の事故処理カーとすれ違った。
けが人は出なかったようだ。
でもバイクは完全にお釈迦だね。
しかし今回のツー、2回も事故に遭遇するなんて・・・。
やがて大観山に無事に到着。
一服して後はターンバイクを下るだけだ。
隊長、ここは高い有料道路だから交通量も少ないし、派手なカーブも少ないから割と安心して走れまっせ。
あと少し、がんばりましょうや。
と、言ってみたものの、反対車線は50台は続くかというハーレー軍団のお目見え・・・。
向こう側の車線じゃなくて良かったよ・・。
10キロ以上下りが続くターンパイクもなんとか制覇してようやく一般道へ。
お昼を予定しているところまで多少の渋滞があったものの、無事に目的地に到着。
あー事故らなくてよかったあ・・。
維水志はここまで来ればもう庭みたいなもんだけど、隊長はこれから築地まで帰らないといけないんだよねー。
だいじょぶかなあ・・・。
まあ、だいじょぶだったんですけどね。いろいろあったみたいです。
つづく。
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