進撃の読売
「進撃の巨人」というアニメが放映中だ。
検索ボックスに「S」と打っただけで一番最初に候補が現れるぐらい今クールのアニメの中では一番話題性が高いと思われる。
物語のここまでの大筋はこうだ。
未来のあるとき、いきなり巨人が現れて人間を捕食し始める。
圧倒的な力の差になすすべもない人類は、巨人が越えられない壁で囲まれた都市を築くことで百年の安寧を得るのだが、それがあるとき、超ど級の巨人が現れてあっさりと破られてしまうのである。
再び襲われ始める人類。
それでも対巨人用に特殊訓練を受けた主人公を含む軍人たちが戦いを挑むのだが、あっけなく次から次へと捕まって食われてしまうのである。
どうだ?
今の読売巨人軍と弱小DeNAベイスターズの関係にずっぱしはまっているではないか。
そこでこれを「進撃の読売」と名付けようではないか。
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我がベイスターズは、ここまで読売と8回戦って1回しか勝ってない。
試合を見ていても圧倒的な力の差は否めない。
ちょっとでも格下のピッチャーがマウンドにあがると、
まるであの「巨人」が人間を鷲掴みにし、嬉しそうに口に放り込む姿のごとく、出てくる投手たちをめったうちにして1イニングに5点も6点も奪っていくのである。
こうなるともう誰が出ていこうが止めることができない。
一度、壁を破られ、巨人の侵入を許した人類がなすすべがないのと同じである。
喰われるのを覚悟するか、怯えながら逃げ惑うしかないのだ。
哀れ・・・。
ほら、ちょうど「打たれるんじゃないか・・・」とか思いながら四球を連発した挙句、決定打を喰らうベイスターズのピッチャー陣の姿に瓜二つではないか。
そこはもう仲間を間近で喰われる姿を目の当たりにして茫然自失してしまうアルミンの姿にぴったりリンクしちゃうんだ。
そして、
「そうだ。この世界は最初から残酷だ。もうやめてくれ」
と叫んでしまうのと同じように見ているこちら側も、
「もう打たないで(喰わないで)やってくれ!!」
と懇願してしまいたくなるほどの惨劇なのである。
セ・リーグで3位のまま交流戦に入ったベイスターズだが、結局、巨人に食われた分が影響して借金も返せずにいる。
今いち調子も上がらず、このままだといつの間にか馬群に沈んでしまいそうである。
そんなピンチの中、キャプテンがレギュラーを外されたのをふてくされて二軍に落とされる始末。
一致団結がより必要なこのピンチに、軍人とししての実力がありながら、巨人との戦いを諦め、権力をかさに着てより安全な都市内部へと逃れようとする自分第一主義の人類側のガンとさして差がない。
この作品、原作は漫画らしいが、読んでない維水志はこのあとの展開を知らない。
今のところ一方的に人間側がやられるばかりである。
一縷の望みと言えば、人間側に「ミカサ」という戦闘力がダントツで強いヒロインがいるのだが、彼女が巨人に対して一矢を報いる形になっている。
ベイスターズにミカサはいるのか?
いない。
三嶋がちょっとがんばってる。
今後、出るか?
松坂でも来ない限りムリだろう。
たとえミカサが現れたとしても、一人の力ではどうにもならないのは歴然としている。
つまり、
今シーズンもこのまま巨人に食い尽くされて終わるのである。
それにしても、あの「巨人」、とてもえげつない。
理不尽なまでの戦力補強。
自ら手を挙げて巨人側につく実力者。
あのえげつなさが今の読売巨人軍と寸分たがわずにかぶって見えてしまうのは私だけだろうか?
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