Ninjaよ!私は帰ってきた!!

バイクが紡ぐ彩り生活!

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旅には必ずターニングポイントがある

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7月1日(火)17時。

ポークチャップの店、ロマンに到着。

少し早いが、ここで今日の夕飯をいただく。

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へぇー。

元々ドライブインなんだ。ドライブインなんて、道の駅が便利になった今は死語になりつつあるんじゃないか。

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それがこうして今も地元の人を含め、数々の観光客を招き入れてるのには大変な苦労があるのだろう。

店内に入る。

客は我々だけで、途中でひとり入ってきたぐらい。

平日の中途半端な時間だからね。

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中には有名芸能人のサインが貼ってある。

後に自宅でこれをマイハニーに見せると「洋ちゃんのサインだ!」とすぐに認識していたが、維水志、その時は全然気づかなんだわ。

言わずと知れた、厚焼きポークステーキ、サイズは400gと700gの二つだ。

ここは気合いの700か!?とも思ったが、さすがに焼きあがるまで40分ぐらいかかるのと、400全部を食べきれない隊長からのおすそ分けを考慮して400に抑えておいた。

ちなみにこちらは出来上がりまで25分ぐらいだそうだ。

ライスは別料金なのでトータル1900円だ。味噌汁をつけたら二千円越えだからそれはやめておいた。

場所は全然違うが、もう一つの候補だった浮舟はライス付きの450gで1700円。それと比べるとちとお高いか。

一方、ジャンボホタテバーガー等、ホタテのメニューもあり、そちらも若干気になる。

やがて・・・・

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きたー!

よ、400でこれ・・・・・。

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ど迫力の400g。

700は無理っぽい・・・・。これで正解。

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だって、写真の奥にあるのが隊長からの貢ぎ物だもの。ほぼ半分。

従って維水志の分は間違いなく500gを超えている。

外はカリカリ。中はポークだけにしっかりと火が通っていて、結構固い。

これだけの量をしっかり噛んで食べないといけないから顎が鍛えられる。

ソースは維水志にはちと甘めだったが、肉の脂身が美味しくてとても満足できた。

素材がいいから豚肉の脂身でも飽きずにこんなに食べられるんだね。

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あーもうお腹いっぱい。

これなら夜まで十分もちそうである。

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18時少し前。先ほど納沙布岬で予約した宿に向かう。

そこがその日のゴールだ。トータル340キロは実は前日より短い。

残り40キロ弱だが、宿には19時までに着かないといけない。

1分1キロ計算でだいじょぶなのだが、ナビに宿の場所が表示されず、迷うことが予想されるのであまり時間に余裕はない。

そーいや、ロマンに来る途中、初めてねづみー取りのお巡りさんたちを発見したよ。

反対車線だったから助かった、と思ったけど、隊長曰く、反対車線でこちら側の速度を計測してるんだと言う。

そ、そうなの?

やがて宿に近い場所に着く。

で、予想通り場所がわからん。

隊長が宿に電話を入れる。現在地のランドマークを伝えて道案内を乞う。

隊長が復唱しているのを維水志も注意して聞くが、電話を切った後の解釈が二人の間でズレてちょっと押し問答になった。

だがぐずぐずしてるヒマはないのでとりあえず維水志案で隊長に先導してもらうことに。

で、この時の電話対応が、予約時のものとは違って随分とぶっきらぼうだったらしい。

こ、怖いよぉ・・・。

近くまで行くと木々の間に宿らしきものが見えたのでそちらへ行くと、タバコを吸いながら先導してくれる人がいた。

え?た、タバコを吸いながら?と思ったが、その人は宿泊客なのだった。

常連さんか?

それにしても宿主は出迎えないのか?

こ、怖いよぉ・・・・。

喫煙オッケーな宿なのは聞いていた。

隊長は維水志のことを配慮してくれて、温泉に行った後は先に寝ていい、と言ってくれた。

まあそうは言っても、大人だから少しは付き合わないといかんだろう。

ここで喫煙について少し触れておくと、

維水志、喫煙は憎んでいるが、人は憎んでいない。

つまり喫煙する人=嫌いな人、ではない。

だから知り合いが吸う分にはあまり気にならないし、逆に気を遣わせてしまうのが申し訳ないと思う。

また自分の知人がその気遣いマナーを持っていることが嬉しかったりする。

一方、昔から喘息だったため、あの煙と臭いを吸い過ぎると気分が悪くなってしまうのも事実。

それだけに、知らない人間の煙を一方的に吸わされることほど屈辱的なものはないのである。

隊長によると、北海道の喫煙率は全国一位で、しかも女性の方が喫煙率が高いんだそうだ。

確かに、コンビニ等の駐車場の車内でぷっかぷっかやってるご婦人の姿を何度も見かけた。

まあそんなんだから今宵の宿が維水志以外全員喫煙者であってもなんら不思議ではない。

宿に入る早々、玄関のドアを開け放した隊長が、宿主と思しき人物から激しい注意を受ける。

「あーっ、ドア閉めて!閉めて!虫が入るでしょ!」

・・・・・・・。

こ、怖い・・・・・・。

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記憶が飛んだ。

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温泉に連れてってもらったのは覚えている。

確か保養所温泉とかなんとか。

ここのお湯がぬるぬるで肌がすっべすべになったんだ。

帰りにこの日4回目のセイコーマートに寄ったんだ。

宿に戻り、暫く談笑するが、煙が充満してきたあたりで維水志は離脱。

後は隊長に任せて先に休ませてもらった。

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もう4時過ぎには目が覚めて出立の準備を始めた。

そしてそこで初めて宿のトイレへ行くと・・・・。

あちゃー。

やっちまったー。

隊長が忌み嫌う・・・・・・ノン水洗トイレだったとは・・・。

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朝5時5分、宿を発つ。

この日は隊長が一番楽しみにしていたと思われる開陽台へまず向かう。

しかし・・・・・。

やはり朝はガスっている。

北海道三日目の朝を迎えても未だにガスだらけだなんて・・・・。

こりゃもうずっとこの調子なんじゃ・・・・。

宿から開陽台までは約10キロ。

だが、展望台へ行ってもガスで何も見えないのは明白。

途中、停車して隊長に確認を取る。

この時の隊長の表情と言ったセリフが今でも忘れられない。

維水志:「行ってもなんも見えないよ?それでも行く?」

隊長:「トイレに行くから」

維水志:「・・・・・あ、そ・・・」

よっぽど我慢してたのだろう。

開陽台展望台に、トイレ目的で行く人はきっと皆無に等しい。

ところが維水志のナビがこんな一大事のときにそそうをやらかしてしまう。

ナビの指示通りに曲がった途端、

超ダート!

え?え?おかしくね?

有名な展望台へ行く道だよね?

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やられた。こんなところで・・・。やっぱ外国製だからなぁ・・・。

追随してしまった隊長、我慢の限界を超えてしまわないだろうか?

ぐちゃぐちゃのダートの中、何とか方向転換して展望台へ向かう。

到着!

隊長、トイレへ直行!

ふー。やれやれ。

何とかだいじょぶだったみたい。

話しを聞くと、昨夜は泥酔した宿主に随分と絡まれたんだと言う。

ごめんね、隊長。

維水志がよろしくない宿を見つけてしまったがために・・・・・。

まあこのように企画しても外れることは山ほどあるのだ。

そ、それにしても開陽台が360度の視界なし、とは・・・・。

早々にここを諦め知床へ向かうことにした。

次の目的地は道の駅知床・らうす。70キロ先だ。

途中、コンビニで軽い朝食を取ることになっている。

ガスる中、気合いの一気に60キロを走る。

さ、寒いよぉ・・・。

ようやくとセイコーマートを発見したのだが、昨日から現金不足の隊長がセブンイレブン等、ATMのあるコンビニに寄りたいと言っていたので維水志、これをスルー。

後ろの隊長が減速して「え?寄らないの?」とアピールしているようだったが、維水志的には1件あれば続けてまたあるだろうと、もう少し町の中心を目指すことにした。

案の定、2件目のセイコーマート。だがATMはなさそう。

スルー。

で、結局、道の駅に着いてしまった。

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どのみちATMはなし。

しかも時刻は6時40分。当然、店はまだ開いてない。

またやっちまった・・・・。

今更コンビニに戻る気力もないので7時からオープンするという道の駅の隣りの店が開くのを待つことにした。

すると開店準備をしにきていた店の人が中に入れてくれ、しかもカニの試食をさせてくれたのだった。

う、美味い!か、買わないのにごめんなさい。

で、2階にあるレストランもオープン時間前に入れてくれたよ。

や、優しいね。嬉しいわぁ。

ハンバーガーとかで軽く済ませるつもりが、なんせ寒いんで二人して昆布ラーメンを注文。

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魚介の出汁が優しいお味。

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麺にも海藻が入っている。

あー、とってもあったまったし、ゆーっくり休ませてもらったよ。

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外は相変わらずガスっている。

7時半、道の駅を出発。

知床峠へ向かう。

また・・・・、

峠、か。

そんな思いでバイクを走らせていたのだが、実はここから様相が変わってくるのである。

実はここがターニングポイントだった!

ワインディングロードを上り始めると、雲が徐々に消えていき・・・・、

眼下に雲海が見える!

ああ・・・・。

この時の感動を忘れまい。

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実際、不覚にも涙が出てしまったほどだ。

若干、雲はあるものの、この時の維水志にとって、これはもうハレソラと同じであった。

山道を上がる途中に超絶景スポットがあったが、展望台へと急いでしまった。

その絶景スポットで写真を撮ったと思われる隊長が後から到着。

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そうか、そうだったんだね、北海道。

昨日までは北海道にその味覚を楽しませてもらったんだ。

そう。

ここからは我らに絶景を堪能させてくれるんだね。

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ガスが晴れるとともに心も澄むように晴れていくのだった。

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