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俺はクマを見たんだ!

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7月2日(水) 8時15分。

知床峠から見下ろす雲海の絶景に感動した我々は、さらなる感動を求めて知床五湖を目指した。

だが、その道中、維水志は森のクマさんに出くわすのだった。

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遭遇までのいきさつはこうだ。

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知床峠からワインディングを下り、道路が二又に分かれたところを右折。

そこからまたワインディングが続く。

するといつものように後続の隊長との差が開いていくのだ。

で、維水志が随分と先行してしまったときだ。

対向車線にハザードを出して停車している車を発見。

「なにやってんだ、こんなとこで?」

と、警戒しながら速度を緩めると・・・・・。

なんと!

左側土手上方に!

く、クマさんだあ(*´▽`*)

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※写真はgoogleから拝借

こんな感じの上り坂で左側に土手がある道路の、

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上の方に普通にいた。

あんまり大きくはないが、子熊ではないようだ。

何か見つけたのか、右前足で草をかき分けていた。

しゃ、写真!写真撮らなきゃ!

あ、バッグの中だ。

いや待て。

クマって確か時速40キロ以上で走るんだよな。

まずい。

バイクを下りるわけにはいかん。

ちょっとバイクを先に進めて距離を取る。

カメラを取り出すか?

そんなふうにまごまごしていたら隊長がやって来た。

クマの存在を教えてやろうと、一生懸命土手の方を指さすのだが、別に驚いた様子もない。

あれ?もう逃げちゃったのかな?

まあいい。

どーせ帰りもここを通るのだ。また出くわすかもしれんし。

今度はカメラを肩から下げて走行しよう。

そうしてその場を去ったのだった。

3年前に北海道を家族で訪れたマイハニーが、車で麓郷へ向かうダートの途中、やはりみんなで道路を横断する子熊を車内から見た、と言っていた。

維水志自身、ここに至るまでエゾジカやキタキツネに何度も遭遇しているから、

「なんだ、やっぱ普通にクマも出るんだなあ」

と、思った。

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そうしてちょっと先の、真っ直ぐで見晴しのいい道路で風景写真を撮ろうと停車したときに、隊長に、「さっきのクマ見た?」と、聞くと、

隊長:「はあ?クマ?」

と、あろうことか見過ごした様子。

維水志:「えーっ?見なかったの!?さっき土手のほうを指指したじゃーん!」

隊:「・・・・・・。あのねぇ、維水志さん、クマなんて北海道民だってめったに見やしないんだよ」

維:「はあ!?普通に出てくるもんでしょーよ」

隊:「北海道民だって一生のうちにクマを見たことがある人なんてめったにいないんだ」

維:「マイハニーが3年前に北海道に来たときにも見てんだよ。普通にいるもんじゃ・・・」

隊:「またまたぁ。どーせ思い出作りでしょ。あれじゃない?婆さんでも見たんじゃない?」

維:「・・・(こ、この男は・・・・)」

婆さんがあんなに全身が茶色いものか!

まあいい。

俺はクマを見たのだ。得したのは維水志なのだ。

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どーも納得いかんなあ・・・・。

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こうした彼の態度はこの後もずっと続くのだ。

それは、この後、知床五湖の駐車場で「クマを見た!」と口々に言っている人たちを見ても、また、この復路でクマのパトロールカーみたいのが2台出動しているのを見ても変わることはなかった。

おまけに、その後もこの男はことあるごとに、維水志をほら吹き呼ばわりするのだった。

「この人がね、思い出作りをしようと、『クマを見た』とか言うんですよねー」

などと、よっぽど自分が見れなかったのが悔しかったのか、次に立ち寄った食堂でも店員のおばちゃんたちにわざわざ報告するのだった。

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それにしてもなんと見晴しの良い道路か。白樺が美しい。

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知床は完全に我々を歓迎してくれている。

だって、クマさんまでもが出迎えてくれたんだもの。

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8時40分。知床五湖が見られる施設に到着。

バイクは駐輪代100円である。

現在はクマが出没するため、五湖全部を見て回るにはガイドさんを雇ってツアーをしないといけないのだそうだ。

ほら、やっぱクマは普通に出るんじゃんか。

ツアーを組んでる時間もない。五湖のうち、一湖しか見られないというが、無料の遊歩道へ行くことにした。

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やはり言葉は不要。

荘厳な風景にただただ心を奪われるだけであった。

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この後、土産ショップを覘いたりして9時20分に現地を出発。

知床五湖、滞在時間、40分也。

次はウトロ漁港婦人部食堂でこの日二回目の朝食だ。

で、地図にも示したように、そこへ向かう途中、今度は道路わきにエゾジカがひょこっと顔を出した。

車間距離が空いてない今度こそは隊長も姿を捉えたろうと思って、停車時に、

「さすがにさっきのシカは見たでしょう?」

と尋ねると、

「シカ?動物らしきものは見たが、シカかどうかはわからない」

だそうだ。

もう動物を発見しても、ぜってー報告しないかんな(;゚Д゚)ノ。

どうあっても維水志の動物発見を認めない隊長なのだった。

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↑「そりゃあやっぱ、ほら、証拠写真がないと」などと、疑わずに維水志を信じて・・・

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