阿寒湖の夜は更けて
7月2日(水)。午前11時15分。
名もない展望台を出発。
午前中の出来事だけで二回も記事を更新してしまうぐらいこの日は内容が濃かった。
この翌日、ようやくガチョウ倶楽部全員集合となる。
にほんブログ村←「こりゃ絶対7月いっぱいひっぱるつもりだな・・・」と嫌な予感がしたら・・・
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11時50分、小腹が減ったんでこの日最初のセイコーマートで休憩。
次は神の子池を目指す。
12時半過ぎ。神の子池の入り口まで来た。
で、ここから2キロダートなんだわ。
2キロって結構あんのよね。
慎重に進む。さすがに有名スポットだけあって時々対向車が来る。
怖い。
ほう。
なるほどー。
で、この看板のすぐ隣りに池らしきものがあるのだけれど、まさかこれがそうなの・・・・?
裏側から回ってしまったようだが、どーやらこれらしい。
え?
こ、こんな小さいん?
まあ池だけにそうなんだろうが・・・。
それにしてもあの神秘的な青い部分はほんの一部だけなのか。
う~む。確かに神秘的ではるが・・・。
雑誌等に載っている写真って上手に撮ってんだなあ、と思わずその巧みさに感心してしまう。
他にも確かどっかに「青い池」とかあったはずだがそっちはどーなんだろう?
あるいは「オンネトー」とか・・・・。
ここをコースに入れることで随分と遠回りになるようで隊長もだいぶコース構成に苦労したようなのだ。
ま、まあでもこーゆーこともある。行ってみないとわからんのだ。
次は摩周湖第三展望台だね。
12時50分。神の子池出立。
今通って来た道をそのまま引き返す感じだ。
上り坂になると適度なワインディングになった。
暫く気持ちよく走るがすぐにスロー車先頭の団子集団の後ろにつく。
さすが超有名スポット。平日でも車は多い。これがシーズン真っ盛りの休日ならもっとすごいんだろう。
13時40分。摩周湖第三展望台に到着。
ちょっと曇ってる。
おお。ここからは屈斜路湖も見えるんだ。
摩周湖にはたぶん3回目か4回目になるのだけれど、もしかしたらここは初めてかも。
そして、維水志、ここを訪れて「霧の摩周湖」だったことがない。
常にあの真ん中あたりにある小島を目撃している。
しっかし何度訪れても神秘的な印象は変わらないよなあ。
一度でいいから下まで降りていってみたい、ってみんな思うんじゃないのか。
駐車場に戻ると、さっさと先に戻ってた隊長から、維水志ローダーを写真に撮っていた観光客が数名いた、と報告を受けた。
まあねぇ。唯一無二、だからね。
さあて、次は昼飯だ。この日の3食目、になるけど。
目的地まで20キロないのだが、トイレに行きたかったため第一展望台の駐車場にも急きょ寄っちまったらそこは有料だった。
知らないで出口から侵入して後からつられて入った隊長が怒られていた。
トイレに寄るだけなのに100円取られたんで、せめて写真だけでも撮っておこうか。
ちなみに車だと400円だそうだ。
これが第一展望台からの摩周湖。
第三展望台からの眺めで十分だと思う。そっちは無料だし。
ただしトイレも売店もないが。
14時20分。弟子屈ラーメン総本店に到着。
朝飯は2回も食ったが、昼を過ぎればちゃんと腹が減るのである。
めっちゃうまそー。
う~む。
迷うから塩・醤油・味噌、と全部揃えないでほしい。
こちとら二度と来られないかもしれないのだ。
う~ん、う~ん・・・・・。
めっちゃうまそー。
隊長は・・・・。なんだっけか。覚えてないが、ここはさすがにミニサイズはなかったはずだ。
実際、すっげー美味い(*´▽`*)
なんだろう?豚骨醤油系かしら?
ここでその日のキャンプ飯用に行者ニンニク餃子を購入する。
14時50分。
この日の最終目的地、阿寒湖畔キャンプ場に向けて出発。
あと40キロ程度だ。
すでに40キロの距離なんて10キロ程度ぐらいの感覚になりつつあった。
キャンプ場には17時までに入らないといけないが、これなら十分間に合いそうだ。
ここも途中から適度なワインディングになり、始めのうちは走行を楽しんでいたが、すぐに工事トラックの後ろに付いてしまった。
ぶっちぎることもできたが、無駄なガソリンを使うだけだし、のんびりと走ることにしたが、それまでが快調だっただけに実はここが一番長く退屈に感じられた。
遅いトラック、つまり仕事をされている方々を責めているわけではない。ちょっとそんな場面になるだけで退屈さを感じてしまうほど贅沢なライディングを享受している、ということなのだろう。
また、再びガスりまくってきた、ということもある。
地図で見ると、雑誌で読んだことのあるパンケトーとかペンケトーの近くを走ってたんだね。
まるでなんも見えなかったさ。
だがそれも知床の美しさがあったせいか、もう全然気にならないのだった。
ほどなくして阿寒湖畔キャンプ場に到着。確か16時前後だったか。
湖畔、と言いながらここは湖畔からは随分と離れているようだ。
早速受付をする。
ここでのやり取りはたぶんkazu隊長が詳しく報告するだろう。
維水志的には受付の適当な態度がとても気に入らなかった、とだけ言っておこう。
とにかく、必要な情報はこちらから聞かないと何も教えてくれない。
まずは設営だね。
実はこのキャンプツーリングでテントを張るのは三日目のこの日が初めてなんだ。はは・・・。
単身さんが知ったら怒られるぞ、と隊長がしきりに気にしていた。
フリーサイト内にバイクを乗り入れることはできないので、リヤカーで荷物を持ち込む。
リヤカーなんて何年ぶりに使ったかしら?
奥に見えるのが管理棟。手前がトイレでその前にあるのがリヤカー。
白樺が緑の中で見事に映えている、素敵なサイトだ。
ベンチをテーブル代わりにしてその上にタープを張る。
17時過ぎ。設営完了。
今日のキャンプ飯はコンビニ食材がメインなので、買い物を兼ね近くの温泉へ。
前もって温泉を調べてなかったが、確かここに来る途中、コンビニの近くで温泉の看板を見かけたような気がするし、管理棟のオヤジも「温泉はある」とだけは言っていたのでそちらへ向かうことに。
行くと、意外にも商店街っぽいところにそれはあった。
まりも温泉だ。
温泉、というより銭湯的な雰囲気である。
中はこんな感じ。
旅後に、なんとなく北海道ゼロ円マップを眺めていたら見つけた。
笑っちゃうけなあ。載ってたの、知らなかったよ。
あっちーけど、とてもいい湯だった。
帰り際、受付のおじさんが外に出てきて「バイクいいよね」と声をかけてくれた。
バイクに精通しているらしく、今では貴重な旧車を所有してるとか。
維水志は旧車に疎いので名前は忘れた。が、隊長はその価値を認識していた。
18時過ぎ。近くのセブンイレブンでレトルトなど便利食材を調達。
そして・・・・、
かんぱーい!(*^▽^*)
18時20分。宴開始。
お疲れさま(*´▽`*)
もう北海道の大地を1000キロも堪能しちゃったね。
弟子屈ラーメン総本店でゲットした行者ニンニク餃子。20個も入ってる。
隊長自慢のセラミック加工を施したキャンプ道具でじっくり焼く。
ニンニクが効いてて美味い。やっぱ餃子はニンニク入りがいいね。
この写真の後まで焼いたやつのほうがもっと焦げ目がついて、パリっとして美味かった。
これは金のカレー、だったけっか?他にビーフシチューも。
イカめしも。
ご飯のモチモチ感がたまらんね。
小さいが1個でも結構満足できるぐらいの量なのだ。
余った餃子は春雨スープの中に入れて水餃子としていただく。
最後に珍客が・・・・。
キタキツネくん登場。
・・・・やっと動物の証拠写真を撮った。
きっとキャンパーから物をもらってるんだろう、人間を全然恐れないで近寄ってくる。
だが野生動物にエサを与えるのは御法度。
北海道民の隊長はその辺はきちんとわきまえていてしっかりと追い払っていた。
普通なら野良ネコが来るところだが、さすがにこれは北海道ならでは、だね。
さすがに疲れがたまったか、23時前にはおのおののテントへ。
思えば、別々に寝るのもこの日が初めてだわ。
テント内でクマ発見の電話報告をしている維水志に対し、外から隊長が「単なる思い出作りだ」と、ここでも茶々を入れていた。
う~む。動画担当のように証拠があれば・・・・・。
単身ライダーさんの記事↓ ↓ ↓
japarider.blog57.fc2.com/blog-entry-593.html
しっかし、クマを見つけてしっかり動画まで撮っちゃう単身ライダーさんはさすがそつないよね。
翌朝・・・。
キタキツネの歯形。
簡易クーラーバッグに付いていた。
余ったイカめしを狙ったのだ。
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