ガチョウ倶楽部、最北端の地を制覇
7月4日(金)。
11時40分、道の駅てしおを出発した我々ガチョウ倶楽部は、国道を外れて海岸線をひた走り、一路宗谷岬を目指すのだった。
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地図にあるうように、砂丘のえき、と呼ばれる休憩地点に向かうまで何度も停車して写真を撮った。
実際、隊長の企画でも「オトンルイ風力発電所」「北緯45度モニュメント」はコースの一部になっている。
だが、海岸線に出た途端、その美しさに惹かれてすぐにバイクを停めた。
わーお。海の手前が砂浜じゃないなんて。見えないだけかもしれんが。
来たなぁ。随分と遠くまで。
遠くに見えるは利尻山なんだね。
風車が圧巻。
ちょうど工事中で人が写っているからその対比でデカさがうかがえる。
これが3キロぐらい続いているとか。
ここへ来て最高の天気になったよ。
空の青さがたまらん。
歩道に乗り上げられる箇所が少なくて苦労した。
先へ進むと、ちゃんとパーキングがあった。
利尻山がさらに近くなった。
なんだってもう構図が決められないからいろんなとこから撮ったさ。
この写真、とっても気に入った。最高の笑顔だわね。
風が強いんだ。
さらに進んで今度は北緯45度モニュメントへ。
これは通過点を示した標識。
ずっと手前から視界に入っていたのだが、これがなんもないところにポツンと現れてなんとも不思議な雰囲気を醸し出していたのだ。
波除け?とか書いてあったかな。
とりあえず通過した、という証に。
二人は何やらコースの相談か。
そんなふうにオロロンラインを満喫しながらさらに進むと、久しぶりに見た信号の先に「砂丘のえき」と呼ばれる休憩スポットがあった。
道の駅ではないようだ。
12時半過ぎ、ここでトイレ休憩だね。
ほほう。ふ~ん。
ここの裏が遊歩道になってるんだ。
時間があればこんな天気のいい日にゆったりと歩いてみたいものだ。
ん?
何やら二人がもめてるぞ?
単身さんがサロベツ原野に行きたいと言っている。
一方、隊長は時間を気にしている。
そーいや今日は17時までに宿に入らないといけないんだったな。
時刻はまだ12時半を回ったところか。
ここから宗谷岬までは確かあともう60キロ以上。
その前にノシャップ岬近辺で昼食を取るが、せいぜいかかってもまあ2時間程度だろう。
それで14時半。
宗谷岬から宿までは40キロだと聞いているから、40分程度あれば余裕。
ならばここで1時間程度寄り道したところで問題はなかろう。
ただ、隊長はここまでのツーで距離とかかる時間の感覚が研ぎ澄まされてだいぶ鋭くなっている。
確かに余裕がありそうだが、実際のところそうでもない、ということは維水志も実感できた。
が、ここで単身さんの納得の一言が。
「だいじょぶだって。時間が足りなかったら飯を食わなきゃいい」
確かこれを博多弁まじりで言ったような。
この一言にさすがの隊長も押し切られた。
維水志も、「うん、それが正しいな」と思った。
だって、時間はたっぷりあるも~ん。
今日の宿はジンギスカン食べ放題だし、ここは飯より景観のほうが大事。
で、Uターンし、先ほどの信号を左折。内陸側へ。
単身さんが先頭だ。
ひゅーぅ。来て正解。
高台でもないのにこんなに回りが見渡せるなんて・・・。
ホントはここも散策コースがあるんだが、そこまでの時間はない。
先を促す隊長も、ここまで来たらもう諦めたようでのんびりと牛さんの写真を撮っていたよ。
ナビなしだったので、そこからどこをどう走ったか覚えてないのだが、確かいっぱい川を渡って最後踏切を超えた後左折したことだけは覚えている。
だからこんな感じだったと思う。単身さんの言ってたように、ここでも40キロぐらい走ったのだ。
で、ここから「ノシャップ岬はどーせ何もないからカットして、昼飯を食べよう。ナビを漁師の店にセットしてちょーだい」
と隊長が言う。
だが実は「ノシャップ岬」と「漁師の店」は目と鼻の先ぐらいしか離れていない、ということが後で判明。
結局、そちらへ向かうわけで・・・・。
で、本来は赤いラインの道を行くべきだったのだが、どーゆーわけか遠回りをしてしまうのだった。
このときの記憶がすっ飛んでてどうしてそうなったのか思い出せない。ナビの指示だったのかな・・・。
おかげで混雑する市街地をわざわざ通らねばならなくなった。
その上、そこで何かのイベントをやっており、ナビが通行止めの道を指示してしまうハプニングがあったりして、もうドタバタしながらようやくと食事処に到着したのだった。
ここはどーやら宿もやってるみたいで、宿泊客のものと思われるバイクも停まっていた。
鮭番屋みたいに、オーダーは最初に食堂の隣りの店内で決めるのだ。
刺身定食にも惹かれたが、維水志は、いくつかの海鮮から自分の好きなものを3種類選べるお好み丼にした。
単身さんもそれに乗っかった。
食堂で待ってると、店の人が隣りから外を通って飯を一つずつ運んでくるのだった。
値段の幅は1300~1600円で、このチョイスでもマックスの1600円。
だったらイカなんかじゃなくてウニにして、「ウニ・イクラ・ホタテ」の最強トリオにすべきだったかと思ったが、維水志はイカが食べたかったのだ。
で、自分はイクラよりかウニが好きなのになんでイクラにしたのか今でもわからん。見た目かな?
めっちゃうまそーだし、実際、美味しくないわけがない。
具のそれぞれの量も多くて大満足だった。
この時点で15時少し手前。
ここから宗谷岬までは36キロほどだ。
うん。やっぱり余裕があるわね。
で、来た道を戻るが、維水志、さっきイベントで通行止めだったところへわざわざ入ってしまった。学習能力なし。
そこで業を煮やした隊長が先頭に立った。
そしてどこに寄るのかと思いきや、余裕もあるのだろう、北防波堤ドームに寄った。
中にバイク入れちゃう自由さがいいよね。
ちなみにうちの隊長はこーゆーことをするのにも気が引けるんだそうだ。
じゃあ出発!
まだ15時をちょっと回ったところ。16時前には着きそう。
宗谷岬から宿までは40キロ。40分弱だね。
そーいや先ほどから急激に気温が下がってきたようで、やたら寒いのである。
で、ちょっとペースを上げようと思ったら、ゆずり車線で我々を抜きにかかるバイクペアがいたので抜かしてやった。
抜かすのは構わん。
が、抜いたくせにやたら遅いのだった。おまけに速度も一定じゃない。寝てんじゃねーの?
超イラついたので途中でいったんアピールするために後ろのやつに併走したが、ドン臭いやつにそんなことしても気づいてもらえるはずはなかった。
寒さと、前を行くドン臭ペアに耐えながらようやくと見えてきた。
今回のツーリングのクライマックスポイントが!
つ、着いた。
来たね!
やったあ!
日本の最北端に、
ガチョウ倶楽部の足跡を、
三人で、
しっかりと付けた!
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