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永遠(とわ)に語ろう、ここが解散の地だ

7月5日(土)。午前8時10分に宿を発った我々ガチョウ倶楽部の一行は、解散の地を目指してひたすら南下をするのだった。

維水志はこの日の昼で離脱。

ついにこの旅のフィナーレを迎える。

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9時15分。

まずは宿から60キロほど下った地点のセイコーマート音威子府で小休止。

宿の朝食はトースト、サラダと軽めのものだったんで、ここで甘いもん、エクレアを補充。

やはり中央に向かうにつれ、トラックなど大きな車両もかなり目にするようになった。

それでも60キロぐらいで流れるんだから北海道の道路事情は恵まれている。

三人でこうして編隊を組んで北の大地を走るのもこれが最後なのだ。

次はいつ実現するのかわからない。

もしかしたら、もう二度とないのかもしれない。

そう考えるととても寂しい気分になってくる。

逆に言えば、そう思えるほど、希少価値のある中身の濃い旅をした、ということなのだ。

こんなことがしょっちゅうあったら価値観を見いだせなくなってしまうのかな?

それとも、毎年北海道に来てる、と言う人にも出逢ったが、その人のように毎年訪れたとしても毎回新たな発見があるほどに、ここはライダーにとって神秘のパラダイスなのかな?

そんな二つの気持ちが混在している。

まあでも今はこのツーリングを堪能することに集中しよう。

それにしても完全にペースダウンとなった。

しかも前を走る車が、癖、なんだろう、定期的に意味もなくブレーキを踏むのだった。

危ない。

「狼を見た」とほらを吹く少年と同じで、本当の緊急ブレーキとの区別がつかないのだ。

うんざりしかけたところで無料高速が現れたので助かった。即抜かす。

気合いの90分連続走行で10時45分、セイコーマートから80キロ先にある道の駅「絵本の里 けんぶち」に到着。

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なぜ絵本の里なのかはよくわからなかった。

というのも、建物の前で販売している焼き鳥の香ばしい匂いにすぐに惹かれてしまい、それどころじゃなくなったからだ。

そーいや、この旅でチキンを食べる機会はこれまで一度もなかったわ。

試食を勧められ、迷わずいただく。

おお!弾力があって美味い。

皮がパリッパリじゃーん(*´▽`*)

味付けは塩コショウのみ?す、すごいな。

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300円でこのボリューム!素敵!

首都圏なら500円は下らないだろう。それにこんなに量が入ってない。

特にB級グルメ展なんてひどいものだ。

他の二人もこぞって購入。

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「一つ買って、三人で分ければよかったね」と隊長が言うほど量が多かったが、まったく飽きることがないぐらい美味しかったよ。

ケンタを同じ量食べろ、と言われたら拒否するね。

それにたくさん食べておいてよかった。

後にも先にも、これが北海道での最後の昼食になるとは予想してなかったし。

そこからさらに50キロ進んだところで維水志はこれまた最後の給油。ホクレンだね。

途中に旭山動物園の看板があったからもしかしたら昔、この辺りをバスで通ったのかもしれないな。

ついでにすぐ隣りにあるセブンイレブンでちょっと休憩。

12時15分。あら、もうお昼を回ってら。

ここからケンとメリーの木までは15キロほどだ。

刻一刻と解散の地が近づいてくる。

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着いた。

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雲が素敵な感じに配列されている。

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駐車場の脇に並べて記念撮影。

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これもなかなかいい写真だ。唯一のアップかも。

ソフトクリームを売っているカフェなどもあったが、維水志のフェリーの時間を考えるとあんまり時間がないからゆっくりはしていられない。

じゃあ次はマイルドセブンの丘だね。

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ちょっと雲がかかっちゃったがみんなでいろいろと構図を考えながら撮影。

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タイマーで撮った、みんなが写っている維水志の写真は残念ながら逆光だった。

しかも位置が低すぎて背後の木が写りこんでない。単身さんの写真に期待。

さあ、じゃあ最後のポイントへ移動だ。

この時点で13時。

維水志が乗る苫小牧フェリーは19時発なのだが、2時間前の17時までに入らないといけないのだ。

隊長がもうその辺りを気にし始めている。

だいじょぶだって、隊長、ちゃんと間に合うように行くからさあ。

当初、「ファーム富田」へ行くつもりだったが、この日は土曜日なので混雑が予想される。

そこで急きょ、彩の丘、というところへ行き先を変更したのだが、これまたナビの不具合で見つからず、結局、手前に「ファーム富田」の看板があったのでそちらへ向かった。

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す、すごい人が多い。

土曜日ということもあるのだろうけども、北海道に1週間いて、こんなに人が集まっているところを見たのはこれが初めてだった。

どこのスペースも人でいっぱい。

こ、こんなに人がいたんだ・・・・。

なんか・・・・、

閑散とした場所でみんなに見送られるイメージを持っていたのだが・・・・。

姿が見えなくなるまで手を振って、みたいな・・・。

と、とんでもない勘違いだったようだ。

混雑の中、ラベンダーを見に行く。

隊長がトウモロコシを半分恵んでくれた。

あ、甘い!甘すぎる!こ、これが標準なら北海道民は他でトウモロコシが食えんよ。

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残念ながら満開までとはいかなかったが、ラベンダーのいい香りでいっぱいだったよ。

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それでもここは美しいなあ。

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ピークだともっと匂いがすごいんだそうだ。

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ここで自宅へのお土産を発送。

隊長がまた気を遣ってくれてメロンをおすそ分けしてくれた。

うんまいねー。これを数日後にまた家で食べられるんだね。

そんな、駆け足ともいえる忙しさで解散の運びとなった。

維水志はここで離脱だが、二人の旅はこれからまだ続く。

みんな、いい思い出をありがとう。

特に、隊長、素敵な企画をありがとう。

移動距離が多いことを気にしていたが、まったく問題ない。

だって、TCガチョウ倶楽部の「T」はツーリングの「T」なんだから。

ホントに、一部市街を通る時を除いて、走ることがまったく苦痛ではなかったんだ。

それよりも何よりも、短期間でたくさんの場所を訪れ、たくさんの荘厳な景色を見ることができたのが、維水志にとって最高の経験で、一生の財産となったよ。

みんなに見送られ、後ろ髪を引かれながら混雑しているファーム富田を後にした。

時刻は14時15分。

苫小牧フェリーターミナルまでは余すところ174キロだ。

受付の17時までは3時間近くある。

時間的には十分間に合うが、その一方で余裕はほとんどない。

維水志の旅は間もなく終焉を迎えようとしている。

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